ひとこまコラム バックナンバー

まずは、マンガから    2013/7/26更新 【チームつながる輪〜 #13】

『カラマーゾフの兄弟』 『まんがで読破』シリーズ
イースト・プレス
(2007/8〜出版)

 2010年4月の終り。本校の図書館に初めて足を踏み入れました。 まず驚いたのが、校舎の1階という立地条件にもかかわらず、利用者が少ないこと。閑古鳥が鳴いている昼休みや放課後が多くありました。 どうすれば、利用者が増えるのか、試行錯誤の日々。そんなある日、英語教諭から、「生徒たちが著名な文学作品に触れるきっかけになれば」と、イースト・プレス発行『まんがで読破』シリーズの購入希望がでました。 早速図書館で購入し、リニューアルした絵本・マンガコーナー棚に設置。すると、すぐに群がるように生徒たちが集まりました。 (本校は、マンガは基本的に禁帯出)口コミで広まったらしく、今まで図書館に来なかった生徒たちも来館するようになり、閑古鳥はいずこ…。
 マンガだけを見に来る生徒も多いですが、そこから小説や新書などに手が伸びる生徒も見受けられるようになりました。 名作といわれるものを借りていく生徒は、まだあまりいませんが、図書館に行く、本に触れることで図書館を身近に感じてくれる生徒が増えたと思います。  図書館に行くことで、ここがどういう場所なのか知ることができ、利用方法も理解できるようになりました。実際、随分とマナーがよくなりました。
 マンガを購入するのに抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、読書や図書館利用のきっかけとなることもありますよ。

『まんがで読破』シリーズ
<長谷有希子>
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