ひとこまコラムリターンズ 第70走者
「使える図書館」でありたいです。
2024/07/01更新
『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』 西尾維新【著】 講談社 (2002.02) |
学校というところは、4月になると利用者がガッツリと入れ替わります。今年も多くの常連さんが巣立っていき、新しい利用者が訪れました。新入生は利用のオリエンテーションが図書館で行われるので必ず1回は図書館にきます(3年生になるとだいたいそれを忘れているものです。「初めてきた!」いやいや2度目だよ)。その時の感想としては「本がたくさんある!」「広い!」そして「マンガがいっぱい!」です。中学校と違うところがとても新鮮なようです。こちらとしてはいろいろな本を見てもらいたいんですが、まぁしょうがないです。図書館利用の第一歩として借りまくっていただく。
と、そんななかで「この本の続きを読みたいです」と書庫にある本を求めてくる人がちらほら。本館では1巻だけ閲覧室に出して続きは書庫に入れているものが多いのです(棚がいっぱいになっちゃうので)。ちょっと古い本だね。え、君たち生まれる前の本じゃん。え?なんで? 聞いてみると「中学校には途中までしかなかった」んだそうです。とっても喜んで最後まで借りていきました。これだから古くても処分できません。
最近は映画やドラマ、アニメもいわゆる「原作もの」が多くて、それらを求めて図書館にくる利用者が多いです。そういった方々にも、「続きが気になっちゃった」方々にも「あそこに行けばある!」と「使える図書館」でありたいと思う今日この頃です。
<min>