更新日:2021年10月6日

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けやき第202号

「つながりの木」

 校内に一本のはなみずきの木があります。春、桜のあとの時期に、うすいピンクの花が咲き、春から初夏への季節の移り変わりを知らせてくれます。秋にはつややかな赤い実がつき、葉っぱが深紅に色づいて、季節ごとに目を楽しませてくれる木です。

 この木は、本校小学部在籍中に、不慮の事故で亡くなられた児童を偲び「つながりの木」と名付けられて、平成23年3月に植樹されました。それ以来、ぐんぐんと樹勢を伸ばし、本校の児童生徒の成長を静かに見守っています。

 その児童の保護者の方が経営する会社から、「神奈川県まなびや基金」を通じて継続的に寄附をいただいており、今年も寄附をいただきました。児童生徒のための教育環境整備に役立ててほしいというお気持ちを受け、今後活用方法について検討していく予定です。

 一本の木にこめられた、多くの方々の思いや願いを、次につなげ、広げていきたいと思います。

                                       (校長 片山葉子)