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更新日:2022年7月1日

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ひらよう日記(令和4年6月)

6月第1週目

今回は、平塚養護学校の肢体不自由教育部門の小学部(通称小A)からお届けします。

今年の小Aは、感染症対策で数年お休みしていた学年を縦割りにしてグループを編成する学習を再開しています。低学年で3つ、高学年で3つの合計6グループに分かれています。

グループの名前は低学年・高学年それぞれに「あか」、「あお」、「きいろ」。

各学年での授業では取り組みにくい教科の基礎的な内容を、具体的な体験を通して取り扱っていきます。

先日の低学年の「あお」グループは、大型絵本をみんなで囲みながら、教員の読み聞かせをききました。歌のメロディにのせたページもあり、みんなが大好きなお話。一緒にきく友だちも、普段毎日過ごしている同じ学年とは違った顔ぶれで、時々周囲を見回しながらドキドキしている人もいるようです。これからも、わくわく笑顔があふれるような体験活動をしながら、自分の思いを身体の動きや発声でまわりの人に伝えよう!というテーマで進んでいく予定です。

高学年の「きいろ」グループは、少し大きな教室の床いっぱいにクッションマットを敷き詰めて、ビーチフラッグ的な2チーム対抗レースを繰り広げていました。一人一人の得意な移動の方法で、10メートル程度離れたところのボールをバスケットにシュートして戻り、次の人にバトンタッチ。腕を力強く使って這っていく人、教員の支えを受けてゆっくり歩いていく人など、一人一人が一生懸命、でも楽しそうに(実はスピード勝負ではない)自分の番で役目を果たして次の人に「よろしくね」「がんばって!」とエールを送っていました。

にぎやかに盛り上がっていますが、順番や位置関係(前、横、後ろなど)、回数、得点などの数量的な内容を、さりげなく、でもしっかりとおさえています。

次回は、また違ったグループの様子から小Aの学習についてお伝えします。

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ここからも、肢体不自由教育部門小学部(通称小A)のグループ学習についてお届けします。

小Aの学年ごとの人数は実は多少の差があり、慣れている集団の大きさが異なります。

クラス替えがないと、ずっと家族的に何年も同じ顔ぶれで過ごしがち。数年ぶりの縦割り活動でそれを特に感じたのは、高学年「あか」の学習でした。

ここは、お年頃の関係もあり少し緊張しやすい、デリケートな子ども達が多いようです。

顔合わせで自己紹介をしたり、自分の「好きなあそび」や「食べ物」など、テーマを変えながら人前に出て発表したりする時間をとっています。休み時間にはリラックスしてのびのびしている人も、コチコチに身を固めて声は小さく、顔はうつむいてしまいがち。でも、他の人の発表を一生懸命、集中して聞いてくれる仲間が「ゆっくりでいいよ」「おしえてくれてありがとう」と拍手で応援しながら見守ってくれます。公私のオン・オフが理解できているからこその態度の違いが頼もしい。いずれ本来のパワーが発揮されそうな予感がします。

低学年の「きいろ」グループは、天井からの吊り遊具で身体を大きく揺らす活動や、各種イルミネーションを使って不思議な感覚を味わう時間などを用意しています。縦割りグループは、子ども達も多様ですが教員たちも日常とは違うチームで年間計画を作り、授業リーダーや準備を分担し、大人にとっても刺激的な学習なのです。子ども達がいきいき活動しながら学べる環境づくりに、一生懸命です。教員の個性(得意技)を発揮させながら、お互いにアドバイスをして学び合い、授業の腕を磨くという面も、実はこの授業には隠されています。この日の子ども達も存分に楽しみながら、一度目が終了した後の「もう1回お願いします」というアピール練習ができていました。

グループ学習の話は、もう少し続きます。

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肢体不自由教育部門小学部(通称小A)のグループ学習の様子をお届けします。

小Aのグループ学習は、基本的に金曜日の午前中で週に1回。別の予定が入ったりすると間が空いてしまうこともあります。子ども達は毎回、久しぶりのような新鮮な気持ちで参加しているようです。

低学年「あか」グループは、人形劇遊びが鑑賞から演じる方に移り始めています。

初回は教員が声色を変えて何役も演じる「3びきのやぎのがらがらどん」を食い入るように黙って見ていた子ども達ですが、終演後にふりかえりの話をしていると、見せる側に回りたくて操作棒のついた絵人形に手を伸ばしたり、台詞に合わせて声を出したり。普段から活発な子ども達ですが、物語のあらすじをつかんで役を分担したら、他の人とのかけあいもしっかりできそうな意欲を感じました。

別の部屋では高学年の「あお」グループが、落ち着いた曲と口調の節つきナレーションで身体ほぐしの体操に取り組んでいました。肢体不自由の子ども達は、自分から身体を動かすことが少ない印象がありますが、筋緊張が自分の望むタイミングではなく入ってしまうこともあり、部分的にたくさん身体に熱をもちながら力が入っていることがあります。関節が動く範囲を保っておいたり、いろいろな姿勢をとる練習をしたりすることは、怪我や変形の防止、呼吸や精神的なコンディションをよい状態にするためにとても大切。これから暑い季節がまたやってきますが、空調や保冷剤なども活用しながら血流をよくし、教員からの刺激を受け入れながら気持ちよく安心して学校での時間を過ごせるよう、看護師や養護教諭、PTやSTといった専門職とも連携しながら丁寧に取り組みたいと思います。

小Aの活動紹介は、また後日。次回は中Aの方からお伝えします。

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6月第2週目

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今回は中A担当です!!

先日、中A2年生が遠足に行ってきました。

3年振りの遠足開催となり、小雨が降る中ではありましたが、平塚市美術館で

芸術に触れてきました(さわってはいません)。

リアルな彫刻は無理だけど、こんな感じの絵なら授業でも描いているかも?!

行き帰りはスクールバスに乗り、みな大満足でした。お出かけって楽しいね。

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今回は、中Aスポーツ集会についてです。

遠足に続いてこの活動も学部全体で行うのは3年振りでした。昨年度は学年ごとに『スポーツ大会』として行い、他学年はその様子をリモートで見学していました。

今年度は中Aの生徒も職員も誰も経験したことのない、『学部スポーツ集会』。

ソーシャルディスタンスをとっての座席指定授業参観にご協力いただいて実施できました。

手作りのポスターや体育館装飾・プログラムは授業等で生徒たちが作り、訪問級生徒からは応援の横断幕も届きました。

感動の場面や思わず笑ってしまう場面もありましたが、みんな頑張りました!!

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今回は給食についてです。

栄養士さんがメニューを考えてくれて、調理員さんが作ってくれて、介助員さんが盛り付けのお手伝いをしてくれます。

配慮食として、初期食・中期食・後期食があり、それぞれの児童生徒に合わせた食形態を用意してもらえます。

この日のメニューは

『ちゅうかふうまぜごはん(左上)・はるさめサラダ(右上)・ワンタンスープ(左下)・ぎゅうにゅうとクレープ(右下)』でした。

みんな給食が大好きで、「中Aの皆さんは残さず食べるので、気持ちいいですね!!」と介助員さんに言われています。

食べ盛りの中A生徒と働き盛り?!の中A職員です。

次週の日記担当は高Aです!お楽しみに!

6月第3週目

今回は高Aからお届けします。

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高等部では6日~17日まで2週間、学部縦割りのグループで「受注班1.」、「受注班2.」、「バスボム研究所」の3班に分かれて校内実習を行っていました。校外での実習も体験し、成長した3年生の頼もしい姿もたくさん見られました。メモ帳や名刺、バスボムなど校内からの依頼を受けて、日々仕事に取り組みました。小・中学部の後輩たちから「授業に使いたいから」と、まとまっての注文が入ったり、事務室や職員室であまりなじみのない教職員にちょっと緊張しながら営業活動をしたり、納品をしたり毎日頑張りました!

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廊下に掲示してある授業で作成した作品が入れ替わっています。今回は6月らしく高Aの教室から見える本物の花とともに「紫陽花」を紹介します。

背景の模造紙はビー玉を転がして描いています。

今年の美術は久々の縦割りグループでの授業が復活しています。担任以外の学部の教員とコミュニケーションをとることも増えました。実習を終え、美術の次のテーマは7月のスポーツ集会に向けてTシャツの作成!

また次の機会には新しい作品を公開しますので楽しみにお待ちくださいね。

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ネームプレートの活動についてお知らせします。3Dプリンターで作成しているものですが1年かけて少しずつ活動が広まり、高Bの生徒たちともコラボして製品を完成させ、高Aの生徒が注文の受付や納品を行っています。活動の広がりとともに、製品のバリエーションや地域からの依頼も増えてきました。職員室のキーホルダー、児童生徒たちの車いすやカバン、バス停からの歩道に並んだプランターに挿してある表示、教員の名刺入りネームプレート、校内の様々な学部でのメダル・・・・などなど。「こういうものが欲しい・・・」など、ご注文は高Aまで。

来週のひらよう日記は高B1年の担当です。お楽しみに!

6月第4週目

今回は高B1年生の様子をお伝えします。

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高等部では6月6日から6月17日の10日間、前期の校内実習が行われました。

ボールペンの組み立て、アラミド繊維の解体、地域活動などさまざまな作業を行いました。高B1年生ははじめての実習ということもあり、実習初日はたくさんの生徒から「緊張する」「大丈夫かな」など不安な声が数多く聞かれていましたが、実習10日目では大きな声で挨拶や報告をする姿をたくさん見ることができました。みんなの成長を感じてうれしい気持ちになりました。

今回の実習で学んだことを生かしてこれからの学校生活も頑張りましょう!!

 

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みなさんは「平塚養護学校前バス停」から平塚養護学校までの緩やかな坂道にたくさんのプランターがあるのをご存じでしょうか。現在、高B1年生の作業班では、そのプランターにひまわりの苗を植える活動をしています。

夏には元気でたくさんのヒマワリが咲くことでしょう。今からとっても楽しみです。

 

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高B1年生はスクールバスで平塚総合公園に地域活動に出かけました。

総合体育館前の広場の落ち葉掃きや、室内プールの観覧席の拭き掃除を行わせていただきました。

通りすがりの方々に積極的に元気よく「こんにちは!!」とあいさつする姿もみられました。高B1年生の進路学習の目標は「知る」です。たくさんの体験を通じて、卒業後の生活について考えていきましょう。