そうだ、”魔法の杖”にきいてみよう!2013/12/20更新 【チームひつじさん #18】
『魔法の杖 プチ』
ジョージア・サバス【著】 鏡リュウジ【監訳】 ヴィレッジブックス (2004/01出版) |
4月に転勤した学校には不思議な本がある。新刊がずらりと並ぶコーナーの一角にずっと置かれている古い本。
本棚に戻してもいつの間にか同じ場所に戻っているし、何人かの生徒がその本を開くためだけに来館したりもする。
その本の名は『魔法の杖』。読み物ではなく、開くだけで占えるという占いの本。もう10年近く前に出版され、当時勤めていた学校の本棚にもあった。
使い方は簡単。本を両手で持ち、深呼吸。イエスかノーかで答えられるような質問(これが大事!)を唱え、ここだと思ったところをぱっと開く。そこに書かれているのが質問の答えになる。
せっかくなので、新入生オリエンテーションで紹介してみた。本の説明をしてから、じゃあ私がやってみるねと、あまり話を聞いてくれない生徒たちの前で、「このオリエンテーションは成功したでしょうか?」と唱える。そしてそっと本を開くと、そこには“水瓶座の星は別のやりかたを考えてみるようにいっています”との文字が。な、なるほどねえ。『魔法の杖』侮れない…。
軽いどよめきと大きな笑い声の後、やってみたいという生徒が列を作りました。
<柴田 理恵>