ひとこまコラムリターンズ 第39走者

「図書館あるある」も楽しめます   2021/11/29更新 

『図書館の殺人』


『図書館の殺人』(創元推理文庫)
青崎有吾【著】
東京創元社
(2018/9)

 図書委員長にオススメされたこの本をきっかけに、委員長・副委員長との3人で読書会をしました。その時の模様をどうぞ!

司書 「この本を読んで、『図書館に遺体があったらどうしよう!』って思っちゃった」
Tさん「僕はこの本に出てくる高校は、地名や特徴から、うちがモデルなんじゃ
   ないかって思ったんですよね」
Yさん「この本に出てくる登場人物は、僕らと同じ高校生。青春や日常が描かれる
   中で、『事件』という『非日常』に巻き込まれていく。そんな境界線がリアル
   だったり、憧れだったり……」
司書 「本が凶器になるなんて、ホントに非日常だよぉ」
Yさん「実際に1kgの本で人が殺された事があるそうです」
Tさん「僕は大好きな図書館を別の視点でみられて面白かったな。あと、主人公はだら  
   しないけど、頭脳明晰な高校生探偵。感情移入しにくさが逆に魅力的でした」
司書 「Yさんがミステリーにはまったキッカケは?」
Yさん「お気に入りの1冊を見つけてから、ミステリー沼に(笑)。ネットでオススメ 
   ミステリー小説を探すうちに、このシリーズに出会いました」
Tさん「いつもゲームの話しかしないのに、本の話をし始めた時、凄くビックリしたの
   を覚えています」
Yさん「沼にはまると、誰かに話したくなっちゃって(笑)」
司書 「読書体験がその人の話す内容にまで影響するって事だね!」
Tさん「紙の本のいいところは、その人が何の本を読んでいるかがわかる事かな。電子
   書籍だとそうはならないから」
司書 「『その本何?』ってなるもんね」
Yさん「僕の読んでいた本から読書会にまで発展するとは、まさにミステリーですね
   (笑)」

<おんわかさん>
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