更新日:2023年11月30日
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2023年11月4日(土曜日)から11月7日(火曜日)にかけて、沖縄方面へ行ってきました。
那覇空港到着後、平和祈念公園とひめゆりの塔へ訪れ、戦時中の沖縄の様子を学びました。
夏頃に事前学習として映画鑑賞をした「島守の塔」も実際に見ることができました。
また、平和学習後の夕食では、沖縄料理とともに三線ライブ・エイサー鑑賞を楽しみました。
2日目は斎場御嶽やおきなわワールド、東南植物楽園、勝連城跡など、クラスごとに異なる場所へ向かい、沖縄の文化や歴史、自然を体感しました。
最後は全クラスが美ら海水族館を訪れ、海の生き物に関する展示を見たりジンベエザメの水槽の前で写真を撮ったりと、思い思いに楽しんでいました。
3日目はマリンスポーツやマングローブ・カヤック、グラスボート、伊江島など、事前に希望したコースに分かれて体験を行いました。
最終日は那覇市・国際通りへ移動し、班ごとに観光や食事を満喫しました。
最後は那覇空港に集合し、飛行機に乗って羽田空港へと帰還しました。
感染症の影響で今回が人生で初めての修学旅行という生徒も多かった中、旅行を通して天候にも恵まれ、大きなトラブルもなく終えることができ、充実した修学旅行になったのではないかと思います。
2023年9月11日(月曜日)にひらしん平塚文化芸術ホールにて、2学年を対象に修学旅行の事前指導を行いました。旅行先の沖縄に関する平和学習として、映画『島守の塔』(外部サイトへリンク)を鑑賞しました。
この映画は2022年7月に公開されたもので、沖縄県最後の官選知事である島田叡と元沖縄県警警察部長の荒井退造の目を通して、太平洋戦争末期の沖縄戦における悲惨な実態が描かれています。
生徒たちは真剣な眼差しで沖縄戦における人々の姿を鑑賞していました。
鑑賞後には生徒へ振り返りアンケートを行い、心情の変化や平和への思いを書いてもらいました。
以下、生徒の感想を一部抜粋したものです。
「看護隊が解散になるときに、『最後だから制服を着よう』と言っていたのが印象的で、きっと私は毎朝制服を着るときにあの女の子たちを思い出し続けるだろうと思った。学徒動員なんて酷いと思っていたけれど、知事は野球に青春を捧げた人だからこそ、本当に苦しみながらの行動だったのだと思った。修学旅行に行くときには、亡くなった方々の戦時中の悲しみだけでなく生き様すべてに思いを馳せたいと思った。」(I・Aさん)
「最初は、修学旅行というものを楽しみたいし、様々なことを感じたり学んでいきたい。思い出を作っていきたいというものだったが、今回の映画を観てこの地で80年ほど前に戦争というものがあったんだなというのを知った。そして、もっと現地に行ってその時何があったんだろう、人々はどういう思いだったんだろうと心から感じ取る必要があるんだなと思った。もちろん修学旅行というのは楽しむことが大事だけど、多くの人が亡くなった沖縄戦があった地で悲しみを共有する時間も大切にしたいと思う。」(Y・Wさん)
「自分を大切にすること、家族を大切にすること、友達を大切にすること、、この世界の人々のそういう一つ一つの考え方が命の大切さや尊さそして平和までもを教えてくれると思う。今でも他国で起きている戦争も他人事ではない、誰かの大切な人かもしれないという考え方を皆が持たないといけないと思う。」(Y・Cさん)
今後も11月の修学旅行に向け、様々な準備を進めていきます。
台風の影響で一部予定を変更しましたが、その後の天候には恵まれ、無事修学旅行に行くことができました。
1日目はひめゆり平和祈念資料館や平和の礎で平和学習をした後、国際通りに行ってきました。
2日目は、首里城に行き、その後南城市にて民泊体験をさせてもらいました。
3日目は、コース別(「マリンスポーツ」「美ら海水族館と文化体験」「美ら海水族館と古宇利島」「カヌーマングローブ」)で活動をしました。
最終日は、国際通りで班別自主行動を行いました。