校長あいさつ

　神奈川県立厚木西高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。

　本校は昭和59(1984)年、厚木市の研究学園都市「森の里」地区に開校した高校です。四季折々、様々な鳥が集い季節の花々が彩を添えてくれる豊かな自然環境のもとで、保護者の皆様のご支援はもとより、地域の方々や周辺企業のご支援もいただきながら歴史を刻んでまいりました。

　開校当初、267名の生徒と28名の教職員でスタートした学校も、現在は745名の生徒と90名を超える教職員がこの学び舎に集い、今年度開校41周年を迎え、これまでに約12,700名の卒業生を社会に送り出してきました。

　「自立と連帯」「信義と友愛」の校訓のもと全日制の課程、学年制普通科を設置する高校（インクルーシブ教育実践推進校）として、教育活動のユニバーサルデザイン化をすすめ、相互理解を深める教育を推進する中で「自立した一人の人間、また、社会の一員として、よりよい社会づくりに貢献できる、人間力あふれる人材の育成」を教育目標として今後も教育活動に取り組んでまいります。

　生成AIなどの急速な発達による社会構造の変化によって、学び方や基礎学力の捉え方も大きく変わろうとしています。授業を通した学びはもちろん、校内外を通じて色々なことに興味関心を持ち、正しい情報や経験を基に、あらゆる場面で求められる「自己選択」や「自己決定」の力を養い、社会的に自立できる力をしっかりと身につけてほしいと願っています。

　感染症をはじめ地震や気象災害、不安定な国際情勢や経済動向など見通しが立ちづらい状況は今後も続くものと思われます。課題意識を常に持ち不測の事態に備えておくことが更に重要になってきます。生徒一人ひとりの学びと生き生きとした高校生活を支えるために環境を整え、安全安心を最優先に知恵を出し合っていきたいと考えています。

　『みんなが、よい変化や成果を実感できる学校』を目指し、生徒と教職員がともに充実した学校生活を過ごせるように教職員一同力を合わせてまいりますので、保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和6年４月

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　校 長    澤 田     裕