更新日:2023年4月25日

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校長挨拶

日沖校長

第23代校長 日置 賢司

 

横須賀工業高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

本校は昭和16年に県立商工実習学校内に設置された後、昭和19年に、この横須賀の地に移転してから「県工(けんこう)」の愛称で地域の方々から親しまれ、一昨年、創立八十周年を迎えました。昨年度は、建設科を新たに設置し、今年度は82年目のスタートを切ることになります。

はじめまして。令和5年4月に着任しました校長の日置と申します。実は私は県工に昭和61年に電気科職員として着任し、その時は機械科、電気科、化学科、造船科の7クラスで編成されていたのですが、5年間お世話になりました。平成28年から2年間は教頭として勤務いたしました。その時には、機械科、電気科、化学科の6クラス。そして、現在は機械科、電気科、化学科、建設科の6クラスです。これらの変遷を思うに感慨と同時に時代の厳しさも感じます。

さて、文部科学省は令和3年1月26日に中央教育審議会で、「令和の日本型学校教育の構築を目指して(全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現のため)」と題して答申を取りまとめ発表しました。その中で「急激に変化する時代の中で育むべき資質・能力」として、社会の在り方が劇的に変わる「Society5.0時代」の到来や、新型コロナウイルスの感染拡大など先行き不透明な「予測困難な時代」の指摘、更に「日本型学校教育の成り立ちと成果、直面する課題と新たな動きについて」には、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための全国的な学校の臨時休業措置により再認識された学校の役割等についても明記されています。

そのような状況下で本校は新たに新科を立ち上げるなど正に答申に記された「急激に変化する時代の…」という言葉がピタリとはまる現場となっています。本校の生徒たちは、今後、社会に出て「ものづくり日本」を支えていく人材となってまいります。授業時数が少なくて大丈夫かと心配される方も多いと思いますが、生徒も学校も決して止まることなく、様々な変化・課題に取り組み、乗り越えて参りました。生徒たちは急激な時代の変化にもしっかりと対応する力を身に着けて卒業します。どうぞ、安心して生徒の成長を見守ってください。

 最後に私が折に触れ、職員に話していることを二つ書きます。1つ目は、「生徒が安全に安心して学校で学べる環境を整えるようにチームで対応する」。2つ目は「目の前の生徒が10年後に税金が納められるように教育をする」。このことを常に念頭に置いて教育活動を続けていくことで、国が求める人材育成につながると考えています。工業高校は今まで以上に重要な役割を担うことになると思います。どうぞ、これからもご理解と応援を賜りますようよろしくお願いいたします。

 

神奈川県立横須賀工業高等学校

校長 日置 賢司(ひおき けんじ)