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明るい未来は学校図書館にある!   2013/11/25更新 【チームひつじさん  #17】

『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』 『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』
木暮太一【著】
星海社(出版)講談社(発売)
(2012/4出版)

 私は司書だけど、司書らしくないものに興味があったりする。  そして、明るい未来は学校図書館にある!チームの走者に指名されたが、「羊」というよりは「山羊」の方がしっくりくる。
 もはやその存在を知っている人の方が少ないと思うが、以前「やぎの会」なる有志の勉強会を同期採用の司書を中心にやっていた。 その中で私の役割は会計担当。勉強会をしなくなって随分経つが、お金の計算と儲け話への興味は今でも変わっていない。 そんな私が最近、気になったのがこの本だ。
 現任校は専門学科なので、卒業後はすぐ就職という生徒もかなり多い。 タイトルから「今流行のブラック企業の本…?!」と勘違いして注文したのだが、労働学というよりは経済学、お金の本。 同僚のmさんに「どんな本ですか?」と聞かれ内容を説明したところ、「公務員だと売上とか費用とか、あまりピンと来ませんね」とのこと。 そう、所謂「売上げる」術がない私たちは、経済やお金のことは案外苦手分野ではないだろうか。
 でも、消費税も上がろうという今、楽しく働き、明るい未来を生きるには、いかに「費用」を抑えて「利益」を生むかが重要で、この本にはそのヒントが満載だ。 そして、社会に出る生徒たちには、満足感が得られかつ「利益」を生む働き方を知っていてほしいと思っている。 経済学と聞いただけで尻込みされそうだが、全部読まなくても楽しんで読める範囲で、拾い読みでもokというメッセージと一緒に、この本を薦めてみたい。

<高橋 晴美>
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