更新日:2024年9月4日
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本校は、神奈川県立港南台高等学校と神奈川県立上郷高等学校を再編統合し、上郷高校の校舎を活用して平成21年4月に開校しました。校名の「横浜栄」は所在地の「横浜市栄区」からつけられており、2つの学校の伝統と文化が融合して再編された単位制普通科高校です。
本校の立地は横浜市港南区と栄区の境に位置し、旧武蔵国と旧相模国の国境でもありました。その栄区側の南斜面を活用して本校の校地があります。最寄り駅のJR根岸線「港南台」駅から学校までは市街地ですが、学校を境に広大な「市民の森」につながっており、幹線道路からは見えない生徒の学び舎はグラウンドと森に囲まれた自然豊かな教育環境です。この環境を活かし「ホタル観察会」等、地域に根差した取り組みも行っています。
本校開校後は「単位制普通科」として、生徒一人ひとりのニーズに合わせた授業展開をしており、3年間の学びの中でおのずと自分で自分を磨く姿勢が身についていきます。3つのラウンジと2つの自習室を備え、早朝から夕方までラウンジでは協働して学ぶ生徒の姿、自習室では個別に学ぶ姿を見ることができます。本校では、すでに伝統ともいえるこの学びのスタイルを、新しい教育の姿である個別最適な学びと協働的な学びに直結させていきます。
本校は、平成31年度より神奈川県教育委員会より「プログラミング教育研究推進校」の指定を受けています。プログラミング的思考や協働して問題を解決するプロセスを授業展開に取り入れ、教育活動の充実に取り組んでいます。令和4年度入学生からは、一人1台端末の購入をお願いし、全教科で新しい時代の学びにも対応した取り組みを推進しています。
放課後は8割を超える生徒が部活動に取り組んでいます。ラウンジにつながる中庭や広いグラウンド、高台の5面のテニスコート、森に囲まれた弓道場、体育館、卓球場、格技場ならびに県有地である外周道路まで、校地のすべてを使って運動部が活動しており、校舎内では音楽室、視聴覚室、多目的ホール、作法室などで文化部が活動しています。コロナ禍の生徒にとって校地内はオアシスのように感じるかもしれません。
本校は自ら未来を切り拓く人材の輩出を目指します。単位制の仕組みを最大限に活用し、自ら深い学びを求める生徒を育てていきます。そして将来、地域・県内で、また国内外で活躍する姿を願って日々の教育活動に邁進してまいります。
第6代校長 相川 修一