更新日:2024年11月20日
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校長あいさつ
神奈川県立荏田高等学校のホームページにお越しいただき、まことにありがとうございます。令和5年4月に赴任しました第15代校長宮島和彦です。どうぞよろしくお願いします。
本校について
本校は、「『文武両道で未来を拓く』をスローガンとして、『知・徳・体』の調和のとれた豊かな人間性、自ら未来を拓いていく自主性・主体性、また、自らの個性を尊重するとともに、他者を思いやる心をもつ社会性を併せ持つ人材を育成する」ことを学校教育目標として日々の教育活動に取り組んでいます。
平成5年度に設置されました体育コースは、県立学校改革により平成29年度入学生から募集を停止いたしましたが、学校のミッションにも掲げられているように、体育コースで取り組んできた成果は、教育課程や行事などに活かされ、今も学校全体の特色として継承しています。
3つの柱『情熱・挑戦・絆』
学校の教育目標の柱として『情熱・挑戦・絆』を掲げ、日々の教育活動に取り組んでいます。
○何事にも情熱と向上心をもって取り組むことにより身に付ける自己肯定感を基盤とし、「文武両道」に励みながら日々切磋琢磨し、自ら設定した目標の達成に向けてがまん強く努力する「人間性溢れる生徒」を育む。
○基礎学力の定着を図りながら、大学進学を視野に入れ、自らの可能性を信じ、課題解決に必要とされる能力の追究にねばり強く挑戦し続けることのできる忍耐力を備えた「自主性・主体性に富んだ生徒」を育む。
○学校行事や部活動等で高められた集団効力感を発揮し、近隣小中学校や自治体等との交流や連携による地域とのつながり広げるなど、絆を大切に思い、自らの考えや思いを発信する力を備えた「社会性豊かな生徒」を育む。
校内のいたるところにこれらを具現化したポスターが掲示してあります。
「わたしたちならできる」「わたしはうまくいく」
荏田高校は、「わたしたち」といった考え方ができる学校です。行事や部活動や学習、友人との生活の中で「わたしたち」を意識する場面が多いです。そんな中で生徒の成長を見させてもらうことがあります。その一つ紹介します。昨年、ある部の生徒が、校長室に、関東大会の報告に来てくれました。様々な話をしている中で、「部活動で何が得られましたか」と聞いたところ
「目標を決めて、ねばり強く努力し、達成する力がつきました」
と答えてくれました。さらに、
「競技はひとりでするものですが、仲間と切磋琢磨し、励ましあうことで記録も成果も得られました」
とも答えてくれました。
「わたしたちならきっとできる」「わたしたちはきっとうまくいく」から「わたしならきっとできる」「わたしはうまくいく」に変容したことになります。集団効力感を自己効力感に深化させたとも言えます。
荏田高校にはさまざまな学びがあります。生徒たちが自らの将来の夢を描き、その実現に向けて高校生活を充実したものにできるよう教職員一同で支援しています。
荏田高等学校の教育活動にご理解とご支援をよろしくお願いします。
令和6年神奈川県立荏田高等学校長 宮島 和彦