校長より

　神奈川県立鎌倉高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

　本校は、昭和3年(1928年)に創立された鎌倉町立実科高等女学校から市立に改称、のちの県立への移管により幾度か校名を変えつつ現在まで90余年続く、歴史と伝統のある県立高校です。6万平米を超す敷地面積に、教室棟、特別教室棟、国際理解ホール、体育館、格技場、プール、テニスコート、多目的コート、ハンドボールコート、弓道場などの施設があり、眼前には湘南海岸、海と江ノ島を隔てて遠くには富士山を眺望、と素晴らしい環境に恵まれています。

　伝統が息づくなか、社会の形成者として有為な人物の育成を図って「実践性・自主性・協調性を養う」という教育目標のもと、学力と進学実績の向上を目指し、質の高い授業を展開しています。特に、本校の探究活動「K-ARP」(鎌倉アカデミックリサーチプロジェクト)では、これからの予測困難な時代に対応する力を育成するため、自ら課題を見いだし、その課題を分析した上で、解決するために自ら仮説を立て、それを検証し、発表するという取組を進めており、自ら学習する姿勢を養っています。

　本校は、次代の社会を担う人材を育成すべく、県教育委員会の県立高校指定事業として、平成30年には学力向上進学重点校エントリー校に、さらに令和元年度には理数教育推進校にも指定されました。また、以前から国際理解教育に力を入れオーストラリア、カナダなどの高校と相互訪問や交流などにも取り組んできました。

　今後も、創立100年の節目、さらにその先に向けて一層の発展を図り、本校で学ぶ生徒がこれからの社会のリーダーに求められる資質・能力を育んでいけるよう、教育活動を進めていきます。是非、皆さんも鎌倉高校の門をくぐって、教室の窓の向こうに広がる海に勝るほど輝く高校生活の中で一緒に学び、未来に向けて羽ばたいていきましょう。

神奈川県立鎌倉高等学校校長
岡田　雅彦