ひとこまコラム バックナンバー

「読書男子」はお好きですか?2014/01/24更新 【チームひつじさん  #19】

『黒子のバスケ1〜』 『黒子のバスケ1〜』
藤巻忠俊【著】
 集英社(ジャンプ・コミックス)
(2009/4〜)
©藤巻忠俊/集英社

 生徒とひとしきりまんが&アニメ談議に花を咲かせた後、ふと考えた。
(図書館のキャンペーンボーイに、黒子、いけるんじゃない?)

 「黒子」とは、『黒子のバスケ』の主人公・黒子テツヤのことだ。
 この作品は黒子が、自分のスタイルを貫くことで示すバスケットボールへの愛が太軸となっている。
 中学時代の出来事を機に、「勝利至上主義」の天才たちに勝って自分のバスケを認めさせようと考えた黒子が、もっと深い思いから、彼ら"キセキの世代"と対決していく。その際彼は、自分の特性を活かした戦い方をするが、それがカゲの薄さなのである。そう、黒子は"ジャンプ史上最も影のウスい主人公"と呼ばれている。
 アニメ化以降、キャラ重視の見方が多いのも事実だが、「努力・友情・信頼・必殺技・勝利」とお約束の要素がバランス良く描かれていて 、楽しめる作品だ。
 そんな作品をあえてキャラでお薦めするのは、黒子の趣味が読書で、図書委員でもあるからだ。(図書委員には働いてもらいましょう!)
 等身大黒子に「読書、楽しいですよ」とか言わせたら、結構な宣伝になると思いませんか?少なくとも、生徒と私、2名は喜ぶね。

<池上 t>
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