ひとこまコラム バックナンバー
世界で一番美しい眺望の学校図書館 2014/09/02更新 【チームやまゆり #26】
『世界で一番美しい果実図鑑』
ヴォルフガング・シュトゥッピー/ロブ・ケスラー【著】 奥山雄大【監修】 武井摩利【訳】 創元社 (2012/11 出版) |
世界で一番美しい図鑑シリーズの元素、花粉、種子に続いて出版された、『世界で一番美しい果実図鑑』は、まるで工芸品の写真集のようです。イギリスのキュー王立植物園の種子コレクション(ミレニアム・シードバンク所蔵)などのコレクションの果実や種子の走査電子顕微鏡による白黒写真に彩色を施し、生命の不思議と美しさを伝えてくれます。
原題は「果実 可食 不可食、そして不可思議」と訳されています。果実の意味とは?それは、その植物の生き残りに最も重要な「果実と種子をどう撒き散らすか」ということであり、結果、散布戦略のために種子を保護する果実の色・形・大きさが多様なのだそうです。
そんな植物の思惑と関係なく、我々見る者に深い感動と安らぎを与えてくれます。
農業高校ということもあり、少々高価だが購入して本当によかったと思います。
三浦半島にあるこの学校の図書館は三階の端にあり、校内一のロケーションを誇ります。天気が良ければ畑の遠く向こう側には富士山が見えます。生徒は図書館にコミックを読みにリラックスしに来たり、調べ学習や部活動をしに来たりします。
生徒数約100人の大きなファミリーのような学校なのでお互いを良く知っていて、本のリクエストは御用聞きに行くので、リクエスト本は受け入れた本の約四分の一になります。
<今年のトマトは豊作>