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難しくも楽しいユニット折り紙 2016/07/25更新 【チームやまゆり #49】
『かならず作れるユニット折り紙 色とかたちで楽しむ多面体』 (実用best books) 北條敏彰【著】 日本文芸社 (2016/01発売) |
図書委員会で文化祭の展示の準備をしていたとき、生徒たちの間で折り紙がちょっとしたブームになりました。最初は鶴や手裏剣などの定番ものを折っていたのですが、物足りなかった生徒の一人が「ねえ司書さん!折り紙の本あるよね!?」と聞いてきました。そこで参考になりそうな本を探していた時、目に付いたのが『かならず作れるユニット折り紙』です。
ユニット折り紙とは、ユニットと呼ばれるパーツを組み合わせて一つの立体(多面体)にする折り紙のことをいいます。この本では30種類以上のユニット折り紙が紹介されていました。難しい組み立て方も、図で分かりやすく紹介した本となっています。パラパラっと見ただけだと、できるかな、大丈夫かな、と心配になりましたが、「すげー!」「これかっこいい!」「作ろう!」と意気込んでいる姿を見て安心しました。私が心の中で、すごい!と思いながら見ていたら「司書さんも手伝って!パーツ足りないから折って!!」と呼ばれてしまったため、不器用な司書も仲間入り。気づいたら組み立てまでやってしまいました。
1年に1回、文化祭の時期に利用があるだけで貸出記録も付きません。しかし「今この瞬間に必要な本」があって、すぐ提供できることは大事なことかなと感じました。
<仙崎 敦子>