更新日:2022年10月13日
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麻生養護学校で学ぶ児童・生徒にとって安全で安心な学校でありたい。
麻生養護学校で働く教職員にとって働きやすい職場でありたい。
校長としての切実な思いです。
日々の教育活動において、児童・生徒に取り組ませたい活動のダイナミズムと安全を担保するといったことのバランスをとることはとても大事なことです。
歩行の不安定さや発作等による転倒の可能性のある児童・生徒については、保護帽の着用をお願いしているところです。
また、動きが活発だったり、興味関心の幅が広い児童・生徒については、予想できる範囲での危険回避策を事前に講じています。
指導・支援をする教職員の注意力や集中力は並々ならぬものがあります。
それでも、バランスを崩して壁に頭をぶつけた、口にしてはいけないものをなめてしまったなどのヒヤリハット報告・事故報告を受けることがあります。
このような報告における「今後取り組む解決策」としては、ともすると指導・支援する際の意識づけの強化や活動の制限に終始しがちです。
さて、話を「児童・生徒にとって安全で安心な学校」、「教職員にとって働きやすい職場」でありたいということに戻しましょう。
環境の面からアプローチできないものかと考えました。
予算的に大がかりな事はできませんが、日ごろ気になっている危険個所等の改善といった視点で「できそうなこと」の洗い出しや手立て等、教職員に知恵を絞ってもらいました。
校務分掌の施設・環境整備係が中心となって計画を立て、8月24日に教職員の作業によって麻生校舎内の安心・安全な教室づくりを実施しました。
主な改善点としては、ロッカー等の角にコーナーガードをつける衝撃緩和、地震による本棚等の転倒防止器具の設置、プライベートスペース確保のためにパーティションの設置等を行いました。
予算面では、麻生養護学校後援会から資金面で支援をいただきました。
今回の取組に続いて、分教室やひまわり学級の環境整備も行う予定です。
また、学校全体でみればさらに引き続きの取組が必要であると改めて感じているところです。
授業参観や☆柿祭等で学校へお越しの際には、是非ご覧ください。
そして、保護者の視点からの安全な環境整備へのご意見を頂けたら幸いです。