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~「科学への夢」「科学を楽しむ心」を育み、生徒の個性と能力を伸ばします。~
本校は、神奈川県教育委員会の指定事業において、平成28年度より「理数教育推進校」の指定を受け、日々の教育活動の中で、次代を担う科学技術系人材を育成する科学技術・理数に関する興味・関心と知的探究心を一層高める教育を推進してまいりました。
その中で、令和2年度より5年間、文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定を受けました。「多様な他者と協働して新たな価値を創出し、社会に貢献する科学的探究者の育成」を研究テーマとし、①理数系教科・科目を重視した文系・理系の類型によらない教育課程の実施、②課題研究を中心とした学校設定教科『共創・探究』の設置、③研究に係る海外との交流及び海外研修プログラムの3つを柱としています。
また、生徒全員がタブレット(chromebook)を必携し、情報活用能力、問題発見・解決能力、論理的思考力等の育成を図り、科学的探究を通じて社会に貢献するSociety5.0を担う人材を育成します。
・平塚江南高校SSH教材ポータルサイト(外部サイトへリンク)
・令和2年度研究開発実施報告書(第1年次)(PDF:5,718KB)
・令和3年度研究開発実施報告書(第2年次)
・令和4年度研究開発実施報告書(第3年次)
本校SSHの国際交流事業として、10月30日(水)横須賀米軍基地内にあるKinnick High Schoolを訪問しました。今年度は27名(1年 12名、2年 15名)が参加しました。基地は、ゲートから校舎まで徒歩10分以上かかるほど広く、様々な施設があり生徒も驚いていました。学校に着くと、バディと顔合わせをしてから、一緒に授業を受けました。英語で受けるアメリカのスタイルの授業は刺激的だったようです。敷地内にあるフードコートやスーパーマーケットで昼食、買い物もでき、異文化体験を楽しみました。授業が終わった後、朝の緊張した顔つきとは打って変わって、満面の笑顔でした。将来、国際分野に進みたいから、友達や先輩から勧られたからなど参加した動機は様々ですが、今後の英語学習のモチベーションアップとなったことは間違いありません。以下は生徒のコメントです。
「日本の学校では得ることのできない体験ができた。英語だけで行われる授業はとても新鮮なものであった。」
「バディや現地の先生の英語が日本の授業でつかう英語だけでなくリアルだったので、実際の雰囲気を知ることができて楽しかった。」
「海外の文化の体験ができてすごくよかった。ハロウィンの前日だったので仮装の話しで盛り上がっているのを聞いて文化の違いがよくわかった。」
"I experienced the importance of communication. I thought every student wants to study English more. I would like to participate in the event again. I will never forget you!!!"
"You spoke easy English, so I was able to understand what you wanted to say. I had good experiences. Thank you for giving me a wonderful time."
"Thank you so much for your kindness and support during my time at school. My experience at Kinnick High School was invaluable to me and I enjoyed it very much."
7月19日(金)に77回生(3年生)の「SSH成果発表会」を実施しました。
昨年度の3月に行われた共創探究Ⅰ中間発表会を踏まえて、追加で実験を行ったり、さらに探究活動を進めたりしてきました。1・2年生全員に加えて、本校SSH運営指導委員の方々や他校の先生も参加し、成果発表会が行われました。
1・2年生は今回の発表会に積極的に参加し、これからどのように研究を進めるのか、具体的なイメージを持つことができました。今後は77回生の発表を参考にして各自の研究活動に生かしていきます。
ポスターを用いて発表する生徒の様子
タブレット端末を用いて発表する生徒の様子
昨年度、SSHのグローバルサイエンススタディの一環として台湾の林口高級中学と横須賀市にあるKinnick High Schoolを訪問しました。今回は国際交流デーと銘打ち、4月16日に台湾、18日にアメリカの生徒や先生を迎えて交流をしました。
本校生徒とバディを組み、一緒に授業を受け、台湾の生徒に関しては部活動も体験し、日本の学校生活や文化に触れてもらいました。
今後もこのような交流の機会を設けて、生徒が国際通用力を高めていくことを期待しています。
なお、4月16日に行われた台湾の学校との交流についてはタウンニュース平塚版4月25日号でご覧いただけます。(Web版タウンニュース平塚版(外部サイトへリンク)でもご覧いただけます。)
4月12日(金)から2年生の「共創探究Ⅰ」が、17日(水)から3年生の「共創探究Ⅱ」が始まりました。
2年生は輪読から始まり、研究にむけての準備を開始しました。3年生は昨年度の3月に行われた中間発表会でのフィードバックを元に研究を完成形に仕上げていきます。
3月22日(金)に2学年の「共創探究Ⅰ」中間発表会を実施しました。
4月の初めから各ゼミで扱っている本を輪読して研究に対して理解を深めてきました。その後、各自で設定したテーマについて研究を進めていき、現在までの探究の経過をスライド形式で来校者や後輩に発表しました。各自の持ち時間10分の中で、できる限り分かりやすく、また、多くの情報を伝えるための工夫が随所で見られました。
今回の中間発表会で得られたフィードバックを踏まえて、7月に行われる成果発表会に向けて探究を進めていきます。
12月25日(月)~12月28日(木)で行ったSSH台湾海外研修について、紹介していただきました。タウンニュース平塚版1月18日号でご覧いただけます。(Web版タウンニュース平塚版(外部サイトへリンク)でもご覧いただけます。)
タウンニュース社の記者のインタビューに応える海外研修参加生徒
12月25日(月)~12月28日(木)の3泊4日でSSH台湾海外研修として、新北市立林口高級中学、国立台湾科技大学、Google Taipeiを訪問し、研修を実施しました。
新北市立林口高級中学では、歓迎セレモニーが行われた後、各学校の生徒による学校紹介や探究活動の発表、生徒同士のフリートークが行われました。英語の授業やメタバースを活用した生物実験といった授業に参加をしました。加えて、台湾ナショナルチームコーチの下、ガンシューティングの体験などもすることができ、台湾の高校で多くのことを経験し学びました。
国立台湾科技大学では、Intelligent Manufacturing Innovation Centerという大学施設を訪問し、5Gネットワークやドローンなどの技術に触れました。そして、生徒による探究活動の発表と国立台湾科技大学のInternational Advanced Technology Program (IATP) に参加している様々な国からの留学生の質疑応答を行いました。最後には、国立台湾科技大学の教授や留学生からフィードバックをいただきました。生徒の発表に関して、「実験や統計データなども含まれていて素晴らしい。ぜひ、大学レベルの研究につなげてほしい」と称賛をいただきました。
世界で最も高いGoogleオフィスであるGoogle Taipeiでは、オフィスの見学や職員との交流を行いました。「生成AIはポテンシャルを秘めている。しかし、人間の創造性や専門性にとって代わることはないだろうし、批判的思考力(Critical thinking)を学ぶことが重要である」といった話があり、生徒は興味深く話を聞いていました。
参加した生徒は、貴重な経験ができ、多くのことを学びました。今後は、事後学習として経験したことや学んだことを還元していきます。
生徒同士のフリートークはとても盛り上がりました。生徒も海外に友達ができてとても嬉しそうにしていました。
メタバースを活用した生物実験の様子です。机上にあるシャツにスマホを掲げることで、臓器が立体的に映し出されて実物と映像とイラストを比較しながら理解を深めることができました。
学校の施設であるガンシューティングの練習場は、実際にナショナルチームが練習をする環境と全く同じになっていました。
国立台湾科技大学では、大学やIATPについての説明が行われました。説明を受けて、海外の大学に魅力を感じた生徒もいました。
Intelligent Manufacturing Innovation Centerでは、様々なテクノロジーについて説明を受けて理解を深めました。
国立台湾科技大学の教授やIATPの留学生を前に、生徒は自身の研究について英語で発表し、質疑応答に臨みました。
個別で研究に関するフィードバックを受けるとともに、IATPの留学生との会話を楽しんでいました。
世界で最も高いGoogleオフィス(Taipei 101の77階)からの風景です。市内が一望できました。
Googleの採用担当者やエンジニアなど多くの人が生徒からの質問に回答してくれました。
台湾の文化を意識したレイアウトになっているオフィスを見学しました。
12月15日(金)の共創探究Ⅰ(食から見る世界ゼミ)では、平塚市国際交流員のジュギーテ サウレさんをお招きしました。生徒は英語で日本食のプレゼンをしたり、サウレさんと一緒にリトアニアの料理を作ったりして食文化について理解を深めました。
11月10日(金)に海外研修事前学習の一環として神奈川工科大学を訪問しました。今回の訪問は、国立台湾科技大学訪問時に行われる英語での講義を理解しやすくすることが目的で行われました。
神奈川工科大学情報学部の岡本剛教授にはコンピュータセキュリティについて講義をしていただき、マルウェアの中でも特にランサムウェアについて理解を深めることができました。岡本教授や研究室の大学院生に質疑応答を行うことで、コンピュータセキュリティだけでなく研究に関する知見を深めることができました。この機会に学んだことを今後の研究に生かしていきます。
理系人材が求められているという社会の流れを説明していただきました。
施設見学でニュートンゆかりのリンゴの木やKAIT工房などを見学しました。
岡本剛教授によるコンピュータセキュリティに関する講義を受講しました。
岡本研究室の大学院生との交流を通じて研究への理解を深めました。
10月26日(木)に海外研修事前学習の一環として、海外研修に行く生徒と希望者で横須賀の海軍基地にあるKinnick High Schoolに行ってきました。Kinnick High Schoolでは本校の生徒とKinnickの生徒がバディーを組み、1日授業に参加しました。短い時間でしたがバディーとの交流や英語で受ける授業を楽しんでおり、英語で学習ができました。以下は生徒のコメントです。
「昼食時にバディの友だち含め、4~5人と食事をした。そのときに、普段の生活について、や、午前の授業について話をした。話した内容は単純なものがほとんで、バディだけでなく複数人いたため、なんとか会話ができた、という感じだった。伝えたいことがすぐに英語にできないもどかしさはあったが、キニックの生徒たちが意味をくみ取ろうとしてくれていたので、楽しい昼を過ごすことができた。」
「日本の高校とは、何もかも違くて驚いた! 一番驚いた事は、避難訓練の時に先生も一緒になって盛り上がっていて楽しそうだった。もっと英語を勉強しないと!とやる気が高まった!!」
"I had a good time in Kinnick High School! I'm looking forward to you coming to Kohnan HS. I will study English more to become able to talk with you !"
"Thank you very much for planning this exchange. It was a lot of fun. I often had trouble speaking English well, but thanks to the help of my classmates, I was able to attend classes without any problems. thank you very much."
10月23日(月)に海外研修でお世話になる新北市林口高級中学とオンラインで顔合わせを行いました。
英語で自己紹介をした後、お互いの学校生活や日常生活について話し合い、親睦を深めました。
新北市林口高級中学の生徒が日本語を少し勉強してきてくださっていたこともあり、当日までに台湾の文化や台湾語を勉強していこうと意気込む生徒が見られ、異文化への理解・尊重の姿勢を感じました。
10月16日(月)4・5限に体育館にて、1・2年生を対象として本年度SSH講演会が行われました。複数学年が揃って対面形式での講演会は初めてとなります。
今回は東京農業大学農学部教授の庫本 高志(くらもと たかし)氏をお招きし、「実験用ネズミの祖先は日本?~理系的アプローチと文系的アプローチ~」というタイトルでご講演いただきました。実験用ラットの遺伝子研究という理系分野と、海外の史料や日本の古文書にもとづく文系分野を融合させた研究成果を紹介してくださいました。本校SSHテーマの1つでもある「文理融合」をまさに体現したような内容で、生徒も興味深く聞き入っていました。また、研究とは何か、課題設定はどのようにするか、など、本校の課題研究につながるアドバイスや、学生時代の過ごし方など、キャリア学習の視点からも示唆をいただきました。
講演後の質疑応答では、生徒から積極的に質問が相次ぎ、庫本先生に「いい質問だね」と評価していただきました。どの質問にも即座に丁寧に答えてくださった庫本先生に、生徒は一層研究者としてのあり方を感じとった様子でした。
夏季休業の終盤8月27~28日に「筑波研究学園都市」の各施設を見学するサイエンスインターンシップが行われました。
事前学習を経て、最先端研究施設や博物館を見学し、日頃の授業では体験できない2日間でした。
1日目
①希望施設見学(2か所)
プラズマ研究所(筑波大学内)
地質博物館
②サイバーダインスタジオ
実際に装置を装着した実習
③夜の発表活動の様子
Chromebookで画面共有しながら相互発表
2日目
①KEK(高エネルギー加速器研究機構見学)
全体説明
あまり見学者が入ることがないコトンファクトリー内を見学
super KEKB作業中の様子を見学
②NIMS(物質材料研究機構)
本校OBでもあるNIMS研究員の三井氏のアテンドによる見学 講演会の様子
実物が入っている周期表の説明に興味津々
なんとランチはNIMSの食堂でいただきました。
③JAXA(宇宙航空研究開発機構)
展示館「スペースドーム」を興味あるゾーンを各自見学
8月1日に2年生化学系ゼミ(物質の探究A,B)生徒と希望者を対象に、夏季講習の一環で環境科学センターから講師を招き「相模湾に漂着するマイクロプラスチック」の講義が行われました。ゼミの前期は共通の書籍を「輪読」し、学習を深めてから研究テーマを決めます。このゼミで輪読した書籍はマイクロプラスチックがテーマとなっていて、地元相模湾の漂着の話はとても興味をひくものでした。
7月28日に2年生生物系ゼミ(生物学A,B)生徒と希望者を対象に、夏季講習の一環で環境科学センターから講師を招き「水の汚れの測り方」の講義と実習が行われました。校内のプールと池の水を採取し、パックテストで水質調査をしました。実験を通し、採集時や調査・実験の際注意すべき内容を学習しました。
7月27日に2年生の物理系ゼミ(the 実験/天文学入門)生徒と希望者を対象に夏季講習の一環でKEK(高エネルギー加速器研究機構)から講師を招き、「all Englishで物理実験」を行いました。
KEKの施設・研究の説明と、研究活動における心構えと考え方のアウトラインを講義で聞きました。また、霧箱による宇宙線の観察実習を行いました。実習の説明は英語で行われ、説明を聞きながら装置を作成し実験しました。
76回生の共創探究Ⅱの成果発表会が行われました。今回は会場ごとに分かれてChrome Bookを活用したポスター発表形式で行いました。見学者のために演示実験を行うなど工夫する発表もありました。3年生は見学者がくるたびに発表するので、複数回の発表と質疑応答が行われます。見学者と発表者の間で活発な質疑応答や意見交換が行われていました。
1,2年生は各自の研究活動の報告に熱心に聞き入っていました。先輩の発表を参考にして、各自の研究活動に生かしていきます。
7月10日(月)と14日(金)に共創探究Ⅰの第二言語習得ゼミが慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスを訪問し、今井むつみ研究室の学生と交流をしました。
大学を案内していただいた後、研究や大学生活などについて話していただきました。
令和5年5月21日(日)に千葉県幕張メッセで行われた日本地球惑星科学連合2023年大会高校生セッションに参加しました。
「海洋開発における水中ロボットの可能性」というタイトルでポスター発表を行い、全国から90件を超える発表の中から奨励賞に選ばれました。
以下はポスター発表をしている生徒の様子です。
令和5年6月12日(月)に国立台湾科技大学の行う国際高校生フォーラムにオンラインで参加をしてきました。
SDGsの一つ「気候変動」について台湾、日本、フランス、スペインの高校のプレゼンテーションを聞き、ディスカッションを行いました。
また、「探究活動には情熱も必要だが、データや統計が不可欠なものである。」という言葉で、生徒は来年度にある共創探究Ⅰという科目に臨む動機付けができました。
本校からは1年生3人が参加しました。以下はその様子です。
令和5年度2年生の共創探究Ⅰがスタートしました。
論文や書籍を輪読しながら、研究手法の学習として、実験してデータを出し、グラフ化、考察の練習も行います。実験結果はchromebookでデータを共有し、結果から課題の答えを導いていきます。以下の写真は、チョーク中の不純物質の割合を調べています。
一方、3年生の共創探究Ⅱでは、6月にゼミ内発表、7月には成果発表会が開催されます。それまでに研究成果をまとめるために実験が佳境に入っています。
以下の写真は「車社会とバイク」ゼミで使用済み食用油から燃料を生成しようとしている様子です。
4月10日(月)から2年生(77回生)で「数理・統計と情報」、4月11日(火)から1年生(78回生)で「共創探究基礎」、2年生(77回生)で「共創探究Ⅰ」3年生(76回生)で「共創探究Ⅱ」の授業が始まりました。
この「共創探究Ⅰ、Ⅱ」という授業は大学のゼミのような授業で、生徒はそれぞれテーマを決めて、研究に取り組みます。研究後は論文を作成します。「共創探究Ⅱ」では夏に最終発表、「共創探究Ⅰ」は3月に中間発表を行います。今年はどんな発表があるのか楽しみです!
また、1年生の「共創探究基礎」は「情報Ⅰ」と「総合的な探究の時間」を融合させた科目です。これからの情報社会のなかでの情報モラルや学習端末の使い方など様々なことを学んでいます。大学入学後も必須のスキルや考え方を学べます。
4月7日(金)の午前中に1年生(78回生)に新入生オリエンテーションが行われました。
新入生オリエンテーションを通して平塚江南高校とはどういった学校なのか改めて知ることができました。
さて、その新入生オリエンテーションにはゲストが登場して、発表を行ってくれました。
発表内容は次の通りです。①共創探究基礎で学んだこと ②How should we respond to lookism?
この発表は2年生(77回生)の2名に行ってもらいました。1年生は発表を聞くことで、1年後にどのようになっているのか少しでも見通しがたったのではないかと思います。また、シンガポールでの海外研修を通してブラッシュアップされた発表を聞くことで海外研修への期待が高まったのではないでしょうか。
3月26日(日)に藤沢市善行にある総合教育センターで「令和4年度かながわ探究フォーラム」が開催されました。
このフォーラムは県内13校、県外7校が参加し、45の研究発表がポスターセッションで行われました。
本校からは「とべとべ!翼果〜翼果の縦横比と種子散布能力の関係性〜」「グラブロは実現可能か?~水中ロボットの可能性~」「バイオエタノールの培養方法の比較」(ポスター発表順)の3研究を発表しました。
3月23日(木)、県立秦野総合高校にて、平塚秦野地区の「探究的学習発表会」が行われました。この地区の各高校の代表生徒の、ポスターを使った発表です。
本校からは、2年生が「人に伝わる動画~子宮頸がんワクチンを広めるために~」というテーマで、これまで共創・探究Ⅰで進めてきた探究の成果を発表しました。質疑応答では誠実に答え、また限られた時間の発表では伝えきれなかった箇所も説明していました。
本校の探究は、SSHの取り組みによるプロセスを生かした、層の厚いものとなっており、参観者の皆さんにも高評価をいただきました。
どの学校も、それぞれ高校の個性を生かした発表で、お互いに良い刺激となりました。
3月16日(木)に2年生全員が、課題研究の中間発表会を行いました。2年生が20会場に分かれてスライドでの発表を行い、1年生はそれぞれの希望に合わせて対面での見学を行いました。
共創探究基礎で学んだスキルや知識を生かし、共創探究Ⅰのゼミで課題研究を進めてきた2年生にとって、これまでの自分の研究を他者に見てもらい、意見やアドバイスをもらうことで、今後の研究活動を進めていく上で、有益な時間とすることができました。
また、当日の司会は1年生のSSH係、学級委員が行い、スムーズな進行と積極的な質疑応答を引き出すなど、円滑な運営を生徒のみで行うことができました。
2022年12月10日(土)に事前学習を行い、12月15日(木)~16日(金)で4か所の最先端研究施設を訪問し、実習・体験・見学をしました。
訪問した施設と内容は次の通りです。
12月10日(土) かずさDNA研究所とKEK(高エネルギー加速器研究機構)について事前学習
訪問先から講師をお招きし、講演会と生徒の事前学習相互発表を行い、講評をいただきました。
12月15日(木) かずさDNA研究所(実習)
夜にはサイバーダインスタジオ、NIMS(物質材料研究機構)についての事前学習相互発表を行いました。
12月16日(金)
→KEK(高エネルギー加速器研究機構)(施設見学)、サイバーダインスタジオ(見学と体験)NIMS(物質材料研究機構)(講演、見学)
(生徒の感想の一部)
今まであまり学べていなかった、生物を始めとした各分野に興味を持ち、学ぶことができたと思います。今まで持っていなかった目線から物理や化学を見ることによって、新しい視点や発見がありとても面白かったです。今後の自分の学習態度にも多大な良い影響があるように感じました。
このような機会がなければ、日本の先端技術に触れることはなかったと思うので、また機会があるのなら参加したいと思いました。
とても楽しく、自分の知識が増え、技能が付いたことを実感できるような経験でした。将来の夢をもっとあらためて幅広く考えてみたいです。
1月29日(日)から2月1日(水)で平塚江南高校で初の海外研修にシンガポールへ行ってきました。
シンガポールではシンガポール国立大学では"Sustainability and STEAM program"というテーマで講義をうけました。シンガポールが直面している気候変動問題とそれを改善策についてやSTEAMをどのように導入していくかやSTEAMに必要なスキルを学び、ディスカッションをすることで理解を深めました。
また、平塚江南高校のカリキュラムの「共創探究」で行っている研究を英語で発表し、ディスカッションをしました。シンガポールの学生には「定義が明確だったので、伝えたいことがはっきりとしていた」「研究のサンプル数が少ないので、これからサンプル数を増やすとより良い。」などのフィードバックをいただきました。
さらに、Googleシンガポール社を訪問し、ユーザーだけでなくお互いを尊重し、人と人をつなげることに重きを置くGoogleシンガポール社では、多民族国家であるシンガポール独特の会社の理念を学び、グローバルな視点を養うことができました。
この海外研修で学んだことを次は事後学習で深めていきます。
12月13日(火)にSSHシンガポール海外研修事前学習として、慶應義塾大学の学生を講師に招き、講師の研究(Effects of a Corpus-driven Approach on Writing and Word Choice)に関する英語でのプレゼンテーションを聞いたり、英語でのディスカッションをしたりしました。
質疑応答や英語での会話を通じて、研究の手法や英語プレゼンテーションについても理解を深めるとともに、それぞれの研究に対してフィードバックをいただきました。
新型コロナウイルス感染症のため、今まで実施できなかった海外研修(グローバルサイエンススタディ)を今年度は実施します。
12月6日(火)にSSHシンガポール海外研修事前学習として、神奈川工科大学大学院の留学生を講師に招き、講師の研究(ソーシャルメディアユーザを対象とした感情推定モデルに基づくコンテンツ推薦手法)に関する英語でのプレゼンテーションを聞いたり、英語でのディスカッションをしたりしました。
また、質疑応答では、研究の手法や英語プレゼンテーションのヒントについても話していただき、研究や発表についても理解を深めました。
9月29日(木)の午後に、全校生徒を対象として第1回SSH講演会が行われました。
今回は本校卒業生でもある、今井むつみ先生(慶応義塾大学環境情報学部教授)をお招きし、「ことばを通して視る世界~ことばは思考にどのような影響を与えるのか~」というタイトルで、ご講演いただきました。講演会は、本校の教室からオンライン同時配信の形式をとり、一部の希望生徒が対面で聴講しました。
認知科学や第二言語習得をご専門とする今井先生のお話はとても興味深く、講演後もしばらく質疑応答が続きました。
9月22日(木)に3年生による成果発表会が行われました。
この成果発表会は「共創探究Ⅱ」の授業の一環で3年生が約1年半かけて研究してきた論文の発表会でした。SSHが平塚江南高校で始まってから2年半、中間発表が行われた昨年度3月と比べるとより深みのある発表をしてくれました。
1年生はオンラインで自分の関心のあるテーマを選びgoogle meetで視聴しました。2年生は実際に発表が行われている教室に足を運び研究の成果に耳を傾けていました。1年生にとっては再来年度、2年生にとっては来年度、自分の研究をどのように発表するのかのイメージがつかめたようでした。
2年生は来年度さらに磨かれた研究の成果発表をしてくれることを楽しみにしています!
9月17日(土)にKEKキャラバンから講師をお招きし、2年生ゼミ「実験と検証」選択生徒と希望者を対象に行われました。
当日は実験実習内容を英語で行ったあと、KEKキャラバン講師によるKEKの概要説明と御本人の進路、キャリアについてお話しいただきました。
生徒の感想は以下の通りでした。
「放射線を見れたり研究者の生の声を聞けたりいい経験になりました。」
「理系の研究はなんでも極めればやっぱり英語が必要なんだなと思いました。」
「学校の授業では扱わなそうな細かい所放射線のなど聞けてよかった。」
「大きな好奇心や強い憧れはここまで人の力を発展させているということ、またその起源を作った偉人たちの凄さが改めて伝わりましたし、KEKについてより調べてみたいと思った。」
「やはり単語がわからないと意味の推測すらできないので、単語を覚えるべきだとは感じた。」
「研究室の会話が英語て行われていると仰っていたこと。」
「英語でコミュニケーションを取ることが出来れば、海外に行ったり海外から来た人と話したりするときに役に立つし、自分の視野がもっと広がるので英語を話す能力はとても大事だと感じました。」
物理の魅力と英語の必要性について感じることができる1日となりました。
8月3日(水)、4日(木)にSSH全国発表会に本校の生徒2名が参加しました。
表記の発表会は、全国のSSH校が兵庫県神戸の国際展示場に集まって行う発表会です。
平塚江南高校からは3年生のゼミ代表として「バイオエタノールの培養方法の比較」という研究で発表してきました。当日は他のSSH校の生徒や教員、大学教員、審査員など様々な人に説明しました。また、他の学校の発表を聞く時間もあり、興味深い発表を説明してもらうことができました。
昨年度に続いて、8月1日(月)~3日(水)の3日間、サイエンス・インターンシップ「博物館学芸員実習」が行われました。
生命の星・地球博物館で今年度は4人の生徒が、様々な施設の見学と体験をさせていただくことができました。
7月21日(木)、22日(金)に韓国のSejong City Office of Educationが主催する国際フォーラム、Sejong Youth Forumに本校生徒10名が参加しました。"Our Planet Matters."がテーマで、地球環境についての講義を聞いたり、韓国をはじめ、トルコやカザフスタン、マレーシアなど合計8ヵ国の高校生と地球環境について議論したりしました。
4月11日(月)から2年生(76回生)で「共創探究Ⅰ」、1年生(77回生)で「共創探究基礎」の授業が始まりました。
この「共創探究Ⅰ」という授業は大学のゼミのような授業で、生徒はそれぞれテーマを決めて、研究に取り組みます。研究後の発表まで楽しみですね。
また、1年生の「共創探究基礎」は「情報Ⅰ」と「総合的な探究の時間」を融合させた科目です。これからの情報社会のなかでの情報モラルや学習端末の使い方など様々なことを学んでいます。
8月5日木曜日、神戸国際展示場にて行われた令和3年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会に、本校の生物部代表者3名が参加して参りました。
本校は「翼果の縦横比と種子散布能力との関係性」と題して、羽構造を持ち、回転して落下するカエデ種子における、理想の形状を探る研究について発表を行いました。
その結果、ポスター発表賞をいただくことができました。
ご助言・ご支援してくださった多くの方々に感謝申し上げます。
この経験を糧に、また研究を継続していきたいと思います。今後とも応援の程、よろしくお願いいたします。
内容
地域の公的機関における体験を通して、科学の有用性と職業観、倫理観の育成を図ること
を目的として、サイエンスインターンシップαが行われました。
主な内容は、神奈川県立生命の星・地球博物館での学芸員実習です。7月22日事前見学、28、29、30日の3日間で実習が行われました。
バックヤードの施設見学、地学分野、生物分野(哺乳類・植物)の標本登録や収蔵作業など、学芸員の皆さまに指導していただくことができました。体験のレポートはGoogle Classroomで蓄積し、これから体験レポートのスライドを作成します。
サイエンスインターンシップβが8月末にオリエンテーションをして始まります。
分類された標本を収蔵庫に格納する本校生徒
7月12日月曜日午後、本校卒業生でもあり、現在、医療機器開発コンサルタントとして御活躍されている野川淳彦さんを講師にお招きし、SSH講演会を実施しました。演題は「医療器開発の実際」。テルモ株式会社で勤務されていた経験から、近年コロナウイルス感染症の重症患者への措置で名前をよく聞くようになったECMO(体外式膜型人工肺)や、その他人口肺開発に係るエピソードについて御講演いただきました。開発の裏側には多くの失敗が積み重ねられていることや、実験環境や考え方など、日本と海外の違いなどについてもお話いただき、SSH事業で言われるような「国際的に活躍する科学技術人材」、「新たな価値を創造する探究力」とはどういうことなのか、具体的なイメージを湧かせることができました。講演の最後には高校生に向けたメッセージもいただき、それらの言葉は生徒たちに強く印象に残ったようでした。また、講演後の質疑応答も活発に行われ、大変充実した講演会となりました。
※今回の講演は新型コロナウイルス感染症のまん延防止のため、人数を制限して1教室で行い、その様子を各教室へライブ配信するという形態で行いました。
神奈川新聞(5月10日)「教室に行こう」で本校の「共創探究基礎」の活動が紹介されました。
Web版「カナロコ」(外部サイトへリンク)でもご覧いただけます。(サイト内で「教室に行こう」を検索)
11月13日金曜日の午後、本校卒業生でもある名古屋大学の森郁恵教授による講演会が、1年生を対象に実施されました。「線虫をモデルとした生命科学のフロンティア研究~前例を作り、道を創る~」をテーマに、SSH1期生である1年生に向けて、ご自身の専門の内容や、研究者にに必要な力についてお話しいただきました。生徒は熱心にメモを取り、活発な質疑応答も見られ、大変有意義な講演でした。
令和2年11月13日の金曜日3校時に、1学年の「共創探究基礎」の公開研究授業が実施されました。この公開研究授業は県の理数教育推進校を対象としたもので、オンラインにより限定公開されたものです。授業では、探究活動のプロセスの中でも特に重要な「問いを立てる」という内容を扱い、課題の内容について種類別に問いを立て、その原因を分析する活動をグループで取り組みました。授業の最後にはいくつかのグループが発表し、全体で共有しました。かなり難しい課題に取り組みましたが、生徒は個々の意見をタブレットを活用してグループで共有し、問いを立てることの意義をよく理解できました。
1年生の「共創探究基礎」では、入学後初めての三者面談で、生徒が入学後に感じたことや進路希望について、担任と保護者にプレゼンテーションする準備をしています。
Googleスライドを使い、興味関心のあること、進路や志望大学の入試に必要な教科科目など、話すことを考えます。
スライドができた生徒は、担当の先生にプレゼンテーションし助言をもらって、さらにブラッシュアップしていきます。
さあ、三者面談では自分のイメージ通りのプレゼンテーションができるでしょうか。
(画像左:各自スライドに書くことをプリントに書き、作業に取り掛かります。)
(画像中:スライド作成作業中)
(画像右:作ったスライドについて、廊下で先生に助言をもらい、ブラッシュアップします。)
平塚江南高校の75回生は、授業の中で情報端末の活用を目的としています。
本校独自教科「共創・探究」で1年生の「共創探究基礎」が始まりました。
これは、「情報」と「総合的な探究の時間」を融合させた科目です。
まずは、情報端末の使い方や、情報モラルや活用方法を学習し、研究活動の基礎を学んでいきます。
※画像は、分散登校時と、分散登校後の授業の様子です。