茅ケ崎西浜高等学校 > プログラミング教育研究推進校の取り組み
更新日:2026年10月13日
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令和7年度指定校事業「プログラミング教育研究推進校」について令和8年8月27日(木)に総合教育センターで中間発表を行いました。詳細は以下のファイルをご覧ください。

「パターンランゲージ」について講演される井庭崇先生
7月23日の第1回教員研修会ではパターン・ランゲージの第一人者の井庭崇教授をお招きして、講演とワークショップを行いました。
パターン・ランゲージとは建築分野から始まり、ソフトウェア分野、教育分野にその手法が応用されている「良い質の結果を繰り返し生み出していくための実践的な言語」です。招聘の背景には、ベテラン教員が持つ経験則やコツといった抽象的な概念、暗黙知を共有するのに有効ではないか、という狙いがありました。
ワークショップの中で紹介されたパターン・ランゲージカードには(下記サンプルご参照)「抽象的すぎず具体的すぎないように表す“中空の言葉”」が示されていました。
実際に4~5人のグループでワークショップを行ってみると、そこには「思考、想像する余地」が十分残されていたように感じられました。カードをめくるたびに議論が活性化したことが印象的でした。
今後、各教科がプログラミング教育の研究を行う上で、議論を活発にし、知見を共有するひとつの手法として期待されています。
この研修での学びを活かし、これまでの本校のプログラミング教育に関する取り組みを深化させ、学校全体で授業力の向上に取り組んでまいります。


「プログラミング的思考を活かした授業づくり」について講演される川野邊先生
<研修に参加した情報科教員の所感>
今回の教員研修会では、産業能率大学情報マネジメント学部の川野邊誠教授をお招きし、「プログラミング的思考を活かした授業づくり ― 論理的思考との違いから、教科別・伝え方の実践まで ―」というテーマでご講演いただきました。
本校ではこれまで論理的思考力の強化に向けて「10の思考ツール」を授業に導入し、生徒が「考える型」を持つ土壌を築いてきましたが、今回の研修はそれをさらに一歩先へと進めるための貴重な機会となりました。
川野邊先生からは、論理的思考(正しさ・整合性)とプログラミング的思考(手順・効率・最適化・改善)の違いを明確にしていただきました。また、プログラミング的思考の育成はパソコンを用いたコーディングに限定されるものではなく、「分解・抽象化・パターン認識・アルゴリズム」といった本質的な考え方を日常題材(アンプラグド)や既にある型(PRIMM)を通じて育むことができ、全教科・全教員が関わることができる指導技術であることを学びました。
特に大きな学びとなったのは、生徒のワークだけでなく、私たち教員自身の「伝え方(授業説明)」にプログラミング的思考を取り入れるという発想です。授業設計を「アルゴリズム」と捉え、理解のゴールを細かく「分解」する、「抽象化」して本質を一言で表現する、解法を再現可能な「型(パターン)」として示す、つまずきに備えて「条件分岐」を用意する、といった全教科に共通する5つの手順は、これからの授業を点検・改善する上で極めて具体的な指針となりました。全教科の具体的な実践例も示され、すべての教員にとって多くのヒントと持ち帰るものがある、大変実りある研修会となりました。
この研修での学びを活かし、生徒が自ら深く考え、他教科や初見の課題にも応用できる力を全教科で育めるよう、学校全体でさらなる授業実践に取り組んでまいります。