更新日:2019年3月28日
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本校では2年次以降の総合的な学習の時間で「進路をより具体的に考える時間」と「課題研究」とし活用しています。
総合学科高校では、1年次で「産業社会と人間」の科目で自分の将来を体験し、考える学習をし、将来の設計図であるこれからのライフワークプランを考えて、1年次を終わります。
それを受けて2年次以降は、この総合的な学習の時間で進路及び将来の生き方を考え具体化します。
上級学校研究はもちろんのこと、進学先で自分は何をしたいのか、目的意識を持って上級校に行くようにするのがこの授業の目標です。
自分にとっての課題を見つけ、その課題をいかに解決するのかを一連の授業の中で自ら学び取って行きます。
「課題研究」は身近な課題を設定し、アンケート調査やインタビューを行い、自分なりの分析を重ね、解決案を出して行きます。また、社会に出ると今までの学校生活とは異なり、答えのない問題ばかりに出会う、そのとき自分は何ができるのか、どのようにして解決するかという力を養う授業です。
今まで受身で学校の授業に向かっていた人にはつらいかもしれません。しかし、社会に出てからの教科書はありません。まして答えを教えてくれる人はほとんどいません。社会に出て行くために、「課題研究」の授業でしっかり自分で考え、解決する力、すなわち課題解決能力を身につけて欲しいと思います。
「課題研究」の授業は、調査・研究したことをレポートにまとめ、発表し、共有する授業です。
思考力、調査・研究する力、文章表現力する力だけでなく、プレゼンテーション能力・コミュニケーション能力もつける授業展開になっています。
「課題研究」にじっくり取り組むと、実は中学・高校で学んだ普通科目(英語・国語・数学・理科・社会・家庭科・体育・芸術など)が大切であることに気づきます。
総合学科高校は、目的意識を持って将来へ向かっていくための準備ができる高校です。
【沖縄プレ課題研究発表の様子】