ここから本文です。
本校は昭和62年(1987年)に開校し、本年で創立35年目を迎えました。
横浜市中心部から北西に3.3km、
横浜駅、新横浜駅、どちらからも20分以内の、
周囲をキャベツ畑とみそ工場に囲まれたのどかな丘の上にあります。
人にとって学校とはどんな場所でしょうか。
学校とは、おとなになるための準備をする場です。
歴史の流れの中で残ってきた、時代が変わっても変わらない大切なことを学び、
そのためにまちがいや失敗をすることが許され、
新しい社会を創り出していく勇気と知恵を身につける場であると考えています。
本校も、そんな場所になることをめざしています。
詳しくは、グランドデザインをご覧いただければと思います。
本校は、令和2年度より、インクルーシブ教育実践推進校として出発しました。
具体的には、知的障がいのある生徒とない生徒が、同じ教室で高校生活を送ることとなります。
「ともに生きる社会を実現する」という「かながわ憲章」の具現化に向けての挑戦です。
手探りで進めていくこととなりますが、障がいのある生徒にとっても、障がいのない生徒にとっても、お互いによい刺激をなって、ともに成長できる暖かな学校を創りたいと念じております。
城郷高校は、ごく普通の公立高校ですが、インクルーシブという理念を得て、ゆたかな普通を創りたいと思っています。
今、全世界は新型コロナウイルスの猛威の下、多大な困難を強いられています。
学校現場も例外ではありません。
子どもたちにとっても、学校にとっても、厳しい試練の時です。
しかし、試練は成長の糧でもあります。
新たな未来を作る試みに参加をしたい。
自ら新たな未来を創ることに挑戦したい。
そのようなチャレンジ精神のある生徒が入学してくれることを願っています。
21世紀を生きぬくたくましい生徒を育てたいと考えております。
多くの方々の知恵と力をお貸しいただければと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
全日制普通科の高校として、生徒一人ひとりの学習や進路等の目標の実現に応えるため、学年制によるカリキュラム・マネジメントに学校全体で取り組み、学力の育成、豊かな人間性や社会性を培い、社会的・職業的に自立することをめざした学校づくりに取り組む。教育課程については、共通教科・科目を中心に、生徒の特性や地域・学校等の実情を踏まえながら、普通科として適切な編成を行う。
これまで、広く社会に貢献できる人材の育成をめざし、基礎的・基本的な知識・技能の習得とそれらを活用する力を育成し、主体的に学ぶ意欲の醸成を図りながら、シチズンシップ教育の研究に取り組んできた。また、生徒の主体的・対話的で深い学びの視点から、授業の質の一層の向上を図る等、これからの時代に求められる資質・能力の育成と社会に積極的に参画する意識の醸成に向けた教育活動の充実に取り組んできた。今後は引き続き、学校全体で、「教育課程研究開発校(新科目『公共』に係る研究)」として研究開発に取り組み、その成果を地域の県立高校に様々な機会を設けて普及するとともに、さらに「インクルーシブ教育実践推進校」として、共生社会の実現をめざし、知的障がいのある生徒が高校教育を受ける機会を広げながら、教育課程や進路支援の研究開発、実践に努め、すべての生徒が共に学び相互理解を深める教育を推進し、「インクルーシブな学校」づくりに取り組む。
生徒の安全、安心の確保に努めるとともに、学校運営協議会制度の導入により、地域等との協働による、地域に開かれ、地域と共にある学校づくりに取り組む。配置された職員に対する計画的な人材育成と、個々の資質・能力がいかされる人事評価・人材配置を行い、学校教育力の一層の向上に取り組む。県立高校改革実施計画における指定校等として、県教育委員会との協力・連携を密に、将来を見据えた適切な学校経営に努める。副校長、教頭はじめ、全ての職員の言葉に耳を傾けつつも、所属長たる校長として「決断する覚悟」をもって職に当たること。