厚木商業高等学校 > 厚商NAVI(校長室より)
更新日:2024年3月27日
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本校は、「高度経済成長期」と言われる昭和47年に、全国に誇る施設と新しい商業高校として、商業科2クラス、秘書科1クラスの3学級で始まりました。その後、秘書科の廃止、情報処理科や国際経済科の新設や廃止など、時代の変遷とともにバランスのとれた学科構成に変化を遂げながら、平成25年度には現在の総合ビジネス科となり創立から52年の歴史を刻んでまいりました。この間14,000人を超える卒業生が本校を巣立ち、それぞれの分野で活躍をしています。
近年、企業や地域の持つマンパワーや資源を最大限に生かした学習を実践し充実させるとともに、部活動においても関東大会、全国大会への出場やソフトボール競技においてはオリンピック選手を3名輩出する学校として成長を遂げて参りました。ここで、ひとまずの完校を迎えますが、商業教育が時代の変化とともに進化を遂げながら、さらに成長して行くことを願っています。
本校は、隣接する普通科の厚木東高等学校と再編・統合し、「厚木王子高等学校」となります。再編・統合とは厚木商業高校が校名を変えるという単純なことではありません。歴史や文化が異なる2校のそれぞれの良さを受け継ぎ、「異なる学科の併置校だからこそできることに挑戦する学校になる」ということです。厚木商業高校を創設した諸先輩方の思いを受け止め、新たな教員、仲間、施設、環境を活用しながら、臆することなく自分のありとあらゆる可能性を信じて様々なことにチャレンジすることで、厚木王子高校を卒業するすべての生徒が社会に貢献していく「人財」となることを期待しています。
完校式のあとに年度末の「終業式」にあたる、令和5年度の「修了式」を行いました。また、続いて離退任式を行いました。生徒たちはお世話になった教員一人ひとりのことばを胸に刻んでいるように見えました。
「厚木王子高校」の情報は、新しいタイトルで発信する予定です。お楽しみに。
完校式を除き、厚木商業高校として行う最後のイベントとなります。
令和3年度以降、新型コロナの影響を受け続け、多くの行事が中止や延期、規模を縮小しての実施となりました。球技大会も、そのひとつと言えますが、学年ごと、密を避けてグラウンド競技(ドッジボール)のみに限定するなど感染予防対策を講じながら実施して来ました。
最終回となる今回は、新型コロナが5類へ移行したこともあり、全校での実施ということにしました。2つの学年が交流して行う行事となり、今まで以上の盛り上がりを見せた球技大会となりました。
この行事が終わると、いよいよ春休みとなり、桜の開花と共に新校の生活がスタートすることになります。
厚商NAVIも目標の120回を達成しました!いつもご愛読をいただきありがとうございます。
3月14日(木)、15日(金)の2日間,緑ケ丘小学校で小学校3年生を対象に「そろばん教室」を実施しました。
この取組みは、地域の金融教育力を高めるために、商業の専門学科設置校である本校生徒が、地域の小学生とフィールドを共にし、教科学習活動を通して交流することで自らの実践力の向上と小学校の支援を行うことを目的に実施するものです。
以前の「金融教室」とは違い、講師は本校の本多教諭が務め、アシスタントとして簿記部の生徒7名が児童の指導にあたりました。
初日は、そろばんの各部の名称や使い方から基本的な足し算、引き算について学ぶ授業でした。総じてこどもたちの反応はよく、高校生の助けを借りながら、用意されたプリントの計算問題にしっかりと取り組んでいる姿が印象的でした。
3月13日(水)、2,3校時を利用して連携企業による「金融教育」の授業を実施しました。
日頃、デュアルシステムでお世話になっている野村證券株式会社厚木支店様のご協力をいただき、1年生5クラスを対象に実施したものです。
講師はウエルスパートナー課の金子幸治様が務められました。今後、お金の価値が変わってくるという情勢や18歳に引き下げられた成人年齢という背景を踏まえ、「今、なぜ金の勉強が必要なのか?」という問いかけから始まり、貯蓄と投資、投機の違いや株式の説明などを専門的な見地からお話しいただきました。
野村證券株式会社厚木支店様には、昨年度より課題研究や生徒による出前授業の監修など生徒の学力向上のために多大なご尽力をいただいています。
授業のまとめとして、支店長の保呂貴子様から「お金を循環させることで経済を活性化させる」という考え方、投資と投機の違いなどポイントとなる点について、ご家庭でお子様に実践した金融教育のエピソードを引用されながら、高校生にもわかりやすく「将来に備えて大切な資産を守るために、若い世代が今後考えるべきこと」について示唆に富むお話をいただきました。
いよいよ桜のつぼみも膨らみはじめ、新しい年度の近づきを感じさせます。
3月16日(土)から19日(火)までの期間で、女子ソフトボール競技第42回全国選抜大会が静岡県富士宮市富士山スタジアム等の球場で開催されます。
厚木商業は、初戦に佐賀女子短期大学付属佐賀女子高等学校(佐賀県)と対戦し、勝利すると次は啓新高等学校(福井県)と、強豪校との対戦が続きます。厚木商業・厚木東高校の1年生で構成された新チームですが、臆することなく自分たちの力をいかんなく発揮してほしいと思います。
12日(火)には、全国選抜大会の応援に、小林常良前厚木市長が来校されました。
「みなさんは、厚木市の誇りです。勝つという強い思いで試合に臨んでほしい。16日の試合は応援に行きます。」と熱い言葉をいただきました。厚木市長在職中にたびたび本校ソフトボール部の応援をしていただいた小林常良前厚木市長の思いと言葉を力に代えて、一つひとつの試合を大切にして自分たちのベストパフォーマンスを発揮することができるように取り組みます。
3月9日(土)に「PTA理事会」を行いました。本年度、厚木商業高校で開催する最後の理事会となります。
今回は、理事会の後、学校徴収金運営協議会、記念事業実行委員会を開催しました。特に、統合によるPTA組織再編に向けた準備やPTA役員の入会案内の段取りなどを、新年度「厚木王子高校」として行うPTA総会を視野に入れて確認等をしました。
3月1日に挙行した卒業式については、PTAのみなさまのご協力で厚商としての最後にふさわしい感動のある卒業式とすることができました。
いよいよ次年度に向けた準備が始まります。厚木王子高校となっても引き続き生徒の健全な成長を図るためにご支援・ご協力をいただきますようお願いいたします。
3月5日(火)に「デュアルシステム懇話会」を開催しました。4月より厚木王子高等学校となることを見据え、今回は厚木東高等学校梅澤広昭校長にもご参加いただきました。
平成30,31年度神奈川県産業教育審議会「地域等との協働における実践的な職業教育及び看護・福祉に関する学科のあり方」の報告に基づき、地域の産業を支える担い手を育成するための学校外教育活動として、令和4年度より「厚木商業高校版デュアルシステム」を課題研究の授業に位置付けて実施しています。
課題研究における「実験・実習、作品制作の質」や「実学的視点」などをさらに向上させるために、地域の企業・団体を中心に支援をいただきながら実施している取組です。
今回は、協力企業等9社のうち、厚木商工会議所、㈱エーアイテクニカ、田中紙業株式会社厚木工場、野村證券株式会社厚木支店の皆様に参加をいただき、本年度の取組を振り返りながら次年度に向けた課題の整理などを行いました。
今年度の取組の成果と課題を整理し、次年度の学習活動へフィードバックしたいと考えています。地域の企業の皆様の力を借りながら、今後も「地域と協働した探究学習で、広い視野と挑戦する姿勢」を更に育んで行きます。
「胡蝶蘭(こちょうらん)の栽培」は、継続して4年目となります。ラン栽培に詳しい人たちの助言をいただきながら実験的に育てています。
以前にも何回か、この紙面で紹介したこともあり、地域の花屋さん、過去にお世話になった方々から 新しい胡蝶蘭を頂戴することが重なり、鉢の数が次第に増えてきました。
先日東京で開催された「世界らん展2024-花と緑の祭典-」に行きました。洋蘭、東洋蘭、日本の蘭など約3000種、約10万株の蘭が展示されていましたが、花に詳しくない私でも、改めて蘭の花の魅力を感じて楽しむことができました。
白い胡蝶蘭に、ピンクの胡蝶蘭、そして袋状の唇弁(しんべん:くちびる状の花びらのこと)が特徴的なラン科植物で「パフィオ・ペディルム」という品種も加わり校長室は一層あでやかな雰囲気になってきました。
生徒の皆さんも、ぜひ鑑賞に立ち寄ってみてください。
関東地方の桜の開花予想日が発表されましたが、例年よりも早い開花になりそうです。厚木王子高校の入学式は4月8日予定ですので、満開の時期を過ぎてしまうかもしれません。
令和6年3月1日(金)に、厚木商業高校として最後となる卒業式を挙行しました。
第50期生は在籍186人で、昭和47年度開校以来、本校は14,000人以上の卒業生を輩出してきたことになります。
第50期生には、完校する本校の歴史の節目にふさわしい輝かしい活躍がありました。最近の例でいうと、ソフトボール競技でアンダー18日本代表チームに選ばれた人、日本商工会議所主催の簿記検定1級に現役で合格した人、部活ドリーム大賞で準グランプリ賞に輝いたこと、またアクティブ賞、キャプテン賞を受賞した人、荻野中学校、緑ケ丘小学校で行った金融教室で講師役を務めた人など、それぞれが大きく報道され地域に対して本校の取組を広く発信することに貢献しました。
また、ほかにも体育大会・商楓展などの学校行事、各種イベントや、部活動で表彰されたり、関東大会や全国大会へ出場する原動力になったりするなど、いろいろな活躍がありました。
一方で、今年は新年から立て続けに激甚災害や事故が発生しました。特に元日に発生した能登半島地震では大勢の方が亡くなり、また「生命」は助かっても「生活」や「人生」を大勢の方が奪われました。大規模災害の報道を目の当たりにして、卒業生の皆さんの中には、改めて命の大切さを再認識した人、いつ、どこで激甚災害が発生するかわからない状況の中で、私たちが「生かされている」ことに気づいた人もいるかもしれません。
卒業生のみなさんには、一度限りの人生だからこそ、これからの一刻一瞬の時間を「わが命、我が人生」と捉え、日々精進してほしいと思います。また、一度限りの人生だからこそ、「挑戦」を続けてほしいと思います。厚商を卒業される皆さんは、社会にとって新しい時代を切り拓く貴重な「人財」です。自分の可能性を信じ、学び続けることでさらに大きく飛躍されることを期待します。
昨年実施した荻野中学校での金融教育に続き、2月2日(金)に厚木市立緑ケ丘小学校で5年生3クラスを対象に実施しました。
この取組みは、学習指導要領が改訂され、金融経済教育の重要性が高まって来ているなかで、地元の小・中学校における授業の支援として「金融教育」のオファーを受け、小・中学校側の了承を得て生徒による「出前授業」を行うもので、今回は、小学校からの依頼を受けて実施しました。
緑ケ丘小学校長、教諭、神奈川県教育委員会高校教育課高校教育企画担当課長、指導主事、厚木市教育委員会教育指導課長・指導主事、厚木東高等学校長、野村ホールディングス株式会社サステナビリティ推進室長、野村證券株式会社厚木支店長、湘北短期大学教授が参加して、4時間目には懇話会を実施し、振り返りを行いました。
今後も、地元(厚木市)における学校間連携(小・中・高・短大)、早期発達段階における金融リテラシー教育の促進、地域貢献活動の促進、職業教育における生徒の主体的な学び・協働的な学びの育成等を目指してこの取組みは続けていきたいと思います。
さらに、商業高校での学びの成果を市町村立学校の児童生徒や教員の皆様にアピールする良い機会にもなっているようです。講師となった生徒たちも小学生にも理解しやすいように、教材や話の仕方を工夫するなど努力をした結果、参加者から高い評価の言葉をいただくことができました。
緑ケ丘小学校は厚木商業高校から徒歩5分の位置にあることもあり、今回は普通科の教員も見学に来るなど、大勢の大人が見守る中で、高校生は自信をもって授業を行っていたことが印象的でした。
今回は、神奈川新聞社、タウンニュースの記者から取材を受けました。先進的な取組みに対して、生徒・職員から熱心に聞き取りをされていました。
優れた成果や実績をあげた部活動をたたえる本年度の「かながわ部活ドリーム大賞」(神奈川県教育委員会主催)の表彰式が1月27日(土)、神奈川県立総合教育センターで行われました。県立厚木商業高校は4部門で表彰対象となり、準グランプリを獲得しました。表彰対象となった4部門は次のとおりです。
1 【アクティブ賞】マーケティング部
2 【キャプテン賞】簿記部・珠算電卓部部長の平野海斗さん
3 【顧問賞】女子ソフトボール部顧問の秋山渉教諭
4 【インストラクター賞】同じくインストラクターの畑晴樹さん
さらに「かながわ部活ドリーム大賞」とは別に、「令和5年度神奈川県立学校の児童・生徒表彰」対象者として布施優花さん、湯本颯姫さんの2名が選ばれ、やはり27日(土)に表彰式に参加しました。
昨年の10月に行われた産業教育フェアの開催に伴い、地元食材のあつぎ豚を使用したレトルトカレーの商品開発に主体的に取り組んだ姿勢を評価されたものです。
ソフトボール部は、3月に静岡県で開催される全国女子選抜大会への出場をすでに決めています。特に今回のチームは、1年生だけで出場を決めたことが快挙だと思います。統合前年度ではありますが、厚木東高校の生徒も2名加わっていますので、厚木王子高校としての事実上のデビュー戦とも言えます。
総合ビジネス科は、厚木王子高校になっても頑張ってまいりますので、みなさん応援をよろしくお願いします。
1月18日(木)に課題研究発表会を開催しました。昨年度に引き続き全校生徒が参加する形態で20名以上の来賓をお招きして実施しました。
この研究発表会は、「課題解決に向けて取り組んだ研究成果について、自分のことばで発表することで自己表現力やプレゼンテーション能力の育成を図るとともに、互いに取り組んだ成果を知ることで相互の啓発を図る」ということを目的として実施する取組です。生徒の発表はどれも素晴らしく、地元の大学・短期大学、各企業の皆様のお力をお借りしながら、この日のために時間をかけて準備をしてきた生徒たちの努力と成長のあとをご覧になっていただきました。
今回は、「かながわティーチャーズカレッジ」で教職を学ぶ大学生2人も参加し、教員を補助してくれました。
発表後には、以前本校で勤務経験のある神奈川県教育委員会高校教育課安井俊之指導主事より、高校生に対する労(ねぎら)いのことばと講評をいただくとともに、参加された来賓の方々からも評価をいただくことができました。
高校生たちは、社会人として活躍する上で、現在学校で受けている授業の意義や必要性などを改めて認識し、課題意識をもって、今後の学習活動に臨む意欲を高めることができました。また、職員・生徒も達成感を覚えるとともに、指摘を受けた助言などは大きな励みとなりました。
能登半島の地震災害、羽田空港での航空機衝突事故など、新年立て続けに大変な出来事が起きています。亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに、安否不明者の無事を祈る思いです。
1月9日から3学期が始まりました。1年のはじまり、学期のはじめとして次のような話をしました。
新年に「今年の抱負」を尋ねられることがあると思います。「抱負」とは、「心の中に持っている考えや計画」のことです。ただ、私は「抱負」は心の中で持つばかりではなく、言葉で表すことが大切だと思っています。
1年前に私はみなさんに、「人の未来は、自分で話した言葉で作られる」ということを話しました。2学期の終業式では、生活態度に対して見直すべきことが多いのではないかと厳しい話がありました。人は誰でも、自分で決めて行動をし,それがうまくいくと嬉しくなり、もう少し頑張ってみようと思うところがあります。でも、例えば「もっと勉強しなさい」、「服装をただしなさい」「遅刻をしないように早く家を出なさい」とか人に言われたところで、自分が必要と本心から思わなければ、なかなか実行に移せないものです。
逆に、自分から進んで「こうしよう」とか、「こういうふうになりたい、なるべきだ」と口にした言葉は、他人の思惑とは関係なく実行に向かうことが多いと言えます。よって、「未来は、自分で話した言葉で作られる」もう少しいうと「未来は、自分の言葉でしか作られない」ということになるわけです。
特に、3年生について「日常の基本的な生活習慣」に対してこれからは高校にいる時のように注意されることは極端に少なくなると思います。逆に、注意されるようなことがあれば、その段階で社会人として「失格」となることがあります。今はまさに自分を変える絶好のタイミングであって、これを生かすとよいと思います。変わりたいと思うなら、それは4月に入ってからではなく「今」です。
自分がしなければならないこと、するべきことは人それぞれですが、新年を迎えた今日、「今年の抱負」を自分の言葉として意識し、発することで、ありたい自分に近づく第一歩としてください。今年もみなさんを応援していきます。
令和5年度第71回関東地区商業関係高校教頭・副校長研究協議会は、神奈川開催となりました。11月9日(木)、10日(金)の二日間にわたり横浜プラムホテルを会場で実施しましたが、商業科の副校長、教頭が協力し合いながら企画・運営を行い、盛会のうちに幕を閉じました。
両日には関東7県の代表の教員が集まり、研究協議、教育懇談会を通して、自校での実践に応用できるヒントを得たり知見を広げたりすることができました。神奈川県の実践発表は、足立健一郎教頭が担当し、「課題研究」の成果と課題などについて説明をしました。
また、12月7日(木)には、神奈川県商業教育研究会会員校の教員を対象に野村證券株式会社厚木支店で企業見学を行いました。野村證券様には、デュアルシステムで生徒がお世話になっており、第107回で紹介した「生徒による出前授業」の監修もしていただいています。
今回のテーマは「資産形成」とし、対象を普通科の教員に拡大して企画したところ、45名の教員が参加しました。経済・金融動向など専門家による調査レポートにより、今後の経済環境の変化に伴う資産運用の必要性などの理解を深めることができました。
次年度は、「観光ビジネス」をテーマに企業研修を企画する予定です。
12月22日(金)に『税に関する高校生の作文』で厚商生2名が受賞しました。国税庁では、毎年、全国の高等学校の協力を得て「税に関する高校生の作文」の募集を行っています。次代を担う高校生が、身近に感じた税に関すること、学校で学んだ税に関すること、テレビや新聞などで知った税の話などを題材とした作文を書くことで、税について関心を持ち、正しい理解を深めることを目的として行われている取組です。
本校応接室で、厚木税務署長から生徒2名(1年:宮川さん、3年:福澤さん)が賞状と副賞をいただきました。
また、2学期の終業式は、12月25日(月)に寒さや感染対策で視聴覚室からオンライン配信で行いました。校長講話、学習支援、生徒指導グループからの話の後、生徒表彰を行いました。
12月12日(火)、13日(水)の2日間、厚木市立荻野中学校で3年生を対象に、本校生徒が講師となり、「金融教室」を行いました。
金融教室は、「課題研究」の一環として実施するもので、令和4年度から始めた「デュアルシステム」を活用した取組として行っています。(令和5年度は3年生70名がデュアルシステムに参加)
学校と企業が連携して生徒を育成する新しい職業教育である「デュアルシステム」の枠組みの中で、野村證券株式会社厚木支店の協力により「金融教育」を学んでいる生徒を核に、マーケティング部の生徒も合流して実施したものです。
学習指導要領が改訂され、金融経済教育の重要性が高まって来ているなかで、小・中学校における授業の支援として「金融教育」のオファーをいただき、中学校側の了承を得て生徒による「出前授業」を行いました。
授業終了後には、荻野中学校長、教頭、社会科教員、教育局高校教育課指導主事2名、また今回の金融教室の企画運営にご協力をいただいた野村證券株式会社厚木支店長、湘北短期大学教授と学生3名と講師を務めた生徒11名、本校教員など関係者による「懇話会」(振り返りによる協議)を実施しました。本時の授業の成果と課題について意見交換をしましたが、参加者からは、「資産形成を考えるうえで、いろいろな選択肢があるというメッセージをもう少し明瞭にした方が良い」という助言や、「『(授業で学んできた)金融教育を広めたいという自分たちの思い』を高校生の目線で柔軟に中学生に伝えることができた」などの評価をいただきました。
この日は、タウンニュースと日本教育新聞社の取材を受けました。タウンニュース(厚木・愛川・清川版)は年末に、日本教育新聞には来年1月末に掲載される予定です。
次は、2月に緑ヶ丘小学校5年生の家庭科の時間で、金融に関する「生徒による出前授業」を行う予定です。
「ストップ・ザ・交通事故」県央地区高校生・PTA交通安全大会が、11月6日(月)13時30分より、海老名市文化会館で開催されました。
来賓として、高P連役員や教育局保健体育課指導主事、県央地区の校長を迎えての実施となりましたが、統合を次年度に控えた厚木商業高校は、厚木東高校と合同で発表を行いました。発表は2年生の板橋さん、鳥居さんの二人で、昨年度に続いて2回目の発表となりました。
学校正門付近を含め、通学上の危険地域や危険行為の課題を検証し、自転車を利用して通学する生徒が70%もいる両校の交通安全に対する意識の醸成を促す発表となりました。
交通安全大会のテーマは、応募の中から「聴いてみて、イヤホンよりも町の音」が選ばれました。全体で12校の発表と愛川高校のPTAによる発表を行いましたが、どの学校も、「歩きスマホ」「自転車の二人乗り」「ヘルメットの非着用」「イヤホン着用による自転車乗車」その他の道路交通法違反など、危険行為に対する検証を行い、交通事故を減らすことにつなげていくために必要な取組を提案するなど、交通事故防止に向けて考えを深めることができました。
11月2日(木)、3日(金)に商楓展を実施しました。
新型コロナによる制限も緩和されたので、2日目には一般公開も行いましたが、約1,300人の来場者があり各会場は賑わいました。厚木商業高校として最後の商楓展となりますが、仲間と力を合わせて、総合ビジネス科の特徴を生かした発表ができるように工夫を凝らして取り組んだ結果、今回のテーマでもある「有終之(の)美」を飾り、生徒全員の笑顔で締めくくれる行事となりました。
来年度は、いよいよ厚木王子高校として、普通科の生徒と一緒に新たな文化祭を作ることになります。1,2年生は今年の経験を踏まえて、さらに充実した行事にするためにどのような「文化祭」にしたいのか、今の思いや浮かんだアイデアなどを忘れずに、新しい学校で普通科の生徒と話し合いができるように準備をすすめてほしいと思います。
10月22日(日)、35年ぶりに寒川神社を参詣しました。実はこの日、寒川神社の神殿の奥にある「神嶽山神苑」内の石舞台で、神楽舞・雅楽の奉奏があり、昨年度の卒業生が雅楽の音色が響きわたる中で神楽(かぐら)舞いを披露すると聞き、応援も兼ねて参詣しました。
ホームページ掲載の許諾が得られなかったため、神楽舞いの様子は画像でお伝えできませんが、応援に駆け付けてくれた卒業生(昨年度生徒会長を含む3人の卒業生)と会うことができ、記念写真を撮りました。
「僕を覚えていますか?」と聞かれたときに、昨年度、学校行事や課題研究発表会で活躍した生徒会長の姿が浮かんできました。卒業後、まだ半年しか経っていないにも関わらず、成長を感じさせられ、少し驚きました。卒業生からは画像許諾を得ましたので紹介します。卒業後の学校の様子を見に、本校の公式ホームページを時々閲覧してもらえると嬉しく思います。
高校卒業後の進路は様々ですが、それぞれの場で頑張っている姿を見たり、話を聞いたりすると、我々教員も元気をもらえます。(その後、商楓展でも声掛けをしてもらいました)
10月21日(土)PTA理事会を開催しました。約2週間後に迫った商楓展(文化祭)に向けたPTAの企画に関して確認を行うとともに、新校準備についてもそれぞれの常置委員会から進捗の説明がありました。
理事会終了後、厚木東高校の役員会を招いて話し合いの場を設け、12月の臨時総会に向けた、より具体的な活動内容に関する調整等を行いました。
前にも述べたように、「厚木王子高等学校」PTAとしての規約や年間事業、会計などを両校の話し合いにより調整し、12月の臨時総会で承認を得て基本方針を決定します。本部や各常置委員会の新たな取組や広報活動などについて、調整を図り新校のPTAとして生徒を支援して行く体制を整えます。すでに広報誌の発行回数や内容など、常置委員会の活動内容も決まり始めています。
今回は、石原同窓会長も出席し、統合後の同窓会に関する両校の話し合いの進捗、新しい同窓会の構想などについても報告がありました。
10月21日(土)、レンブラントホテル厚木で記念パーティーを開催しました。厚木商業高校公式ホームページや神奈川中央交通バス、タウンニュースなどを利用して卒業生や教職員に周知を図った結果、100人ほどが参加しました。
本校は、昭和48年度から始まる高校100校新設計画の前年である昭和47年に、全国に誇る施設と新しい商業高校として、商業科2クラス、秘書科1クラスの3学級で始まりました。その後、秘書科の廃止、情報処理科や国際経済科の新設や廃止など、時代の変遷とともにバランスのとれた学科構成に変化を遂げながら、平成25年度には現在の総合ビジネス科となり、創立から52年の歴史を刻んでまいりました。この間14,000人を超える卒業生が本校を巣立ち、それぞれの分野で活躍をしています。
来年度には厚木東高校と再編・統合して、普通科と総合ビジネス科を併置した新しい学校に生まれ変わります。厚木商業高校の草創の思いに鑑み、生徒・保護者とともに新校の発展・充実を期して準備をしています。引き続き、商業教育のより一層の充実・発展に向けて取り組んでまいります。同窓生の皆様には、変わらぬご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いします。
9月2日(土)PTA理事会を開催しました。
今回は、11月に実施する「商楓展」におけるPTAの参加企画に関する打合せと新校統合に向けた取組の経緯、今後の作業スケジュールの確認などを行いました。
「厚木王子高等学校」PTAとしての規約や年間事業、会計などを両校の話し合いにより調整し、12月の臨時総会で承認を得て基本方針を決定します。本部や各常置委員会の新たな取組や広報活動などについて調整を図り、新PTAとして生徒を支援して行く体制を整えます。
統合まで7か月となります。3月の終業式(修了式)の際に「完校式」を行う予定ですが、生徒に配付する記念誌や記念品、新校に寄贈する備品などの具体や考え方について学校側から説明をし、了承を得ました。
夏休み前にPTA環境美化委員の皆さまに植栽していただいたひまわりも満開となりました。学校の環境美化にご協力いただきまして、ありがとうございます。
「厚商NAVI(校長室より)」も、今回で100回となります‼
令和2年度に始めた「校長室より」をリニューアルし、本校生徒、保護者だけではなく、中学生や地域のみなさまにも厚木商業高校の取組や様子を発信してまいりました。
連載当初、校内向けの性格が強かったものを地域の方々にもお伝えする内容に変更することで、本校をより一層身近に感じてもらえるように努めてまいりました。新校統合まで、残り7か月となりましたが、「120回」を目標に情報発信を継続して行きたいと思います。
さて、8月31日(木)6校時を利用して、「シェイクアウト訓練」を実施しました。
地震発生時の対応訓練と防災講話により、突発的な災害に対する意識を高めるとともに、冷静・的確な避難行動ができるようになることを目的に実施しました。
8月24日(木)10時~12時、視聴覚室で教職員を対象に「人権教育校内研修」を実施しました。
昨年度に引き続き、東海大学から稲垣智則准教授をお招きして「傾聴の技法」のスキル向上を目的に研修を行いました。
稲垣先生の講義から「コミュニケーションとは何か」を考え、その後、事前に課せられていた「偏愛マップ」(1枚の紙に、自分が人に語りたくなるほど大好きなものをキーワード形式で書き込んだもの)を持ち寄り、ペアワーク、グループワークで「偏愛マップ」と傾聴で得た情報を整理して、「他者紹介」の形式によりグループ内で伝えあうという内容でした。
2時間の講義・演習でしたが、生徒から話を聞く姿勢や態度、傾聴技法などに関する知識を深め、生徒相談や支援のスキルを高めることができました。
8月23日(水)午前・午後の2回に分けて体験入学・学校説明会を実施しました。
中学3年生が、高校で初めて学ぶ商業科目を体験することで、商業科目の魅力を伝えることを目的に実施しています。普段の高校生と同じように、1年生の教室やパソコン教室を利用して「ビジネスに必要な計算を学ぼう」「ビジネスに関する法律を学ぼう」「エクセルを使ってゲームを作ろう!」など5つの内容で授業体験を行いました。
また、学校説明会では、次年度に控えた厚木東校との統合に向けて「厚木王子高校」で学ぶ商業教育について説明をしました。今回は、教育課程の話に加え、新校(新商業教育棟)の教育設備などについても新しい情報をお伝えすることができました。参加者数、個別相談希望者数は例年より多く、新校に対する期待や関心の高まりを感じています。
なお、WEB上で商業に関する新校情報を調べる場合は、「厚木王子高校」ではなく、現時点では「厚木商業高校」で検索するようにお願いします。
次回の体験入学・学校説明会は、9月23日(土)を予定しています。
各地で猛烈な暑さが続いています。7月下旬から危険な暑さと言われる日が8月中旬まで続いています。危険なのは暑さだけではありません。九州北部や中国地方、北陸で線状降水帯ができたり、普段は雨が少ない東北で梅雨前線が北上し記録的な大雨となったりしています。
そのような中で、命の授業の一環として植えた朝顔、PTA環境委員会が植えてくださったひまわりが順調に育っています。
猛暑の中で、涼しげな青・紫や白色に咲く朝顔の花。しかし、今回咲かせた花は単色のものは少なく、何とも言えない模様があったり、白い花の中心部分だけ赤色であったりしています。
調べてみると、朝顔の花が紫や青なのもアントシアニンという成分によるもののようです。そこから推察するに、朝顔の花を紫や青にするためのアントシアニンを作る遺伝子に何らかの影響が及び、白い朝顔となっているのではないかと思います。「命の授業」で始めた取組ですが、このようなことを考えていくうちに、探究活動として「課題研究」のテーマとなり得るものだと思えてきました。
8月7日(月)「2023年度サマーキャンプ」を厚木市の七沢自然ふれあいセンターで4年ぶり開催しました。新型コロナウイルス感染症対策により中止が続いていましたが、日帰りの行事として規模を縮小しての開催となりました。
厚木商業、相原、平塚農商、神奈川総合産業高校から20名ほどの生徒が参加し、東京学芸大学の学生のリードにより運営を行いました。また、本年度は柏木学園専門学校の留学生8名の協力を得ながら当日の会を盛り上げました。
「サマーキャンプ」は、英語によるコミュニケーションを体感することを一つの目的として実施する取組ですが、英語をうまく話せるか否(いな)かではなく、「自分の意思や気持ちを伝える、伝えようとする」態度の育成、文化の異なる人と交流することで相互の理解を深めることなども目的として実施しました。
以前は2泊3日の宿泊で行っていましたが、日帰りではあってもサマーキャンプ自体の目的を果たすことができ、受講した生徒にとって貴重な経験となりました。
4月5日に始まった1学期も、早いもので終了し夏休みに入ります。取り組んだことが成果として現れたもの、あるいはもう一歩だったものなど、それぞれあると思います。自分自身で1学期を振り返り、改善に向けて目標を設定しなおすことが大切です。
本校は残り8か月余りで、「厚木王子高校」として生まれ変わります。普通科と総合ビジネス科の併置校として、日常的に現在の厚木東高校の生徒とともに生活や学習をしながら、商業科の枠組みを超えた学びとなることが期待できます。
2学期以降には、学校行事の相互の乗り入れや、交流の機会を作っていきたいと考えています。ソフトボールやソフトテニス、サッカー部など、すでに部活動等でともに活動している人がいます。また、同じ中学校で過ごした旧友と再び合流するというケースもありますが、大半の生徒について、みなさんは知る機会があまりなく、普通科の生徒と統合するということに漠然とした不安を抱いている人もいるかもしれません。交流を通して理解を深め、不安があればそれを解消していきたいと思います。
目指すものや価値観が異なる人と過ごすことで、今まで以上に多様な生き方や考え方を学ぶことができるように、みなさんもその準備として、自分を成長させる取組みをこの夏に考え、実行してほしいと思います。
3年生は、進路活動が本格化します。社会人に評価されるということに緊張を覚えている人もいるかもしれません。家族の方や担任、進路支援Gの教員などと相談し、正確な情報を収集しながら希望進路の実現に結び付けることができるよう、取り組んでください。
「命の授業」として始めた「朝顔」ですが、終業式を前についに第1号が開花しました。見事に第1号の花を咲かせたのは、毎年自宅で色とりどりの朝顔を咲かせている井上眞由美事務長です。花は画像でも紹介した通り、色は紫でふちどりが白の、私たちが見慣れている朝顔とは少し異なる珍しい模様をしています。朝顔を毎年育てている経験が生かされたのでしょうか。
以前、朝顔は初心者にも簡単に育てられると言いましたが、花をたくさん咲かせるためには、「摘芯(てきしん)」をする必要があります。摘心とは、つるの先端の芽を摘むことを言います。本葉が8~10枚に育ったところで、つるの先の芽を切ることにより成長が促進されて脇芽(子づる)が多く出てきます。丈夫な脇芽を1~3本ほど残して、あとは取り除きます。脇芽をすべて育てようと欲張ると、かえって量が多すぎてしまい、朝顔が早く枯れてしまう原因にもなります。その見極めが難しいのです。「緑のカーテン」と形容されることがありますが、たくさんつるを這わせて、花を咲かせるためには、このようなテクニックが欠かせないのです。
朝顔は一日花なので、たくさんの花が咲くことで、長い期間花の観賞ができるようになります。朝顔の様子に変化があると、誰かに伝えたくなります。花の美しさを喜び、種がたくさんできることを期待するようになります。小さな種から朝顔の命が始まり、たくさんの種ができることに「命のつながり」を感じさせられこともあります。
渡り廊下を歩きながら、そんなことをみなさんに感じて
もらえたら嬉しく思います。
このたび、簿記、情報処理、ビジネス計算の各競技大会で全国大会に出場がきまりました。1校で3分野の団体競技で全国大会に出場することができたことは、大きな成果です。日頃の努力が報われて良かったと思います。
今回は、暑さ対策ということもありオンライン開催としました。臨時の生徒総会のあと、壮行会を行い、顧問・指導された教員と代表生徒による挨拶のあと、学校としてエールを送りました。
次年度は新校として再編統合されるため、「厚木商業高校」という校名で競技大会に参加する機会はこれで最後となります。自分たちのベスト尽くすことができるように取り組んで欲しいと思います
また、ソフトボールU18日本代表チームの選手に選ばれた3年生の古川ひとみさんは、神奈川県で唯一代表チームに選ばれました。技術面だけではなくメンタル面、生活態度、対人スキルなど内面的な側面も高く評価されたと思います。このあと、国際大会にも参加することになると思いますが、日本のソフトボールの未来を担う選手として活躍されることを期待しています。
このほか、全国大会出場を惜しくも逃しはしましたが、全商スピーチコンテストで3年生の本間さん、塩さんが健闘し、本間さんは3位に入賞しました。
7月に入り、学校はいよいよ期末テスト期間となりました。
梅雨はまだ明けていませんが、毎日暑い日が続いています。梅雨の合間の日差しを受けて、朝顔も順調に育っています。その鉢の朝顔も、つるを上に伸ばし始めています。この調子なら、予定通り、終業式には開花するはずです。どのようなデザインの鉢になるのか、楽しみです。
さて、タイトルにもあるように、朝顔は奈良時代(710~794年)末期に遣唐使によって生薬(漢方薬)として日本に伝えられたそうです。生薬となるのは「種」ですが、花は品種改良を重ね、観賞用として現在に至っています。様々な色や形のものがあるうえ、成長も早く育てやすいので小学校の授業で育てた記憶がある人も多いと思います。
毎年、7月の上旬に、入谷(東京都台東区)で朝顔市(朝顔祭り)が開催されていましたが、新型コロナウイルス感染症対策などの理由から中止となっていたものと思われます。今年4年ぶりの開催が決まったということです。私たちが育てている鉢も、朝顔市で販売されているものと同じ「行灯(あんどん)仕立て」としています。
朝顔を植えてから、毎日成長の過程を見るのが楽しみになっています。まるで私たちの心をいやす「薬」のような存在です。ちなみに朝顔の生薬名は「牽牛子(けんごし)」と言いますが、その名の由来は七夕伝説に登場する「牽牛星(けんぎゅううせい)」から来ているという説もあるようです。興味がある人は、調べてみてください。
6月24日(土)PTA理事会を開催しました。冒頭の校長あいさつで新校準備に関する説明をしました。特に、12日に報道された校名「厚木王子高等学校」は、あくまでも校名案であり、県議会第2回定例会に提案され、審議を経て7月上旬に採決される予定であることの解説や本年度版学校案内パンフレットにも掲載した新校の制服について紹介しました。さらに、11月に予定している本校の文化祭、「商楓展」のPTA企画についても検討を始めることとなりました。
特に、今回は部活動等の大会直後の理事会であったため、
●ソフトボール部が関東大会で準々決勝に進出し、3年生の古川さんがU18日本代表選手に選考されたこと
●珠算電卓部がビジネス計算競技大会で団体優勝し、個人の部でも3年5組の平野さんが優勝したこと
●情報処理競技大会で3年4組の生徒4名が出場して団体優勝したこと
●簿記競技大会でも団体の部で優勝、個人の部でも3年5組の平野さんが優勝したこと
などを報告し、昨年度と同じように「横断幕」を記念事業積立金から予算化して作成することの提案をし、了承を得ました。7月の全国大会に向け全校で応援をお願いいたします。
また、6月16日(金)のコミュニティスクールで、自転車運転時のヘルメット着用義務に関する話題やそこで得られた情報など、水野会長から報告をいただきました。
連続してお伝えしている「命の授業」として始めた「朝顔」ですが、PTA環境整備委員会にご協力をいただき、朝顔の鉢の周辺を整備してヒマワリの苗を植えることとなりました。
朝顔とヒマワリ、夏を代表するこれらの花は、夏休みが始まる頃に開花する予定です。朝顔は成長も早く、つるが伸び始めている鉢もあります。「小さないのち」の成長を、大切に見守っていきたいと思います。
横浜・みなとみらい21地区のパシフィコ横浜で、17日(土)県内の公立高校が中学生や保護者向けにそれぞれの特色を紹介する「全公立展」が開催されました。
県内の県立・市立高校が一堂に会し、魅力と特色をアピールするこのイベントに約3万人が来場しました。統合を控える本校は、県央地区のエリアに厚木東校と隣合わせのブースで写真、学校紹介パネル、制服などの展示をしました。来場した中学生や保護者からは、新校のカリキュラムや部活動、進路や学校生活などの質問を受けました。
また、専門的な学科を持つ学校が集まり、活動を紹介するコーナーも設置されました。「商業科エリア」では商品開発したパンを約400個、菓子類を150個ほど用意しましたが、終了するまでに完売するなど大盛況のうちに幕を閉じました。
中教審「日本の令和型学校教育」(答申)に示されたように、「個別最適な学び」と「協働的な学び」を充実することで、「主体的・対話的で深い学び」を実現することが求められています。自己調整しながら粘り強く学ぶためには、学習の主体である生徒たちが自分の課題を自身で見つけて調節しながら学ぶ機会を計画的に設定することが必要です。
そこで、厚木商業高校では、新学習指導要領の段階的な進行を踏まえた商業教育の見直しとして、デュアルシステム(学校と企業が一緒になって生徒を育成する新しい職業教育)を活用して地域に貢献できる人材を育成するための実践力の向上を図りたいと考えています。
地域の課題を発見し、地域の企業等と連携をしながら解決を図ることができる人材を育成する教育課程、学校づくりをめざします。「進取の精神」を標榜する商業高校として、現在の商業教育を見直し、これからの時代を生き抜くために必要な力を身につけさせるため、来年度に控えた再編統合後も検証・実践を続けていきます。
「命の授業」として始めた「朝顔」ですが、本葉が出るまで成長しています。
6月4日(日)に、藤沢翔陵高等学校で行われた「全国高等学校ビジネス計算競技大会」電卓の部で珠算電卓部が団体優勝しました。また個人の部でも、3年5組の平野さんが優勝、白川さんが準優勝、佐野さんが3位に入賞するなど、努力の成果を発揮することができました。
また、6月3日(土)に小田原東高等学校で実施した情報処理競技大会でも3年生4名が出場し、団体優勝しました。
7月に予定されている全国大会出場を目指して頑張りますので、応援をよろしくお願いいたします。
ところで、「命の授業」として始めた「朝顔」は、順調に成長し、本葉も出てきました。1週間遅れで種まきをしたプランターも発芽して、双葉の状態になっています。日々成長する朝顔に、井上眞由美事務長は「学校に毎日来るのが楽しみだ」と話しています。
関東地方も梅雨に入り、日照時間の短さなどが気になりますが、この小さな命を大切に育てていきたいと思います。渡り廊下からも見渡せる位置に置きました。品種もいろいろと混ぜていますので、生徒の皆さんも何色、どのような形の花が咲くのか、楽しみにしていてください。
6月4日(日)に、酒匂川スポーツ広場(小田原市寿町)で「令和5年度関東高等学校ソフトボール大会」が行われました。前日が大雨となり、大会日程が1日順延となりましたが、厚木東高校の1年生2名を加えた新たなチーム編成で大会に臨んだ「デビュー戦」で2回戦(茨城・鹿島学園高校戦)に6対1で勝利し、準々決勝(埼玉・星野高校戦)ではタイブレークの結果、0対1で惜敗しました。選手たちの健闘を讃えるとともに、今回の経験を次の大会で生かせることを期待したいと思います。引き続きみなさんの応援をよろしくお願いいたします。
ところで、「命の授業」として始めた「朝顔」ですが、すでに発芽して双葉にまで成長しています。また、全校生徒にも、よりアピールができるようにプランターを用意して育てることとしました。
命を大切にする心を育むためには、教師自身が生き物を大切にして育て、世話をする気持ちを常に持つことが大切であると考え、新たなミニプロジェクトを立ち上げました。
命を大切にする心を育む授業についてはさまざまな取組をしていますが、今回はその一環として新たに朝顔を育ててみようと思いました。培養土は、本校の園芸同好会からわけてもらいました。
小学生のころ、一人一鉢で植物を育てたという経験のある人もいるかと思います。近隣の緑ケ丘小学校にも青色の鉢がきれいに並んでいましたので、理科の時間などで朝顔の種を植えたのではないかと思います。このことに刺激され、胡蝶蘭に続いて朝顔を育ててみることにしました。
一人で育てるより仲間を増やした方がよいと思い、本校の事務長と、別の用務で学校を訪ねて来られた教育局の2人(廣幡高校教育企画担当課長、安井高校教育課専門教育指導グループリーダー兼指導主事)に協力をお願いしました。「童心に戻るような気持がして楽しい」と話していただきました。
花の色・種類は、三者三様のイメージで、実際に咲くまで全体のデザインがわからないことも楽しみのひとつです。この日より3週間ほど先行して種を蒔いた鉢はかなり成長していますが、記録を残していなかったため、この日から観察を記録することとしました。
5月23日(火)に種を植えましたので、開花は7月になると予想しています。いまから7年前の平成28年7月26日に県立の障害者支援施設である「津久井やまゆり園」において大変痛ましい事件が起きました。二度とこのような事件が繰り返されないよう、神奈川県では平成28年10月に「ともに生きる社会かながわ憲章」を定めました。私たちの取組は、まさに小さなプロジェクトではありますが、すべての人の命を大切にすることを生徒たちに伝えるために「小さな命」を育てていきます。朝顔の観察記録は、このページでお知らせをしていきます。
5月26日(金)、厚木商業高校として最後となる体育大会を実施しました。
新型コロナも5類に引き下げられたこともあり、荻野運動公園を借りて今回は保護者にも公開して実施しました。昨年度の検証から競技種目やルールなどを一部変更するなど改善をして実施をしました。生徒たちは、学年を越えて赤・白の2団に分かれ、競技を行いました。
全校生徒が一堂にそろう学校行事は、これから増えると思いますが、生徒たちにとって同じ学校に通う生徒同士、結束をさらに深めた1日になりました。
5月20日(土)10時30分より、視聴覚室で開催しました。
新型コロナについては、大きな転換期を迎えました。コロナ禍において、学習の保障と感染予防対策を両輪として学校は様々な教育活動を行ってきましたが、保護者の皆様にも多大なるご協力をいただきましたことを改めて感謝申し上げたいと思います。
ただ、感染者については減少傾向にあるように見えますが、安心することはできない状況です。学校としても安心・安全を最優先にしながら、また、この3年間の経験を活かしながら教育活動の実施方法などについて、意思決定を繰り返して行きます。引き続き保護者の皆様方のご協力をいただきますようお願いいたします。
議案はすべて承認され、新役員や事業計画も決まりました。令和6年度には、厚木東高校との再編統合を控えています。制服、体操服、各会計の予算や様々な決まり事などを、両校で現在調整しているところですが、PTAについても本部役員の方々を中心に統合に向けた調整を進めていただいています。このことに伴い、臨時のPTA総会を2学期に開催する予定です。詳細については、後日改めてご連絡を差し上げます。
新型コロナ感染症の対応については、5月8日(月)で大きな転換期を迎えました。今後の教育活動については「コロナ以前の状態にどこまで戻すか」というよりは、「この3年間の経験を生かしてどのように教育活動をつくりかえていくか」という視点で考えていくことになります。新しい時代に対応する教育活動を行うためにも、厚木商業の教員は、他校の教員や地域の企業などと連携しながら、日々研修と修養に努めています。
5月19日(金)に厚木商業高校の視聴覚室で開催した県商業教育研究大会では、本校が授業として取り組んでいる「デュアルシステム」で、昨年度からお世話になっている野村証券株式会社厚木支店長の保呂貴子様、株式会社エーアイテクニカ技術部門の中川大介様、総務省地域力創造アドバイザー事務局長の塚田佳満様、NPO法人未来の担い手支援機構理事長の石橋卓郎様をお招きして、「地域連携による生徒の育成」というテーマでパネルディスカッション形式による講演会を実施しました。
この研究大会は、県立高校を中心に県内の商業科の教員や、教育委員会に所属する指導主事が参加して行われますが、今回は連携大学の日本経済大学、金森慶一教授もオブザーバーとして参加されました。
5月5日(金)に、厚木商業高校のグラウンドで「令和5年度神奈川県高等学校春季ソフトボール大会兼関東高等学校ソフトボール大会県予選会」の決勝リーグが行われました。新校統合を来年度に控えた本年、厚木東高校の1年生2名を加えた新たなチーム編成で大会に臨み、「デビュー戦」にもかかわらずトーナメント戦から決勝リーグまで全勝で優勝し、関東大会出場を決めました。
決勝リーグの結果は次のとおりです。(トーナメント戦は、県高体連HP(外部サイトへリンク)を参照してください。)
関東大会は、本年度は神奈川県の開催で、6月3日~4日に酒匂川スポーツ広場(小田原市寿町)で実施予定です。新生厚木商業・厚木東ソフト部は、ここからさらに全国大会出場を目指して頑張ります。みなさん、応援をよろしくお願いいたします。
厚木東高等学校との再編統合が、いよいよ来年度に迫りました。5月に入り、市内の中学校から学校見学の申し込みをいただき、準備を進めております。
本年度は、厚木商業単独として最後となる取組を行ってまいりますが、新校に関心を寄せる中学生のみなさんにも、学校選びをするうえで有益な情報を紹介していきたいと思います。
「厚商NAVI」では、本校の教育活動に関する情報を発信しています。令和5年度も引き続き、ここから在校生、地域に向けていろいろなトピックを紹介していきますので、時々立ち寄ってみてください。
今回は、4月に実施した主なイベントなどについて紹介することにします。この時期は、安心・安全な高校生活を送ることを目的として、新入生を対象とした集会や、NTTドコモ、厚木市交通安全協議会、厚木警察署など、外部講師を招いた講演を多く開催しました。
本校は、令和4年10月に高崎商科大学と簿記会計教育に関する協定を結んでいます。これは、商業を学ぶ高校生のための「高大連携事業」として実施している取組です。両校が連携を図ることで、時代の進展に即した質の高い教育を実施することを可能とし、例えば公認会計士、税理士、企業会計に携わる人材を育てていく力とすることができます。
高校生の段階で会計に関する質の高い学びを得ることで、将来、これまで課題のひとつであった会計系専門学校へのダブルスクール(上級学校卒業後に学びなおすこと)の必要がなくなることも魅力のひとつです。
現時点で、「日商簿記2級」を取得した2名が、このたびプロジェクトの受講許可を得て、大学や公認会計士からのサポートを受けながら将来の夢の実現に向かって「日商簿記1級」の取得を目指します。
1月19日(木)に課題研究発表会を開催したことについてはお伝えしました。校長も商業教育の勉強と併行して、研究のようなことしています。それは、以前にも何回か紹介した「胡蝶蘭(こちょうらん)の栽培」です。
先日、テレビで食品の「ココア」を扱った情報番組がありました。ココアの原料であるカカオは、国内で生産されることはほとんどなかったそうですが、国産カカオの安定的な栽培をめざして、沖縄県で栽培するという挑戦を始めた企業の紹介がありました。気候や湿度など、栽培条件がうまくあわない国内で、カカオ豆を栽培することは簡単なことではなく、課題を解決するために仮説を立てては検証をするということを何度も繰り返しているということでした。
教頭として、私は農業高校で勤務をしていたことがありましたが、そこでは「課題研究」に相当する「プロジェクト学習」が行われていました。私も、3年前に知人からいただいた「胡蝶蘭」を再度咲かせるプロジェクトを密(ひそ)かに進め、昨年の1月に2株の開花に成功しました。今回は、その続きで、2度目の開花を目指します。
「胡蝶蘭の開花は、環境を気に入るか否(いな)かで決まる」という専門家の助言にしたがい、温度、湿度、風、肥料、植え替えのタイミングや方法など、昨年度の経験値に基づく自己流の解釈により、さらに改善を試みました。(といっても大して世話をしているわけでもありませんが)ようやく、複数のつぼみが膨らむ段階まで来ました。開花に成功しましたら、またみなさんにお伝えしたいと思います。
このように研究活動には、終わりはないと私は思っています。一つの課題が解決すると、また新たな課題が見つかりその解決を図ろうとする、それを無限に繰り返していく中で、成果は研ぎ澄まされ、さらに完成度を高めて行くことになる、これが研究だと思います。
「課題解決に向けて取り組んだ研究成果について、自分のことばで発表することで自己表現力やプレゼンテーション能力の育成を図るとともに、互いに取り組んだ成果を知ることで相互の啓発を図る」ことを目的として実施している厚木商業高校の課題研究発表会も、進化を続けています。次年度の発表会が今から楽しみです。
1月19日(木)に課題研究発表会を開催しました。新型コロナウイルス感染症対策により、過去2年間は、オンラインを活用するなど規模を縮小して実施してきましたが、今回は全員が参加する形態で来賓をお招きして開催しました。
この研究発表会は、「課題解決に向けて取り組んだ研究成果について、自分のことばで発表することで自己表現力やプレゼンテーション能力の育成を図るとともに、互いに取り組んだ成果を知ることで相互の啓発を図る」ということを目的として実施する取組です。生徒の発表はどれも素晴らしく、地元の大学・短期大学、各企業の皆様のお力をお借りしながら、この日のために時間をかけて準備をしてきた生徒たちの努力と成長のあとをご覧になっていただきました。
発表者 |
発表テーマ(協力) |
|
3-1 |
熊谷 |
「震災が起きた東北のペット問題について」 |
3-2 |
川上 |
「脱プラスチック」 |
3-4 |
相原 |
「アトピー性皮膚炎と共に生きていくには」 |
3-4 |
渡邉 |
「文房具の使用率を保つには」 |
3-5 |
齋藤 |
「ダイエット料理の提案」 |
2年 |
飯田、佐野、塩、渡辺 |
「経営に関する研究」(生徒商研) |
3年 |
上田 |
「デュアルシステムについて」 |
3年 |
天野、貝木、小椋、笠置、勝海 |
1、「簿記・会計を学ぶ意義」(税理士法人きらり) |
3年 |
須藤、河村 |
2、「厚木市をPRする」(厚木市観光協会) |
3年 |
鈴木、松本、今田、栗林、二宮 |
3、「知名度の向上について」(厚木商工会議所) |
3年 |
小林、小瀬 |
4、「企画職の仕事について」(株式会社エーアイテクニカ) |
3年 |
齋藤、山田、ゴー |
5、「金融教育を広める」(野村證券株式会社厚木支店) |
3年 |
ホセイニ、飯野 |
6、「高校生による商品開発」(山形屋和菓子店) |
発表後、神奈川県教育委員会高校教育課安井俊之指導主事より、高校生に対する労(ねぎら)いのことばと講評をいただくとともに、参加された来賓の方々からも「(日本の)未来は明るい!」というお言葉をいただくことができました。高校生たちは、社会人として活躍する上で、現在学校で受けている授業の意義や必要性などを改めて認識し、課題意識や主体性をもって、今後の学習活動に臨む意欲を高めることができました。職員・生徒も達成感を覚えるとともに、指摘を受けた助言などは、次年度に向けた準備を進めるうえで大きな励みとなりました。
1月7日(土)にPTA理事会を開催しました。今回は、理事会の後、常置委員全員と「合同委員会」を実施し、次年度に向けた話し合いを行いました。特に、卒業式に向けた取組やPTA役員の入会案内の段取りなどを、新年度のPTA総会を視野に入れて確認をしました。その後、新校の制服について、5着に絞り込んだものを実際に見ていただき候補をさらに絞り込むためのアンケートをとりました。
また、この日は本年度最後の学校説明会として、個別に受検希望者の相談を受け付ける「個別相談会」を実施しました。自分が通う学校として本校を選んでいただけるとありがたいと思いながら、中学生や保護者からの質問などにおこたえしました。
1月6日から3学期が始まります。1年のはじまり、学期のはじめとして次のような話をしました。
「3年生は、残り少ない高校生活を悔いないように過ごしてください。進路がすでに決まっている人は、ここで気を緩めず、最後まで同じリズムで高校生活をやりぬいてください。学業だけではなく、社会人として必要な礼儀作法、態度、判断力などのスキルを身に付けるように意識し、達成感をもって卒業式をむかえることができることを願っています。
2年生、1年生は、新年を迎えるにあたって、今一度自分の目標、ありたい自分の姿を思い浮かべ、その実現に向けて必要と思われることを実行できるように意識してください。就職志望の人、進学志望の人、それぞれのゴールは違っても、目標を達成しようとする気持ちを持つことがなによりも大切です。今日からスタートという気持ちで、一つひとつの授業に真剣に取り組みましょう。単に授業の内容が理解できたことで満足するのではなく、人として成長していくことを意識しながら生活を送ってください。
『人の未来は、話した言葉で作られる』ということばがあります。自分がしなければならないこと、するべきことは人それぞれですが、新年を迎えた今日、それを自分の言葉として意識し、自ら発することで、ありたい自分に近づく第一歩としてください。」
12月23日(金)に終業式をオンラインで行いました。コロナ感染対策のため、対面での開催をこの約3年間実施していませんが、すっかり式のスタイルとして定着した感じがします。厚木中ロータリークラブ様より寄贈していただいたビデオカメラを活用することで、対面ではなくてもライブ感のある配信をすることができています。
コロナ以前のように、全校生徒が体育館に集う対面式での集会と比べると臨場感にはやや欠けるところがあるものの、集合解散の移動に要する時間も省け、合理的に実施できる点が強みと言えます。
また、21日には『税に関する高校生の作文』で厚商生4人が受賞しました。
前にも述べたことがありますが、国税庁では、毎年、全国の高等学校の協力を得て「税に関する高校生の作文」の募集を行っています。 次代を担う高校生が、身近に感じた税に関すること、学校で学んだ税に関すること、テレビや新聞などで知った税の話などを題材とした作文を書くことで、税について関心を持ち、正しい理解を深めることを目的として行われている取組です。
本校の生徒4名(1年:難波さん、2年:中山さん、3年:大塚さん、海田さん)が、厚木税務署長から受賞することとなり、本校応接室で式を行いました。
令和4年も残りわずかとなりました。コロナ禍において、様々な感染防止対策を講じながら学習活動、実習、学校行事などを行ってきましたが、期末テスト後の生徒会行事として球技大会を行いました。前回に引き続き、感染予防対策のため学年ごとに開催しました。
3年生にとっては、八景島シーパラダイスで校外学習(遠足)を終え、高校生活最後の球技大会となりました。小春日和の中、教室での勉強を離れ、スポーツを通して3年間培ってきた仲間意識をさらに強めることができました。
12月の上旬になりました。生徒は、期末テストを終え自分の評価が気になる頃ではないかと思います。テストの作成を終え、成績処理で忙しくなる時期ですが、これらの作業と併行して研修を行っています。
生徒だけでなく、教員も学び続け、社会の移り変わりを学ぶことこそが商業教育であると考えています。変化の激しいこの社会において、次の世界へ道を切り拓くことのできる職業人を育成するために、教員たちはさまざまな場面を活用して、教員としての資質と指導力を磨いています。
今回、見学先に選んだ「GLP ALFALINK相模原」様は、日本最大級で最新の物流施設と言われています。特に、物流機能におけるサプライチェーンの短縮化だけではなく、物流に携わる従業員の労働環境や地域にも配慮した共用部の開放など、さまざまな取組が行われていることを学ぶことができました。
10月28日(金)商楓展(文化祭)が無事幕を閉じました。振り返ると8、9,10月にはいろいろなことがありましたが、行事や取組の連続で、みなさんに紹介することもできませんでした。ここで、紹介することができなかった2学期の行事などを振り返りながら、学校の様子をお知らせしたいと思います。
なお、タイトルにあるように、11月12日(土)~13日(日)にかけて「神奈川産業教育フェア2022」が行われました。会場は、横浜そごう9階の新都市ホールです。
産業教育フェアは、県内の専門学科高校(農業、工業、商業、水産、家庭、看護、福祉、総合産業)に在学する生徒が一堂に会する高校生の祭典です。日頃の学習成果を発表・展示し、専門高校の教育内容や魅力・活動内容を、中学生や保護者の皆様、さらには広く県民の皆様にPRし、高校生と来場者双方にとって有意義な交流の場を提供することを目的として行うものです。コロナ禍により3年振りの会場開催となりましたが、ご来場いただいた方にとって、専門学科の魅力を知るきっかけになればと思います。この催しは、ホームページでも確かめることができます。(「神奈川県産業教育フェア2022(外部サイトへリンク)」で検索してみてください)本年度、見逃してしまった方は、来年度も開催する予定ですので、ぜひいらしてください。
10月28日(金)商楓展(文化祭)を開催しました。26日の商楓展オープニング、翌日の準備を経て展示を中心とした発表を行いました。
本年度は、初めての仮設校舎での開催となり、発表場所の確保や新型コロナウイルス感染症対策などを考慮して非公開での実施としました。
昨年度もそうでしたが、今まで当たり前のようにやってきたことができなくなるという難しさも感じたものの、生徒はそれぞれ創意工夫を凝らして準備を進めてきた結果、より内容の濃い取組とすることができたと思います。
今回の商楓展のテーマは「笑顔満祭~復活の商楓展~」とあり、昨年度の「千紫万紅~笑顔の花を咲かせよう~」の続編を思わせるタイトルになっています。ともにキーワードは「笑顔」でありますが、これはコロナ禍で求められるようになった新しい生活様式、とりわけ人と人との距離感の保ち方やつながりに、生徒達が物足りない、もどかしい思いをしていることの裏返しなのかもしれないと感じています。
当日の発表の様子などを紹介します。商楓展にかける熱い思いと意気込みが、伝わると思います。
9月13日(火)~16日(金)、3泊4日の行程で、2学年が沖縄修学旅行を実施しました。
台風の影響が心配されましたが、予定通り羽田空港から出発することができました。
初日は、平和学習として平和祈念公園、摩文仁の丘、平和の礎、ひめゆり平和祈念資料館を訪れました。2日目は、希望に応じてマリン、サイクリング、カヌー、文化体験などコース別体験学習を、3日目は、クラス別にバスで島内見学を行いました。その後、名護から那覇に移動して、最終日は班別で国際通り見学をして帰途につきました。
現在の2年生は、コロナ禍で中学校時代に修学旅行を含め、ほとんどの学校行事を体験することができなかったため、事前の学習活動に加えて健康観察や昼の黙食の徹底など、感染症対策をしながら実施に向けて準備をして来ました。
台風の影響が残り、一部実施できなかった体験学習もありましたが、生徒にとっては思い出に残る旅行になったことと思います。
9月23日(金)、第2回体験入学を午前・午後で2回実施しました。
体験入学は、希望する中学生を対象に「ビジネスに必要な計算を学ぼう」(電卓による商業計算)、「ビジネスに関わる法律について知ろう!」(法律講座)「エクセルを使ってゲームを作ろう!」(VBAプログラミング)、「コンピュータ会計を勉強しよう」(パソコンを使って会計処理)、「写真館」(フォトショップによる)の5種類の体験授業を実施しました。
新型コロナの影響もあり、世の中のデジタル化は、社会全体に急速に広がり、デジタルに詳しい人、強い人が社会で求められるような時代になってきています。また、現在のウクライナ情勢が物流の悪化や人手不足に影響を及ぼし、生活必需品の価格が高騰しています。円安や物価高が連日報道されるようになる中で、金融教育の関心も高まっています。
本校は、高校生の段階で、パソコンのスキルを高めるITの授業が充実していたり、経営やマネジメント、マーケティングに関する教育を受けたりすることができます。これは、普通科の高校にはない総合ビジネス科ならではの強みと言えます。
実施後のアンケートでは、「普通科にはない、商業科という新しい体験ができてよい経験になった」「説明が丁寧で、普段授業に追いつけないことが多々あり不安があったのですが、その不安もなく出来たので楽しかった」「電卓の打ち方、またビジネス計算について詳しく理解することができた」「プログラミングの楽しさを知れた」という感想をいただくことができ、参加された中学生にとって満足度が高い取組みとすることができました。
令和6年度に厚木東高校と統合し、「新校」となる本校への関心が高まっています。次の学校説明会は、10月22日(土)実施予定となります。少しでも関心のある方は、厚商の魅力をお伝えしたいと思いますので、説明会にぜひいらしてください。
8月4日(木)から7日(日)まで、高知県高知市にて開催された『第74回全日本高校女子選手権大会』決勝において、厚木商が3―1で山梨学院に勝利し、10年ぶり8度目の優勝に輝きました。
決勝戦では1回に内野さん(3年)の2点適時打などで3点を挙げると、丸本さん(3年)の速球と守備陣の奮闘で相手打線を本塁打による1失点に抑え逃げ切りました。
猛暑の中、厚木商業は14名の選手がそれぞれの役割をしっかりと果たしながら、すべての試合を一丸となって戦い抜きました。主将の矢藤さん(3年)は、「序盤からリズムをしっかりと作ることができ、チームの仲間もしっかりやってくれた。ありがとうと言いたい。」と勝利をかみしめていました。
【試合結果】
1回戦 済美高等学校(愛媛) :1-0
2回戦 県立コザ高等学校(沖縄) :5-1
3回戦 金沢高等学校(石川) :6-0
準々決勝 神田女学園高校(東京) :4-0
準決勝 千葉経済大学付属高校(千葉):1-0
決 勝 山梨学院高校(山梨) :3-1
新型コロナの影響が2年以上続き、思うように練習もできない中で、苦しさを乗り越え、鍛錬を積み重ねてきた努力が結実しました。晴れやかな笑顔で応援席にあいさつする部員たちに、スタンドで応援した家族、OGや教員、関係者から惜しみない拍手が贈られました。
コロナの影響が2年以上続く中で令和4年度がスタートし、25日(月)で1学期の終業式を迎えました。過日、厚木中ロータリークラブ様から寄贈していただいたデジタルカメラなどを活用して、視聴覚室から各HRへオンライン配信をして、終業式と表彰式を行いました。
現在、感染者数は全国で日増しに増える状況が続いています。この2年間の経験から、新型コロナの感染状況は、長期休業後にさらに拡大することが予想されます。夏季休業期間中は、感染リスクの高いと感じる行動は自らの判断で制限・自粛するように努めることが肝要です。
学校行事など、計画しては崩される、その喪失感の中で学校は、多くのことを学んできたという思いがします。「できないことを嘆くのではなく、この状況だからこそできることを見つける。」「今まで通りのやり方では乗り越えられない事態を前に、新しいアイデアを生み出す力こそが、新しい時代を創っていく原動力なのだ。」という考え方でこの難局を乗り越えていきます。
2学期のスタートは、8月26日(金)です。全員が、元気な姿で登校することを楽しみにしています。新型コロナの感染、事故やけがなどに気を付けながら、充実した夏休みとするようにしてください。
ソフトボール部は、6月の関東大会に続き、高知県で行われる第74回全日本高等学校女子ソフトボール選手権大会に出場します。
神奈川県予選の決勝は、6月19日に小田原東高校で行いました。14名の部員に対し、相手の光明学園相模原高校は部員数が多く、試合前に数の力と闘っているように感じられました。厚商の生徒たちは、その圧力にも負けずによく立ち向かって行ったと思います。全国大会は、8月4日から7日までの日程で開催される予定です。
写真は、7月20日(水)に行った壮行会の時に撮影したものです。今回の大会にかける熱い思いと意気込みが、監督の宗方先生と主将の矢藤さんのことばから伝わってきました。
昨年度に引き続き、全国大会出場のお祝いに横断幕を作りました。校門に向かって左側のフェンスに張りましたので、ぜひご覧になってください。全国大会という大きな目標に向かって、たゆまぬ努力を積み重ねて来た結果です。これまで頑張ってきた自分たちの力を信じ、持てる力のすべてを発揮してきてほしいと思います。
また、7月20日(水)の4校時に、壮行会をオンラインで開催しました。それぞれの部活動の顧問、代表生徒から説明があったのち、生徒代表として生徒会長からも激励の言葉をもらいました。
簿記部は7月25日、珠算・電卓部は、7月29日、そしてソフトボール部は8月4日から7日までの日程で競技会が予定されています。
コロナ禍が長びく中で、体調管理など、通常よりも苦労することが多かったと思います。しかしながら、同じ高校に通う仲間の活躍は、すべての生徒にとって、なによりの励みとなり自信にもつながることと思います。
商業の部活動は、高等学校から始める場合がほとんどです。中学生で、部活動に所属したことがない人、高校で今までとは異なる種目に挑戦したい人は、ぜひ厚木商業高校への進学を考えてみてください。
6月18日(土)に、横浜商業高等学校で第38回全商簿記競技大会神奈川県予選会が行われました。厚木商業高校は、団体優勝を果たすとともに、個人の部でも平野さん(2年)が準優勝するなど優秀な成績を収め、全国大会に出場することが決まりました。
さらに、個人の部で第5位に小嶋さん(2年)、第6位に渡邉さん(3年)、第7位に中山さん(2年)、第10位にゴー ニャット タンさん(3年)が入賞するなど、日頃の成果を発揮することができました。全国大会は、7月25日(月)日本工学院専門学校(東京都大田区)で行われます。
また、これに先駆けて、6月5日(日)に藤沢翔陵高校で行われた第16回神奈川県商業教育研究会・電卓競技会第69回全国高等学校ビジネス計算競技大会神奈川県予選会において、珠算・電卓部が団体優勝し、全国大会出場を決めました。
個人の部では、須藤さん(3年)が読上算第1位、総合競技第3位、白川さん(2年)が総合競技で1位、読上算で第3位、平野さん(2年)が総合競技・応用計算で第2位となり、全国大会へ出場します。さらに、総合競技では第7位に内田(2年)さん、第8位に佐野さん(2年)が入賞し、佳良賞を獲得しています。
なお、全国大会は、7月29日(金)に、簿記と同じく日本工学院専門学校で開催されます。
前回紹介した厚商ソフトボール部に続き、簿記部、珠算電卓部も全国制覇を目指して全力を尽くします。みなさん、応援をよろしくお願いいたします。
特に商業の競技大会については、中学生時代には部活動に所属していなかった人、高校から部活動を始めた人でも、努力次第で全国大会に出場するチャンスがあります。中学生の方は、学校選びの参考にしていただけるとありがたく思います。
6月19日(日)に、小田原東高校のグラウンドで全国総体県予選ソフトボール競技の決勝戦が行われました。強敵である光明学園相模原高校を相手に、初回に得点した2点を守り切り、2対0で破って全国大会出場を決めました。
緊張で張り詰めた雰囲気の中で試合は始まりました。初回に二遊間に飛んだヒット性の打球を、セカンドでキャプテンの矢藤さんが逆シングルで見事にキャッチし、アウトをとるファインプレーで波に乗りました。ノーアウト満塁のピンチを迎えた回もありましたが、ピッチャー丸本さんの力投にこたえるようにチーム全員で粘り強く守り抜き、相手に得点を許しませんでした。
令和4年度の全国総体は、高知県で8月4日~7日の期間に開催されます。厚商ソフト部は、全国制覇を目指して全力を尽くします。みなさん、応援をよろしくお願いいたします。
また、今月行われた全商各種競技大会において、珠算電卓部、簿記部が県予選を勝ち抜き、団体優勝を見事にを果たしました。改めて、みなさんにこの紙面で紹介をする予定です。
5月31日(火)、雨で順延とはなりましたが、荻野運動公園を借りて体育大会を実施しました。
昨年度と同様に、競技種目やルールなどを一部変更するなど感染症対策を講じたうえで、非公開で実施をしました。前の晩から降っていた雨も競技開始時間にはすっかりあがり、生徒たちは学年を越えて赤・白・青の3つの団に分かれ、競技を行いました。
コロナ禍で応援練習なども、思うようにできないもどかしさや悔しさもありましたが、むしろ今だからこそできること、工夫してきた成果を十分に発揮することができたと思います。全校生徒が一堂にそろう数少ない学校行事として、生徒たちにとって思い出に残る1日になったことと思います。
新型コロナウイルス感染症対策のために、本年度も「全公立展」が中止となりました。中学校3年生のみなさんにとって、自らの進路決定に有益な情報収集の場であり、動機付けにもなる機会が中止となってしまったため、お困りの方も多いことと思います。
そこで、校内で第1回目の学校説明会を行うこととしました。新型コロナ感染症対策により、「密」の状態を避けるため視聴覚室で実施しますが、会場の関係で参加者を制限させていただいております。
令和6年度より、隣接する厚木東高等学校と再編統合となる本校としても、みなさんに早くお伝えしたいことがあります。今回、参加が叶わなかった人も、第1回1日体験入学を8月に実施しますので、ぜひ参加をしてください。
(※全公立展の中止に伴い、県内公私立高校の情報を掲載した「高校ガイドブック」を、県内の公立中学校などを通じて3年生に配布するほか、県のホームページで進路決定の参考になる情報を掲載することになります。)
厚商NAVIでは、本校の教育活動に関する情報発信を不定期でしています。令和4年度は、ここから校内の生徒、地域に向けていろいろなトピックを紹介していきますので、時々立ち寄ってみてください。
今回は、4月から5月にかけて実施した主なイベントなどについて紹介することにします。この時期は、新入生を対象とした集会などが多く開かれました。
4月5日(火曜日)より、新学期が始まりました。始業式に先立ち、新しく着任された先生方を紹介しましたが、新型コロナウイルス感染症対策により、今回も参集型の集会ではなく、オンライン配信で実施をしました。
昨年度、各ホームルーム教室に設置した「インタラクティブ電子黒板機能付プロジェクタ」を活用して、黒板に画像を大きく投影しながら新着任者を紹介しました。生徒の皆さんには、一日も早く顔と名前を覚えていただき、一緒に充実した学校づくりを目指していきたいと思います。
また、翌日には、第51回入学式を挙行しました。雨の日が続いていましたが、式当日は、春の花が咲きそろい、晴れの門出に相応しい穏やかな日となりました。
入学式では、「新入生が持つ可能性は無限大であっても、学生として過ごすことができる時間はあっという間と言える。無限の可能性と限りのある時間を無駄にしないためにも、夢や目標をしっかりと持って、一日いちにちを大切に過ごし、いろいろなことに挑戦してほしい」というメッセージを新入生に送りました。
ここ数日、雨が降ったり気温が低い日が続いたりしていますが、厚木商業高校の敷地内外の桜は次々と満開となり、春の訪れを一段と感じる季節となりました。
令和3年度も新型コロナの影響を受け続け、多くの行事が中止や延期、規模を縮小しての実施となりました。球技大会も、そのひとつと言えますが、感染症予防対策として学年ごとの開催とし、グラウンド競技(ドッジボール)に限定する形態で実施することとしました。
この行事が終わると、学校はいよいよ春休みとなり、桜の開花とともに新年度の準備が本格化することになります。
いよいよ桜も満開となり、新しい年度が近づいてまいりました。
3月19日(土曜日)から22日(火曜日)までの期間で、ソフトボールの全国選抜大会が広島県尾道市御調(みつぎ)ソフトボール球場で開催されました。
厚木商業は、初戦の啓新高等学校(福井県)戦を8対2で破り、順調なスタートを切りました。時折、強い雨が降るコンディションではありましたが、集中力を切らさずに試合運びをする中で、内野さんの3ランホームランが出るなど、初めて対戦する相手に常にリードをする理想的な展開で勝利しました。
次の香椎高等学校(福岡県)戦では、相手投手の投球リズムに苦しめられましたが、丸本さんの好投も光り、相手打線をまったく寄せ付けず2対0で勝利しました。この2回戦の勝利でさらに波に乗り、連勝して準決勝まで進出しました。決勝をかけて臨んだ試合には惜敗しましたが、新型コロナの影響で思うように練習ができなかったハンデを乗り越えながら、善戦し銅メダルを手中に収めました。
見事全国大会3位を達成した選手たちに、拍手を送りたいと思います。
ウィズコロナ・ポストコロナ社会にも適応できる職業人材を育成することを目的とし、農業や工業等の職業系専門高校において、技術革新の進展やデジタルトランスフォーメーションを見据え、高性能ICT端末等を含む最先端のデジタル化に対応した産業教育装置の整備を行う事業が行われます。
この事業は、「スマート専門高校」と呼ばれています。デジタル化対応産業教育装置整備事業で費用の一部は、国が緊急的に補助するものです。よって、一般の普通科の高校にはない設備と言えます。
本校では、すでに電子ホワイトボードを3台導入し、授業で活用していますが、このたび、「インタラクティブ電子黒板機能付プロジェクタ」が設置されました。このことにより、コンピュータを利用しなくても、デジタルホワイトボードを利用することができます。従来のホワイトボードと異なりページを20ページまで増やせるので板書を消す手間もなく、板書内容の保存もできます。さらにプロジェクタとパソコンをUSBなどで接続し、ペンツールを使うとアンダーラインや文字の書き込みなどもでき、学習効果をさらに高めることが期待できます。
「スマート専門高校」の備品は、専門高校の特性に合わせて設置されるものとなりますが、「厚商NAVI」で紹介をしていきたいと思います。
昨年度、「校長室より」でご紹介した胡蝶蘭が、ようやく開花しました。昨年度の4月にいただいた胡蝶蘭を、別の鉢に植え替えて、育てていたものです。
現時点で、1鉢に3輪ずつ咲いていますが、つぼみも更に膨らんできているので、花数ももう少し増えるかもしれません。胡蝶蘭は、水分と温度管理、風等に留意しないとなかなか花を咲かせることができないようです。蘭の栽培に詳しい教員や教育局の指導主事の助言を得ながら育ててきました。養分をもう少し与えることができると、さらに立派に育つのではないかと考え、次年度の課題としたいと思っています。
新型コロナの感染拡大により、教育活動を行う上で苦しい日々が続いていますが、胡蝶蘭は、開花している時期が長くとても可憐な花なので、コロナ禍にあって、私の心の癒(いや)しとなっています。
次年度、さらに大きく立派に咲かせたときには新型コロナの感染が終息していることを祈りながら、大切に育てていきたいと思います。
令和4年1月21日(金曜日)、厚木市文化会館で課題研究発表会を実施しました。
新型コロナウイルス感染症対策により、今回は無観客による発表形式としましたが、どれも素晴らしい内容であったと思います。この2年間、学習活動は、新型コロナウイルスの影響を大きく受けて来ましたが、今回の課題研究も研究の過程で、コロナ禍における社会情勢を意識せずに行うことはできなかったのではないかと思います。1,2年生は、今回の3年生の発表をお手本として、今後の探究的な活動に活かしてほしいと思います。
【会場で発表されたテーマと発表者】
1 「郷土料理を作る」(3-5 渡邉さん)
2 「大人と子供のギャップ」(3-1 畑中さん、古江さん、松本さん)
3 「脱出ゲーム」(3-5 萩原さん)
4 「企業に求められる第2外国語」(3-2 長尾さん)
5 「貧困の改善」(3-6 塚原さん)
6 「厚商の手帳アプリ」(3-6 久保山さん、飛川さん)
7 「目に留まりやすいポスターの作成」(3-4 小島さん)
8 「厚木商業の志願者を増やすためには」(3-7 新井さん、片山さん、前田さん)
9 「レジシステムの開発」(3-3 蔦さん)
10 「厚木市PR動画の作成」(3-7 鈴木さん)
11 「SNSを使った販売促進」(3-2 難波さん、平野さん、三藤さん)
課題を発見し、解決を図るための検証を行うという活動には、終わりはないと思います。一つの課題が解決すると、また新たな課題が見つかりその解決を図ろうとする、それを無限に繰り返していく中で、成果は研ぎ澄まされ、完成度を高めて行くことになる、これが研究だと思います。
今回の発表も同様で、課題に対する問掛けはこの先も続いていくことになりますので、その意味で、1,2年生は、本日の先輩たちの研究課題を引継ぎ、さらなる高みへ深化させられるように取り組んでみても良いと思います。高校で学んだことは、基本となる学びの手法の一つにしかすぎませんが、これらを大切にしながら、生涯にわたって学び続けてほしいと思います。
発表者のみなさん、大変お疲れ様でした。また、素晴らしい発表をありがとうございました。
令和4年1月18日、家庭科3年選択「子どもの発達と保育」の授業で、高大連携接続授業を行いました。
今回の講師は、和泉短期大学児童福祉学科の鈴木俊彦教授です。児童虐待の種類、件数、虐待が起こる社会的な背景、虐待の子どもへの影響、虐待から子どもを守るためには考えなければならないことなど、資料やデータをもとにわかりやすく教えてくださいました。
【生徒のレポートより】
○「『保育士が早期発見に努める』、そのために何をしたらいいんだろう。私はもっと虐待について詳しく知りたい。児童相談所の話も聞いてみたい。」
○「何歳になっても親に愛されたいと思うのは当然だと思う。それを全力で受け止めてくれる親があふれてくれると良いな。」
○「虐待は、報告の義務があるから、もっと社会全体に知らしめればいい。子どもや指導者が学んで、虐待にいち早く気づいて対応するのも大事だけど、虐待しているのは親であって大人だから、大人に向けてそういうチラシを配ったり、講義みたいなことをしたりすると全体の意識も高まるのかなって思います。」
○「世の中には、自分が想像している何倍も、ひどい虐待が行われていることを知って悲しくなった。」
厚生労働省のホームページを見ると、児童相談所の児童虐待の相談対応件数や虐待死の数などのデータを確かめることができます。子どもの健やかな成長に影響を及ぼす児童虐待の防止は社会全体で取り組むべき重要な課題です。
授業に参加した生徒の意見・感想には、「虐待はいけないことだが、そこには何か原因や背景があり、被害者が相談をしたいと思っても、できない状況があることも考えられる。また、仮に相談できても心が完全に晴れるものでもなく、虐待は解決しにくい問題だと思う」という内容の記述もありました。生徒は、こどもの学びと育ちに関して一人ひとりが意識を高めながら、この課題に向き合いました。
令和3年12月、学年別に球技大会を実施しました。両日とも快晴に恵まれ、予定通りグラウンドと体育館で競技を行うことができました。バスケットボールでは、教員チームとの対戦もありました。新型コロナウイルス感染症対策により、通常とは異なる形式での大会実施でしたが、それでも久しぶりの行事に生徒たちは楽しく参加することができたと思います。
昨年の12月13日(月曜日)、15日(水曜日)の2日間に分けて、テーブルマナー講習会を行いました。対象は、3年生で家庭科の授業の一環として実施しました。
3年生については、遠足、修学旅行も新型コロナの影響で中止となり、商業高校にふさわしい取組で、何か思い出に残る新たな取組はないかと考えて実現させたものです。
レンブラントホテル厚木の広いバンケットルームが、かなり広大かつ豪華であったので、参加者全員も緊張しながら、マナーの勉強と美味しいコース料理を堪能しました。
厚木商業高校ソフトボール部は、3月に広島県で行われる第40回全国高校女子選抜大会に出場することとなりました。部員は優勝を目指して、日々練習に励んでいます。ご支援をくださいますようお願い申し上げます。
年明けの1月8,9日に本校でソフトボール「winter festival」が開催されましたが、東京オリンピックソフトボール日本代表の監督を務められた宇津木麗華監督が視察に訪れました。9日には、TOYOTAの馬場幸子監督(北京オリンピック2008ソフトボール日本代表)も来校され、試合に臨む厚商ソフト部員たちの一挙手一投足に熱い視線を注がれていました。
宇津木麗華さんは、監督として考えていらっしゃったこと、マネジメント、選手の育成、ピッチャーの上野由岐子選手や厚商卒業生の山田恵里選手について、東京オリンピック2020のエピソード等々、私(校長)の質問にも丁寧にお話しくださいました。監督のお話は、今の自分の職に置き換えても十分に役立つ内容でした。詳しいことは、企業秘密(笑)で書けませんが、今後の自分の生き方に、ぜひ生かしたい(生かさなければならない)と思うことを伺うことができました。
昨年末に、校長室で資料の整理していたところ、平成6年度にソフトボール部が全国優勝を果たし、厚木市内を凱旋パレードしている写真を発見しました。総合庁舎の前の道路を封鎖して行われるような大々的なパレードだったので、私は大変驚きました。まさに本校のソフトボール部が、地域の方々に支えられ、また厚木市民に勇気や力を与えるような存在であることをあらためて感じさせられました。
令和3年12月27日(月曜日)あつぎ市民交流プラザ(アミューあつぎ)で、県央地区の県立高校による「探究的学習発表会」が開催され、本校からは3人の生徒(難波海斗さん、平野玲河さん、三藤倖雅さん)が厚商生代表として参加しました。
当日は、9時30分から開会式を行い、その後2回のタームに分けて同じ発表を行いました。発表時間は10分ですが、本校生徒は教科「課題研究」で学んだことを生かし、落ち着いた態度で説明をすることができたと思います。
今回のテーマは、「SNSを活用したマーケティング」というタイトルで、地元の和菓子店の協力をいただきながら、日本食として海外の方にも人気のある和菓子への関心を、若者にも高めることによって、地域の活性化につなげる手立てについて、仮説を立てて実践したことに対する検証を行った経緯について、スライドを使いながら説明しました。
1回目の参加校は、大和東高校と座間総合高校、2回目は大和高校と座間高校でした。発表テーマは、シチズンシップ教育や再生可能エネルギー、防災教育、児童虐待などさまざまでしたが、どの学校も時間をかけながら積み重ねてきた研究成果を、わかりやすく説明していました。
本校から参加した3名は、ともに3年生です。1月21日には、「課題研究発表会」が予定されていますので、参加者から得た助言やヒントなどを参考に、さらにアップデートした内容で発表できることを楽しみにしています。
日本歌人クラブ主催、文化庁・東京都教育委員会などが後援の「第15回全日本学生・ジュニア短歌大会」において、本校の生徒6名の作品が入賞しました。
今回の短歌大会は、新型コロナウイルス感染症対策のため、昨年に引き続き授賞式が中止となりました。10月2日(土曜日)に、明治神宮参集殿で授賞式を予定通り行うことができていれば、「短歌仲間」同士で作品について、いろいろな意見交換や歓談ができたのではないかと思います。
今回の入賞者と作品を掲載します。歌の感想などを伝えていただけると励みになることと思います。(体裁が、紙面の都合で横書きになってしまいますが、ご了承ください)
入選した作品は、どの歌も同じ学校に通う高校生として、共感を覚えたり、情景が浮かんだりするものばかりだと思います。
これらの作品を読んで自分も短歌を詠んでみたいと思った人は、今回の短歌大会を紹介、指導していただきました国語科、笹谷潤子先生に声掛けをしてください。自分でも気づかなかった新たな才能が開花するかもしれませんよ。
10月9日(土曜日)に学校説明会、第1回体験入学を実施しました。新型コロナウイルス感染症対策のため、人数を制限し、午前・午後の2部構成で行いました。当日は、生徒129名、保護者121名の参加があり、参加した方々からは、「商業高校を詳しく知ることができてよかった。」という声が多数聞かれました。
11月20日(土曜日)に2回目の体験入学、学校説明会を実施する予定です。興味のある方は、ぜひ参加してください。お待ちしております!
「ハイスクール議会」とは、公益社団法人日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会の主催によるもので、県内の高校生が3日間にわたり、8つの委員会に分かれて議論を深め、県政への提言等を行うものです。
本年度は、8月4日(水曜日)、6日(金曜日)、17日(火曜日)に神奈川県新庁舎議会本会議場において開催をする予定でしたが、緊急事態宣言発出のため、WEB上での開催となりました。
3日間に渡って高校生議員がディスカッションをし、最終日に黒岩県知事に対して質問・政策提言をしました。本校からは、2年生の生徒会役員3名の生徒が参加しました。SDGsや共生社会について学び、実際の県議会を模した委員会ごとの議論を経て、次のような提言書をまとめました。
このたび、神奈川県教育委員会より、「東京2020オリンピック・パラリンピック」のエンブレムピンバッジ(非売品)が届けられました。
これは、東京オリンピック開催に際して、神奈川県出身のアスリートを応援する『子どもたちから「選手たちに送るエール」』というプロジェクトに、本校の卒業生でソフトボール競技主将の山田恵里選手を応援するメッセージ動画を作成し、提供したお礼にいただいたものです。
このプロジェクトは、新型コロナウイルス感染症予防対策のために、オリンピック学校連携観戦プログラムが中止となったことを受け、無観客の中でも全力を尽くす選手たちのために励ましや応援の言葉を届けたいという児童・生徒の想いに応えるため、県内の学校から、児童・生徒たちによるエールの画像(寄せ書きや写真など)や動画を募集する取組みを神奈川県教育委員会が企画したものでした。動画は、「神奈川県教育委員会」のホームページで、今でも閲覧することができます。
山田恵里選手が、ソフトボール競技において金メダルを獲得されたことから、厚木市の特別表彰を受けることとなり、小林常良厚木市長のはからいで会場に本校が選ばれ、8月11日(水曜日)に仮設校舎内視聴覚室で贈呈式が行われたことなどは、「厚商NAVI(校長室より)」でも紹介していますので、ぜひご覧になっていただきたいと思います。
なお、東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムは、日本の伝統色である藍色で市松模様(いちまつもよう)をモチーフにデザインされています。二色の四角形(正方形または長方形)を交互に配したこの模様の名は、江戸時代の歌舞伎役者が着ていた衣装に由来していますが、そのルーツは古墳時代(6世紀頃)にまでさかのぼり、群馬県鴻巣市生出塚遺跡出土の人物埴輪(はにわ)に市松模様が用いられているのが確認されているようです。市松模様は、みなさんがご存知の漫画『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴作)の主人公・竈門炭治郎や妹の禰豆子が身にまとっている着物や帯のデザインにも使われています。
9月1日から9月12日まで、分散登校及びオンライン授業を実施します。登校する日を設けていますので、厚商の皆さんは予定表をよく確認してください。
登校日以外は、オンライン授業を行います。期間中の課題なども評価の対象となりますので提出し忘れたり紛失したりしないよう注意が必要です。
ところで、東京パラリンピック水泳競技に県立高校の生徒が出場し、活躍をしています。27日の50メートルバタフライ(運動機能障害S5)で7位入賞を果たしました。生まれつき両腕がない16歳の男子生徒が、しなやかな上半身の動きと強いドルフィンキックを武器にオリンピックという大舞台で力を発揮されました。背泳ぎや自由形の競技にも出場予定です。
障害のあるなしにかかわらず、また支える人と支えを受ける人に分かれることなく、ともに支え合い、さまざまな人々の能力が発揮される活力ある社会つくりを目指すことが重要です。みなさんにはパラリンピックを通して、そのような意識を高めてもらいたいと思います。「共生社会」、このようなことばを特別な取組として意識するのではなく、誰もが地域社会の中で積極的に活動し、その一員として豊かに生きることができるような社会を目指していきたいと思います。
第44回の「厚商NAVI」で本校卒業生の金メダリスト、山田恵里選手が「一日一日を大切に過ごしてほしい」と述べられたという記事を載せましたが、今回、紹介した県立高校生も、日本記録の更新を続けながら、自己の「弱点を改善していきたい」と目標を定めて日々努力を続けているそうです。オンラインであろうが、対面授業であろうが方法の違いがあるだけで、学びの重みに差はありません。1つひとつの授業を大切にすることが明日の成長につながる道と思い、集中して取り組んでください。
8月8日で東京オリンピックは閉会となりましたが、本校出身の山田恵里選手が、ソフトボール競技において金メダルを獲得されたことから、厚木市の特別表彰を受けることとなりました。小林常良市長の計らいで会場に本校が選ばれ、8月11日(水曜日)11時より仮設校舎内視聴覚室で贈呈式が行われました。
出席者は、市長、副市長、教育長、議会の議長、などと校長、監督、後援会長、ソフトボール部員などの関係者及び報道関係者に限定して実施しました。また、贈呈式の前にグラウンドで山田選手を囲みソフトボール部員と記念撮影を行いました。
贈呈式後のインタビューで、山田選手は「厚木商業が原点だと思っているので、また金メダルの報告ができてよかった。後輩たちには、どれだけの準備ができるかで結果は変わってくると思うので、一日一日を大切に過ごしてほしい」と述べられ、母校を後にされました。
オリンピック2連覇とひと口にいっても、期間は13年にも及びます。この間、キャプテンとしてチームを牽引し、結果を出し続けることは、並大抵の努力ではなしえません。偉大な先輩の言葉を胸に一日一日の学びを大切にして、コロナ禍を乗り越えていきたいと思います。
7月20日(火曜日)、大掃除のあと、終業式、表彰、全国大会に出場する壮行会を実施しました。
1学期始業式に続き、今回も新型コロナウイルス感染症対策として、meatでのライブ配信で行いました。校長講話の中では、次のようなことを生徒に伝えました。
新型コロナの感染状況は、再び拡大の傾向にあります。県知事は、県独自で緊急事態宣言を出すと表明しました。生活に必要な場合を除いて外出自粛の徹底を求めています。夏季休業期間中は、特にグループ等でのカラオケや食事、友人宅の宿泊等、感染リスクの高い行動は自粛してください。
「ドラえもん」の、のび太君が将来、立派な大人に成長したのは、いろいろな仲間を受け入れることができるのび太君の広い心と、失敗しても何度も立ち上がって自分で解決しようとする力ではないか。このような「生き方」は、今の社会における多様性を認めること(例えば、それぞれの人にある個性、多種多様な価値観やものの考え方、人種や民族やLGBTQなどのマイノリティ=社会的少数者などの多様性を認めること)や、トライ&エラーの大切さを我々に伝える作者のメッセージであると思う。
平成28年7月26日に県立の障害者支援施設である「津久井やまゆり園」において大変痛ましい事件が起きた。二度とこのような事件が繰り返されないよう、神奈川県では平成28年10月に「ともに生きる社会かながわ憲章」を定めた。人にはどんなに努力しても変わらない苦手なことや、生まれつき得意なことなど、さまざまな個性があります。そうしたさまざまな個性やさまざまな考え方、多様性を尊重し、よりよく生きる社会を作っていくことが大切である。7月26日から8月1日は、「ともに生きる社会かながわ推進週間」。この機会にあらためていのちの大切さについて考え、よりよい社会をつくるために一人ひとりがどのように取り組んでいくべきなのか、考えてほしい。
終業式後に英語科の八木先生が、そばにいた生徒に「今日、校長はどのような話をしたの?」と尋ねたところ、「ドラえもんの話をしていた。」とのび太の生き方についての話であったと説明してくれたそうです。自分とは異なる考えを持つ他者や、多様性を受容する心を大切にしてほしいという気持ちを受け止めてくれたことをとても嬉しく思いました。
今は、一人ひとりが感染予防に努めお互いの命を守る行動を心掛けることが一日も早い事態の収束につながると信じて生活をするしかないと思います。新型コロナの感染だけではなく、事故やけがなどに気を付けながら、充実した夏休みとするようにしてください。
全国大会出場のお祝いに横断幕を作りました。校門に向かって左側のフェンスに張りましたので、ぜひご覧になってください。商業科の上出先生が、横断幕のデザインを担当しています。
目標に向かって、たゆまぬ努力を積み重ねて来た結果としての全国大会出場です。これまで頑張ってきた自分たちの力を信じ、成果を存分に発揮してきてほしいと思います。
なお、東京オリンピックソフトボール日本代表のキャプテンを務める山田恵里選手は、本校の卒業生です。初戦でオーストラリアを8-1の5回コールドで下し白星発進した日本は、第2戦でメキシコと対戦。終盤に追いつかれ2-2でタイブレークにもつれる競り合いとなりましたが、8回1死三塁から渥美選手の内野安打で3-2と日本がサヨナラ勝ちしました。その時、決勝のホームを踏んだのが山田恵里選手です。
さらに、25日のカナダ戦では、サヨナラ決勝打を放つ活躍をされました。朝の通勤時に、地域の方から「山田選手は、厚商の卒業生ですか?すごい方を輩出されましたね。」と声掛けをいただきました。決勝戦でのさらなる活躍を期待して応援したいと思います。
新型コロナ感染防止対策のため、ほとんどの競技が無観客での実施となりましたが、学校で一丸となって山田選手にエールを送りたいと思います。
全国大会は、情報処理競技大会が7月25日(日曜日)に広島県、ソフトボール競技大会は、27日(火曜日)より福井県、ビジネス計算競技大会は、23日(金曜日)に県内で開催されます。みなさんの応援をよろしくお願いいたします。
7月17日(土曜日)、10時よりPTA校内環境美化活動を実施しました。
昨年度は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、PTA活動が軒並み中止となりました。本年度は、短時間で作業を行うなど、感染症対策を講じたうえでプランターづくりを行いました。
生徒は夏季休業に入るため、比較的育てやすい、色とりどりの日々草をプランターに寄せ植えをして中庭の日当たりのよい場所へ設置しました。
5月28日(金曜日)雨で1日順延となりましたが、体育大会を実施しました。
今回は、仮設校舎建設のため、校庭が利用できないため、荻野運動公園を借りて実施しました。
昨年度は中止としましたが、本年度は競技種目やルールなどを一部変更し、サーモグラフによる体温チェックや事前の健康観察や応援席を分散するなどの新型コロナウイルス感染症対策を講じたうえで実施をしました。生徒たちは、学年を越えて赤・白・青の3団に分かれ、競技を行いました。
開会式でも話しましたが、全校生徒が一堂にそろったところを見るのは、着任後初めてであり、感慨深いものがありました。
6月5日(土曜日)に開催したPTA理事会で、当日の様子を映した画像や応援合戦の動画を披露しました。
変異株による感染拡大が心配されます。コロナの変異ウイルスは前と比べて、感染のパワーは
最大で1.7倍!油断は全くできません。
○いまできることは、感染を予防することです。
1.こまめな手洗い
2.マスクをつける
3.密にならない
これは、変異ウイルスでも同じです。
新型コロナウイルスについて、全国的に感染拡大の傾向が続いています。政府は、9都道府県に出している緊急事態宣言について、23日から6月20日までの期間、まん延防止等重点措置を適用していた沖縄県を追加することを決めました。
神奈川県内においても感染力が強いと言われている変異株の割合が上昇していることを踏まえ、学校では、とり得る対応は最大限行うという姿勢で日々の教育活動を実施しています。
本校では、教育委員会の通知「新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた取組の強化・徹底について」等に基づき、まん延防止等重点措置の期間の延長に伴う対応として、次のことを継続していきます。
時差通学で通常時間(50分)による授業を実施する。
●教育活動においては感染リスクの高い活動を可能な限り避けた上で学びを継続する。
朝、登校時の健康チェックも、サーモグラフを活用しています。また、特に昼食時の感染リスク を減らすために、毎日「3密」と食事中の会話に対する注意喚起を放送で伝え、学年の職員が巡回する指導を行っています。
生徒のみなさんも、感染拡大防止に向けて、人から注意されたり、指示されたりする前に自ら判断し、正しい行動ができるように心がけ、安心安全な学校生活が続けられるように協力してください。
3月16日から始まった仮設校舎の建設工事は、概ね予定通りに進んでいます。
7月末に完成し、8月に「引っ越し」を行う予定です。特別教室とすべてのホームルーム教室を移動させます。仮設校舎に移動したあとは元の校舎には戻らず、令和6年度に開校する厚木高校との再編校(新校舎)に校舎を移すことになります。
これまでの工事過程を(外観だけではありますが)写真で紹介します。この2か月で、かなり工事が進んでいることがわかると思います。
令和3年度になり早くも1か月以上が経ちました。入学者選抜業務や新年度の準備などで、「厚商NAVI」もしばらくお休みしていましたが、ここから再開したいと思います。
さて、以前、「厚商の中庭は林である」でも紹介しましたように、厚木商業では、様々な種類の植物を楽しむことができます。咲く花によって、季節を感じますが、校庭のつつじが満開となり、いよいよ夏が近づいている感じが強くなってきました。
すずらんが群生している場所があることに気付いている人はいますか?体育準備室の前の花壇に野菜?と一緒に植えられています。
新型コロナウイルス感染症の感染者数も、日増しに多くなってきています。4月30日(金曜日)は、今後分散登校などを考えなければならない状況が来た時を想定して、オンライン授業の試行を行いました。この時の様子は、また別の機会に紹介したいと思っています。
世間の混乱などには惑わされず、可憐に咲くこれらの花々を見ると。何か心が穏やかになるように思います。特に1年生の皆さんは、校内を散策してみると新しい発見があるかもしれませんね。
国税庁では、毎年、全国の高等学校の協力を得て「税に関する高校生の作文」の募集を行っています。 これは次代を担う高校生が、身近に感じた税に関すること、学校で学んだ税に関すること、テレビや新聞などで知った税の話などを題材とした作文を書くことで、税について関心を持ち、正しい理解を深めるという目的で行われている取組です。
本年度、本校の生徒3人(2年:中村さくらさん、荒木由菜さん、3年:太田優月葉さん)が、「税に関する高校生の作文」で厚木税務署長から署長賞を受賞することとなり、12月16日(水曜日)に、本校で授賞式を行いました。
厚木商業高校では、裁判所への見学や税理士や司法書士などの外部の専門家を招いた講演会などを行い、より専門的で実践的な学びを体験する機会があります。
12月15日(火曜日)には、東京山手調理師専門学校調理師科の吉田修明先生をお招きし、家庭科の授業で調理実習を行いました。吉田先生のご専門はイタリアンで、この日は、「かぼちゃのニョッキ」(団子状のパスタの一種で、もっちりとした食感があります。日本食の「すいとん」のような食べ物です)の作り方を教えていただきました。
調理師専門学校のプロの講師から、直接ご指導をいただき、できあがったニョッキを全員で試食しました。授業見学をした廣幡副校長と一緒に、私もわけていただきクリームソースで調理された本格的なイタリアンを堪能(たんのう)しました。
厚商では、他にも外部から講師をお呼びして、専門家による授業を実践しています
神奈川県では、「かながわ教育ビジョン」で掲げた人づくりの理念が、多くの方々と共感・共有され、協働・連携が進むよう、「あいさつ運動」、「3033(サンマルサンサン)運動」、「ファミリー・コミュニケーション運動」を「心ふれあう3つの運動」として取り組んでいます。
本校では、その運動の一環として、「あいさつ運動」を実施しています。生徒会のメンバーが、登校する生徒や地域の方々に明るく挨拶をしています。これは、本校の学校目標にも位置付けた「他者理解、他者受容の心を育む」取組のひとつと私は考えています。このことにより、思いやりの心を醸成するとともに、豊かな人間関係を育む、明るく安全な地域社会づくりを推進して行きたいと思います。
さて、地域にねざした運動の一つとして、厚商では地域貢献活動も実施します。近隣の緑ヶ丘幼稚園では、10月に運動会を実施しました。ガイドラインに則り、厚商のグラウンドを幼稚園の子どもたちにお貸しして、運動会の練習に利用していただきました。
少し前になりますが、本校の生徒が体育の授業を行う傍(かたわ)らで、園児たちがかけっこの練習をしました。
「運動会を楽しみにしている人は、手をあげて~っ。」という私の声に、園児たちは元気な声で「は~いっ‼」と声を合わせてこたえてくれました。何か、心が洗われるような気持になって、さらに「運動会、頑張るぞ!という人は手をあげて~っ。」と言うと、先ほどよりも大きな声で「はぁ~い‼」という声がかえってきます。
子どもたちが、元気に走る姿を見ることで、我々の気持ちも癒され、活力をもらっているように思います。
「校長室より」をリニューアルし、本校生徒、保護者だけではなく、中学生や地域のみなさまにも厚木商業高校の取組や様子を発信することといたします。これは、10月の学校説明会で行った来校者アンケートのリクエストにお応えするものでもあります。
校内向けの性格が強かった「校長室より」を、地域の方々にも発信する内容にすることで、本校をより一層身近に感じてもらえるように努めてまいります。過去にも、学校を紹介している内容がありますので、「校長室より」の「続編」として、第33回という位置づけで開始します。「いいね!」と感じた方は、ぜひ「校長室より」からもご覧になってください。
商楓展(文化祭)を開催しました。
10月31日(土曜日)、すがすがしい秋晴れのもと、非公開、1日の短縮日程で「商楓展(文化祭)」を開催しました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、この日を迎えることができないのではないかと心配していた生徒も大勢いたことと思います。一般公開も含めて、今まで、当たり前のようにやってきたことができなくなるという難しさもありましたが、創意工夫を凝らして、それぞれのクラス、団体が準備を進めてきました。
商楓展のテーマは「千紫万紅(せんしばんこう)~笑顔の花を咲かせよう~」でした。サブタイトルにある「花」は、生徒、保護者、教員一人ひとりであり、それぞれが持つ個性のたとえでもあります。限られた条件の中で、自分たちの個性をいかんなく発揮し、友人たちと一緒にひとつの目標に向かって創り上げた成果をそれぞれ発表しました。生徒の笑顔があふれる様子を見て、どのような形であっても商楓展を開催できてよかったと思いました。
すべてを紹介できないのは残念ですが、当日の様子の一部を紹介します。