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学校長挨拶

 

「本物」を目指して 新城高校

校長 林田裕之

 

 神奈川県立新城高等学校は、地元の熱心な誘致活動によって昭和37(1962)年10月に創立、昭和38(1963)年4月に開校しました。開校以来の全日制の課程・普通科を継承し、校歌の一節にもある「清楚質実」(清らかで飾らずまじめなこと)を校訓としています。校章には、地域の古い地名である橘樹(たちばな)郡にちなんで、橘の紋章がデザインされています。令和6年度には創立62年目を迎え、令和6年3月に卒業した59期生を含めて2万人を超える卒業生を輩出してきました。

 生徒一人ひとりが自分の未来を見据え、社会をたくましく生き抜く力を身に付けられるよう、次のことを目標に掲げて日々教育活動に取り組んでいます。

 

1 広い学力の向上と主体的に学び、行動する力を養う

2 多様性を尊重するコミュニケーション力と協働力を培う

3 自己を確立し、社会性と調整力に富む人材を育成する

 

 在校生を中心に、それを支える保護者や2万余の同窓生の皆様、さらには地域や関係者の皆様とのつながりを大切にしながら、学習はもとより、学校行事や部活動等のあらゆる教育活動を通じて、知的探究心に富み、多様な価値観を受容し、他者と協働しながら、社会が抱える諸課題の解決に向けて主体的に、そして忍耐強く取り組むことができる人材の育成を目指しています。

 

 「清楚質実」を校訓に掲げる新城高校は、「本物を追究する場」であると思っています。「本物」が示しているのは、まさに生徒たちの「本気」です。驕ることなく、臆することなく、何事においても全力投球することで初めて見えてくる「真実」が新城高校にはあります。

 時代ごとに様々な困難に直面しながらも、新城高校は60余年の歴史を刻んできました。その間、途切れることなく脈々と続いた生徒たちの活動。その一つ一つの積み重ねが伝統を築き、文化となっています。新城高校が築き上げてきた「本物志向」という文化は、よりよい社会の構築には不可欠だと確信します。そんな信念を心に抱きながら教職員一丸となって日々の教育活動に邁進しています。

 これからも新城高校に関わる全ての皆様のご理解を賜りながら教育活動を発展させてまいります。引き続きのご支援をお願いします。

そのほかの本校の教育の特徴

本校のシチズンシップを育むキャリア教育は平成27年1月21日、文部科学大臣より表彰される栄誉を得ました。平成28年度からはこの実績を土台に、全国に先駆けて新科目「公共」の開発に取り組んでいます。

19,005名 新城高校の卒業生の数です。同窓会「城友会」が現役生をバックアップしてくれています