更新日:2021年10月6日

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けやき第201号

「授業はみんなで考えます」

 

日頃、授業を見る時は、「分かった」や「出来た」という表情や反応など、今この時に起きている事を見届けたいと思っています。さらに授業後に良かった場面について担当の先生と話し、指導の工夫を聞くことは私の楽しみとなっています。

同時に授業が子どもたちの未来にどうつながるかも気にしています。小学部の個別課題は一人ひとりの中でどんな力になってどこへつながるか、中学部の総合はどのように心に残るのか、高等部の作業学習の達成感は何につながるか、分教室の選択授業はこれからの生活にどう影響するのか、というように。

今年瀬谷養護学校は、卒業後の毎日のことを学校全体で想像するという統一した方向をより意識しています。同じ教科担当教員の学部を超えての意見交換や、高等部の校内実習を小学部の子どもたちや他学部教員が見学することなど、子どもたちの未来をみんなで一緒に考えていこうと試みています。

それに加えて、子どもたち自身が授業で何を感じて、何を学びたいかをキャッチする事を忘れずにいたいと思います。学びの主人公の子どもたちと一緒に授業改善を進め、「楽しく」「分かる」授業を増やせるよう、自分なりに授業に参加したいと思う毎日です。

今学期も引き続き、感染症予防にご協力いただき、安全で円滑な学校生活となりましたことに改めてお礼を申し上げます。夏休みが安心して楽しくすごせる時間となるようにと願っています。

  (教頭辻田淳子)