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展覧会

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特別展 慶珊寺と富岡八幡宮の名宝―『大般若経』が語る中世東国史―


   富岡八幡宮の別当寺であった慶珊寺には、中世の『大般若経』六百巻が所蔵されています。本経は主に、鎌倉時代、正中二年(1325)の奥書を持つ一群と、足利尊氏の発願により、勧進僧智感とその後継者が版行したいわゆる智感版から構成されています。とくに、智感版『大般若経』には、版行事業のために勧縁した鎌倉府関係者の名前が多数刻まれていることから、中世後期東国の信仰、政治史に関する史料として注目されてきました。 神奈川県立金沢文庫では、2021年から東京大学史料編纂所と共同で調査・研究を実施しており、全点の撮影、調査を通じてその全容が明らかにされつつあります。本展では、東京大学史料編纂所一般共同研究による慶珊寺『大般若経』調査の成果とともに、武州富岡地域の歴史を物語る貴重な文化財約100点をご覧頂きます。

           
主催 神奈川県立金沢文庫
企画協力 共立女子大学文芸学部日本美術史研究室
協力 東京大学史料編纂所、横浜市金沢区役所
後援 横浜市教育委員会
会場 神奈川県立金沢文庫
会期 令和7年(2025)2月7日(金曜日)~3月23日(日曜日)
休館日 毎週月曜日、2月12日(水曜日)、25日(火曜日)、3月21日(金曜日)
観覧時間 午前9時~午後4時30分(入館は4時まで) 
交通 京浜急行「金沢文庫」駅下車徒歩12分(品川より快特33分)
JR根岸線「新杉田」駅接続、シーサイドライン「海の公園南口」駅下車徒歩10分
(最寄り駅から金沢文庫への地図はこちら

当館に駐車場はございません(身体障がい者用を除く)。
  ご来館の際は、公共交通機関をご利用ください。
関連行事

特別展 慶珊寺と富岡八幡宮の名宝―『大般若経』が語る中世東国史―

主要展示資料
    種別  文化財指定   作品名   備考
1 典籍   大般若経 慶珊寺
2 彫刻   木造阿弥陀如来立像 慶珊寺
3 彫刻   銅造阿弥陀如来坐像 慶珊寺
4 彫刻 神奈川県指定文化財 木造十一面観音菩薩坐像 慶珊寺
5 彫刻 横浜市指定文化財 八幡神像 富岡八幡宮
6 古文書   富岡八幡宮文書 富岡八幡宮

※文化財保護のため、会期中一部展示替があります。

観覧料金


個人 観覧
区分 料金
一般 500円
20歳未満及び学生 400円
65歳以上 200円
高校生 100円
 
団体 観覧
区分 料金
一般 400円
20歳未満及び学生 300円
65歳以上 100円
高校生 100円

※備考 団体は20名以上

●中学生以下及び教育課程に基づく教育活動として入館する高校生は無料。
●障害者手帳/療育手帳/精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は、手帳又は、スマートフォンアプリ「ミライロID」の手帳画面の提示で観覧料は免除(無料)となります。介助者の方1名も免除(無料)となります。
●図書閲覧室のみの利用は無料。
神奈川県立の他の美術館・博物館の有料観覧券の半券利用で、観覧料の割引サービスを受けられる場合があります。

次回展示予告

令和7年3月28日(金)~令和7年5月18日(日)

特別展「至高の宝蔵-称名寺の国宝開帳-」