更新日:2024年10月3日
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新栄高校は昭和58年4月に、県立高校百校新設計画の中の1校として開校し、昨年度創立40周年を迎えました。本校のこれまでの発展にご尽力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
本校の教育方針の一つとして「生徒を丁寧によくみる」ということを掲げています。多様な生徒たちに対して、いかに一人ひとりに寄り添った支援を展開するかが問われる現在、日々の教育活動の中でこの方針の重みを実感しています。
本校の中庭にある創立10周年記念樹の桜の木は、今年も見事に花開いて新入生を迎えました。貫禄あるその姿から、伝統ある新栄高校の生徒達の成長をこれまでずっと見守ってきた強さと温かさを感じました。創立40周年を機に制服を一新しましたが、この新制服も本校の魅力の1つになっています。このように、伝統を引き継ぎながら新しい息吹を取り入れ、新栄高校は一歩一歩前へ歩んでいます。
令和4年度から在県外国人等特別募集を開始したことを踏まえ、関係機関の協力を得ながら、外国につながりのある生徒達の支援にもあたっています。令和6年度には1年生から3年生までのすべての学年で在県外国人等特別募集により入学した生徒が揃い、学習面での支援や日本語支援等の一層の充実を図っています。また、学校全体の取組として、生徒が国際的な視野を広げることができるように、諸外国との学校間交流や地域行事への参画等を通して、国際理解教育を推進しています。
さらに、平成16年度に設置された「みどり支援学校分教室」との交流を長年にわたり精力的に継続しており、本校における多文化理解教育とインクルーシブ教育がますます深化することを目指しています。
第16代校長として、これまでの歴代校長が守ってきた新栄高校への熱い思いを自らの使命と課し、大切に引き継ぎつつ、本校がより一層の進化を遂げるよう力を尽くしていく所存です。
本校のさらなる発展のため、これからも皆様のご指導とご支援を賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和6年4月5日
神奈川県立新栄高等学校長
吉田 悦子