多摩高等学校 > 在校生・保護者の方へ > 校長からのメッセージ
更新日:2024年4月5日
ここから本文です。
校長 野田麻由美
4月1日に校長に着任しました野田麻由美です。これから、他の教職員と共に、皆さんの学校生活をより良いものに、そして皆さんがそれぞれ、目標とするものへの実現に寄与したいと思います。よろしくお願いします。
新型コロナウイルスへの対応により、始業式・着任式は実施しませんが、ホームページに3月に離任・退任された方の情報と共に、4月に転入した多摩高等学校の教職員の名前を紹介します。
現在、3月末から続く長い臨時休業など、皆さんも私たち教員も経験したことのない日常生活を過ごしています。4月の通常授業の開始がいつ、どのような形態で実施できるか、現時点では明確になっていません。しかし、皆さんの健康と安全を守ることを根本的な考え方として、日々変わる状況に応じて対応していきます。
実施できる内容が決まり次第、ホームページやClassi(クラッシー)の配信を通して連絡をします。情報は、国内、県内の情勢により、刻々と変わりますので、随時確認するようにしてください。
さて、今回の新型コロナウイルスの蔓延という危機に際して、皆さんも毎日ニュースを見る機会があると思います。広く世界が動いて、繋がっていること、他国の状況や対応、それによる生活や経済への影響など、考える機会になっていると思います。
今回の、新型コロナウイルスへの対応を契機に日本だけでなく、世界中で非接触型、分散型の働き方や学び方へと切り替わるかもしれません。私たちの意識や日常の行動も変化を余儀なくされるでしょう。
生きている限り、変化や危機は避けられませんが、これまで人類はその変化や危機を転機に変えながら進んできました。
17世紀にヨーロッパでおきたペストの感染拡大によって、英国のケンブリッジ大学が休校に追い込まれました。その時アイザック・ニュートンは故郷に帰り、思索にふけっているうちに「万有引力の法則」や「微分積分」の考え方を編み出したと言われています。
学びの本質は、自ら課題を見つけ、その課題解決のために仮説を立て、順序立て、解決に向けて実践することです。社会の仕組みが急激に変容していく時代にあって、リーダーシップを取り、時代を切り拓いていく人材に求められる力です。
教室での授業に戻るまで、自宅での学びの時間が長くなりますが、学びの本質である、自らの取組みを充実させて下さい。
令和2年4月7日