神奈川県立平塚盲学校学校運営協議会 開催結果 本学校の学校運営協議会を下記のとおり開催した。 1.審議会等名称 神奈川県立平塚盲学校 第1回学校運営協議会 2.開催日時 令和4年6月30日(木曜日) 3.開催場所 本校会議室 4.出席者 令和4年度平塚盲学校 学校運営協議会委員8名(本校校長を含む) 令和4年度平塚盲学校 学校運営協議会事務局教職員委員10名 5.次回開催予定日 令和4年11月29日(火曜日)予定 6.問い合わせ先 平塚盲学校 副校長 福島 敏行 電話 0463-31-1341 FAX 0463-31-5996 7.下欄に掲載するもの 審議(会議)経過 内容:令和4年度学校運営協議会の承認事項の確認について    学校運営協議会委員8名から、今年度の学校運営の承認事項    1〜3について承認いただきました。 (1)今年度の学校目標について  (2)学校運営協議会の開催計画について  (3)設置部会と主な活動内容について 会議資料 ・令和4年度第1回学校運営協議会開催要項 ・令和4年度神奈川県立平塚盲学校グランドデザイン ・令和3年度神奈川県立平塚盲学校評価報告書 ・令和4年度神奈川県立平塚盲学校学校目標 ・本校の育てたい幼児児童生徒像と各学部目標 ・令和4年度神奈川県立平塚盲学校第1回学校運営協議会  パワーポイント資料 ・令和4年度 学校要覧 内容 1.学校運営協議会成立の確認  本校校長を含め、委員8名全員出席により、本協議会が成立したことを確認。 2.学校長挨拶   学校要覧から本校の概要説明  今年度の変更点について ・ICT機器等の活用を盛り込んでいる。学びの充実のために活用する。 ・視覚障害教育を必要とする人とつながるように取り組む。 ・平塚盲学校を広く知ってもらうためのしかけを考える。 ・ホームページの充実を図る。 3.質疑応答 A委員:ICTの活用について、タブレットの活用は何年生からか。 回答:個別教育計画に基づいて活用しており、必要に応じて家庭への貸し出しも行い、教育活動に有効なツールとなっている。 A委員:ハローワーク等の関係機関と話し合う機会はあるのか。  回答:年2回の視覚障害部会で、話し合う機会を設けている。 A委員:地域の視覚障害者団体への学校案内はどうなっているか。  回答:地域の教育関係機関への広報は十分にしているが、視覚障害者団体への案内は改善の余地がある。 B委員:保護者に幼児児童生徒の成長の様子を確認できる機会を設けることで、保護者のネットワークにより教育活動の様子が伝わっていく効果がある。 C委員:ICT機器の充実と活用について、確実に進められるように、学校から声を上げいくことが必要である。 評価の観点として、子どもたちの学びが充実したかどうかについても押さえてほしい。 児童生徒数の減少と重複障害の児童生徒の増加など指導の難しさを抱えている現状があるが、地域の学校で学べるようになっていることは社会の変革として喜ばしいことではある。 D委員:「育てたい幼児児童生徒像」については個人に対応した具体的な力、例えばコミュニケ―ション力とは具体的には個に応じたどんな力を伸ばしていきたいのか等、目標をはっきりと具体的にとらえていくことが先生方の指導のしやすさ、評価のしやすさにつながっていくことになる。 E委員:教職員の働き方改革について、具体的な対策について伺いたい。  回答:ノー残業デーを毎週水曜日、給与支給日、月末の金曜日に設定し、18時30分には退勤するように働きかけている。通常は学校警備員が19時30分に施錠するので、19時10分には校内放送を入れて退勤の準備を促すようにしている。 F委員:視覚に障害のある方が地域にどのくらいいるのか。地域で困っている方も     いると思うので、ホームページ等で周知することが必要なのではないか。  回答:地域でこの学校の専門性を必要とする人が何人いるのかを正確に把握する ことは難しい現状である。1人でも多くの方とつながりを持つために、こんな団体にも周知した方がよいといった情報は本当にありがたい。 G委員:視覚障害は障害の状態や指導法において個別性が高い。教員間で過去の生徒の指導法等の伝承はされているか。 回答:指導経験の豊富な職員から指導法について、過去にいた生徒の指導法や成長の様子についての情報共有することは日常的に行われている。 G委員:専門性の継承を担うグループの方があるという認識でよいか。 回答:本校の視覚障害教育推進部については、視覚障害全般における専門性の維持継承を行っている。各学部内での教育段階に合わせた指導法については、学部内での専門性の共有によるところが大きい。中学部、高等部では各教科の10年分くらいの教材データを蓄積し、職員間で共有活用できるシステムがある。 4.部会別協議 (1)学校評価部会 ・第1回 令和4年度学校目標について ・第2回 令和4年度学校目標に関する中間評価について ・第3回 令和4年度学校評価アンケートの結果について (2)切れ目ない支援部会  昨年度は協議には至らなかったので、今年度は改めて切れ目ない支援部会の取り組み方について委員の方々よりご意見をいただきたい。 D委員:今から20年位前、盲学校の先生と知り合い、子どもたちに何ができるかを考えた。乳しぼりやバターづくりを通して、食育体験を実施しり、BBQを企画して保護者にも喜んでもらえた。また、地引網で捕った魚をプールに入れて、生きている魚を触る体験を行った。イベントを通じてつながることができた。 G委員:平塚駅でも駅長をはじめ、平塚駅の職員の方々に、点字ブロックに関する理解を深めるため、ホームでの安全など対策など協力してもらう取り組みを継続することが大切である。 E委員:横のつながりという観点から世の中の楽しさを伝えたい。味やにおい、風   にあたる感覚や高さを感じる体験等、五感に訴える経験ができるとよいの   ではないか。 C委員:平塚市は全ての障害種の特別支援学校があり教育環境は割合豊かである。「タテとヨコのつながり」という言葉が使われているが、そもそも「なぜつながる必要があるのか」というところを職員間で議論した時に繋がり方のヒントが出てくるのではないか。将来、子どもたちが豊かに生活していけるようにという願いがある。 居住する地域とどのようにつながっていくのか。今つながっている福祉の枠組みや居住地交流を手掛かりにして整理していくことが重要である。  切れ目のない部会についてはいただいたご意見をまとめ、第2回学校運営協議会にて委員の方々にお伝えし、その取り組みについて協議していきたい。 以上