更新日:2024年8月8日
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県立高校改革実施計画により、鎌倉高校は平成31年度から「理数教育推進校」の指定を受けています。根拠に基づく論理的な思考により、自ら推論し検証できる人材の輩出を目指し、総合的な探究の時間における「K-ARP」(ケーアープ)というプログラムを中心として、様々な活動に取り組んでいきます。
1年生では「理数探究基礎」という科目で、調査方法や課題分析、発表のスキルを磨くためのグループワークを中心とした活動を行います。
2年生では、1年生で身につけた力を活用し、課題研究を行います。課題研究とは、これまで学んできた知識・技能を踏まえて、身の回りの課題を見つけ、深く研究していく活動です。
似た関心を持つ生徒同士でクラスを越えて班を作り、ゼミに分かれて研究に取り組みます。自分たちで立てた仮説に対して、調査・実験を行い検証し、考察していきます。大学や専門機関と連携し、アドバイスをもらうこともあります。
3年生では、2年生での研究成果を論文にまとめていきます。研究の集大成です。
6月11日(火)にサイエンスカフェを実施しました。今年は12名の講師の先生をお招きして、講義とワークショップを行いました。実験やグループワークを交えて、充実した時間になりました。
令和6年3月14日(木曜日)、2年生の課題研究最終発表会を本校体育館で行いました。全82班が研究内容をまとめたポスターを作成し、興味を持った生徒・教員が足を止めて発表を聴くポスターセッション形式で実施しました。各班は1年間をかけて、「数値化」と「再現性」をキーワードにそれぞれ研究を進め、データをグラフや表などでまとめて、当日はそれらを根拠に分かりやすい説明をしていました。1年生も聴衆として参加して、理数探究基礎で身に付けた「データの見方や考え方」をもとに、先輩方の研究を熱心に聴いていました。
令和5年3月16日(木曜日)、2年生の課題研究最終発表を行いました。研究成果がまとめられた全73枚のポスターが体育館の壁に掲示され、興味を持った生徒・教員が足を止めて発表を聴くポスターセッション形式で実施されました。聴衆として参加した1年生は、先輩の研究発表から自分の研究のヒントを得たことでしょう。
令和5年3月15日(水曜日)、藤沢西高校にて、鎌倉湘南地区「探究的学習発表会」が開催され、鎌倉湘南地区の高校の代表生徒の探究活動成果発表が行われました。
本校からは2年生飯塚美友さん、田中万尋さんが参加し、研究の成果を発表しました。
ケミカルライトの色別の見やすさや発光の強さなどを、試験管に入れる薬品の量を変えて実験し検証した。【研究成果ポスター(PDF:157KB)】
令和5年3月26日(日曜日)、神奈川県立総合教育センターにて、かながわ探究フォーラムが開催され、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)や理数教育推進校の代表生徒の探究活動成果発表が行われました。
本校からは2年生上野仁志さん、田谷諒真さんが参加し、研究の成果を発表しました。
野生のクローバーを採取し、新芽に針や指で刺激を加え、四つ葉のクローバーが発生するのか検証した。【研究成果ポスター(PDF:1,778KB)】
触れても丸まらないダンゴムシがいることに疑問を持ち、捕獲したダンゴムシで丸まる条件について実験を行い検証した。【研究成果ポスター(PDF:1,026KB)】
令和4年11月24日(木曜日)のK-ARP1.の時間において、日本大学生物資源科学部スチューデント・サービス(SS)の大学院生の皆さんに、オンラインでアドバイスをいただきました。研究のプロである大学院生の皆さんに検証方法の改善策などお伺いし、研究活動に生かすことができました。
令和3年9月17日(金曜日)5校時、理数の専門分野で活躍する外部講師を招いてお話しいただく理数教育講演会を開催しました。今年度は、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)有機分子研究グループグループリーダーの高野淑識様にご講演いただきました。
緊急事態宣言下の分散登校期間であったことから、登校日の1年生は各教室のモニターを使用し、2年生は各自宅からZoomに接続してのオンライン形式での実施となりました。「はやぶさ2」のオーストラリアでのカプセル回収・分析のお話や、高野先生の職業観・高校生へのメッセージなど、貴重なお話を聞かせていただいた生徒たちは、オンラインでも活発に質問をしており、探究心が刺激されていたようでした。
令和元年11月18日(月曜日)、理数教育推進校の高大連携事業の一環として神奈川大学理学部の学生が来校、1校時と2校時にわたって「化学」の授業において実験をさせてくれました。参加した本校生徒たちは、蛍のような「化学発光」に目を輝かせていました。