海老名高等学校 > 学校概要 > 校長室より > 始業式のことば

更新日:2024年1月15日

ここから本文です。

始業式のことば

みなさん、おはようございます。

新年度の始まりです。3月の修了式で、豊かな春休みを過ごしてくださいと話しましたが、みなさん、どんな春休みを過ごしましたか?海老名高校では休み中に本校舎への引っ越しがあり、いつもよりもあわただしい年度替わりになりました。

さて、今日はAIについて話をしたいと思います。3月29日の国会でAIを用いた自動応答ソフト「チャットGPT」で作成した質問を首相に問う一幕がありました。何かと話題のAIですが、いよいよ私たちにとっても身近な存在となってきました。

実はこの3月、42期生の卒業式で、私もチャットGPTを使いました。「海老名高校の卒業式の校長祝辞を考えて」とオーダーして出てきた文章を式次第に掲載。式の途中でそれを読み、実は・・とネタばらししましたが、多くの人がびっくりしていましたから、校長の祝辞としてはそれなりに完成されていたのではないかと思います。

実は、私と同じことを考えた校長先生やPTA会長さんが全国にはたくさんいたようで、Facebookやツイッターで、そんな話題が散見されました。AIが作成した文章が意外に完成度が高いという話題が多かったようですが、試しにチャットGPTで文章を作らせてみたという校長が「でも自分は絶対に使わない」と断言していたり、いずれ祝辞はAIが考えるものになるのではといった意見があったりして、私たちはこれからAIとどのように付き合っていくべきなのか、考えさせられました。

近年、韓国・イギリス・アメリカの大学でAIを使って論文を書くという実験を行い、出来上がった論文が高い評価を受けたというニュースがありました。一方、アメリカのスタンフォード大学でAIを使ってレポートを書いた学生が不正行為で罰せられたというニュースもあります。自分の代わりにAIにレポートを書いてもらうのは、誰かに書いてもらうのと同じなので、いかがなものかと思います。では、AIは一切使わないということでよいでしょうか。「海老名高校生はチャットGPT使用禁止」

ここで、思考停止しないでくださいね。そもそもAIにレポートを書いてもらうことの何がいけないのか、ということですよ。それは、あなた自身の正当な評価でなくなること、あなたが勉強する機会を失ってしまうということ、ですよね。

では、あなたが勉強し書いたレポートで正当に評価されるのであれば、AIを道具として活用することもできると思いませんか。例えば、検索エンジンで検索するようにチャットGPTに聞くことはいいような気がしませんか?もちろん返ってきた答えが正しいかどうかは、ちゃんと検証しなければいけませんけどね。

予測不可能な未来を生きる皆さんは、根拠を持って最適解を見つけてほしいというのはいつも私が話していることですが、その時に「物事の本質をとらえてほしい」。これが今日私が皆さんに伝えたいことです。チャットGPTというAIは、いったい何者か?これとどう付き合っていくのが正解なのか。表面的にではなく、しっかりと本質(なかみ)をとらえて考えてみてください。

では最後に、チャットGPTに始業式の校長のことばを考えてもらったので、お伝えします。

 

まず、皆さんには、学校生活を通じて自分自身の可能性を広げることをお勧めします。様々な経験を積むことで、皆さんの能力や才能が開花し、将来につながる選択肢が増えます。そのためには、積極的に学びに取り組み、自己成長の機会を逃がさないことが大切です。

また、チャレンジ精神を持つことも重要です。失敗や挫折があっても、それを前向きに受け止め、次につなげることができるようになると、将来の人生においても大きな力となるでしょう。

最後に、皆さんには人間性の向上にも注力してほしいと思います。自分自身だけでなく、周りの人や社会に貢献することができるよう、思いやりや協調性を持ち、正義感や責任感を養っていってください。

by Chat GPT

私は今後も「チャットGPTは使わない」などとは言わず、何が大切なのかという本質をとらえながら、AIを活用していきます。みなさんが卒業するまでの間に私のあいさつがすべてAIによる文章になる、かもしれませんね。

新しい1年、ぜひチャレンジの年になるように。チャレンジこそが皆さんを成長させる方法です。夢に向かってチャレンジしましょう。