更新日:2023年8月21日

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校長挨拶

ごあいさつ

令和5年4月1日付で足柄高等学校校長に着任しました石川晋吾(いしかわしんご)と申します。昨年度まで、本校の副校長として勤務しておりました。引き続きまして本校の発展に少しでも貢献できるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

本校の教育目標実現のため、3点のサポートに教職員一丸で取り組みます。

〇「一人ひとりを大切に」

本校では、生徒一人ひとりの無限の可能性を大切に育み、これからの時代に求められる資質・能力を備えた人材を育成することを目標として、基本的な学力の向上、丁寧な面談に基づいた進路支援、心身の健康を保つための生徒支援や教育相談に教職員一丸でサポートします。

〇「きびしく、かつあたたかく」

本校では、生徒の皆さんが安全な教育環境のもと、安心して教育活動に集中できるよう整備に取り組んでいます。そのために、すべての生徒・教職員が規則を遵守し、礼儀を重んじながら、生徒の皆さんの他者を思いやる豊かな人間性の育成に向け教職員一丸でサポートします。

〇「地域に学び、未来へ羽ばたけ」

本校では、3年間の教育活動を通して学んだ教養と豊かな心を、地域の発展と伝統文化の継承に還元できる人材育成に努めるとともに、インクルーシブ教育実践推進校で学んだ高い人権尊重意識を備えた旗手として活躍する人材の育成に向け教職員一丸でサポートします。

生徒の皆さん、希望する進路の実現ためには、3年間の高校生活で何が重要でしょうか。

私は、「積小為大」(せきしょういだい)が端的に表している4字熟語ではないかと考えます。

江戸時代に足柄高校の近くを流れる酒匂川治水で功績を残した二宮尊徳が残した言葉とされています。

高校生活では、小事(毎日の生活・毎時間の授業)の積み重ねを疎かにしては、大事(希望する進路の実現)を為すことはできないと置き換えることができると思います。一つの課題を解決する方法を、本校の教育課程の中で、ゆっくりかつ丁寧に学び積み重ねてください。

しかしながら、心が揺れ動いて落ち着かない多くの迷いもあることと思います。生徒の皆さんは、日々の生活リズムを自分できちんと整えることを継続し、心と体のバランスをできるだけ良好な状態で保てるようにしましょう。もしも、迷ってしまった時は、保護者の皆様、本校職員及び週1日派遣されているスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、PTA役員の皆様など多種多様で経験豊富な専門スタッフや先輩方がいます。生徒の皆さん、多様な課題解決に向けてあきらめず粘り強く、安心して挑戦し続けてください。

保護者の皆様、近隣地域の皆様におかれましては、本校生徒の充実した高校生活をあたたかく見守って頂きますようお願い申し上げますとともに、本校の教育活動に対して今までと変わらずのご支援を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

神奈川県立足柄高等学校長 石川晋吾