更新日:2022年1月14日

ここから本文です。

けやき204号

                    『卒業してもなお』

                                

 先日、90歳になるという卒業生のお母さんから学校へお電話をいただきました。その卒業生は瀬谷養護学校第9期の卒業生で、今でも元気に働いて絵を描いているとのこと。卒業してからも同窓会を開いて毎年のように集まっていたそうですが、だんだん年月が経ち、たくさん集まっていた同窓生もいろいろな事情で集まるのが難しくなり、同窓会開催の会費として集めていたお金があるが、もう何年も使うことがないので学校に寄付したいというお話でした。そのお金はお気持ちだけいただいて寄付は本校ではなく、地域の福祉施設にしていただくことになりました。

 本校は今年開校50周年。開校から10年経たなかった本校を今でも大切に思ってくれる保護者と卒業生がいる。こんなに嬉しいことはありません。本校の礎を作ってくださった先人たちの知恵と精神が、学校を大切に思ってくれる卒業生を育ててくれました。

 今までの50年、これからの50年。どちらも大切にしながら児童・生徒、保護者の皆様と瀬谷養護学校をより良い学校にしてまいりたいと思います。

 これからもよろしくお願いいたします。

                                   (教頭 鈴木 剛)    

現在、情報はありません。