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更新日:2025年11月12日

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学校運営協議会

学校運営協議会とは、学校の運営や必要な支援に関して協議する機関のことです(地方教育行政の組織及び運営に関する法律第47条の6)。神奈川県教育委員会では、令和2年度からすべての県立特別支援学校に導入しています。

本校の学校運営協議会については、以下をご覧ください。

令和7年度

第2回学校運営協議会_開催結果

本校の学校運営協議会を下記のとおり開催しました。

審議会等名称 令和7年度_神奈川県立鎌倉支援学校第2回運営協議会
開催日時 令和7年10月16日(木曜日)_午前9時30分から午前11時10分
開催場所 会議室
出席者

委員:6名

事務局:6名

次回開催予定日 令和8年2月19日(木曜日)
問合せ先

神奈川県立鎌倉支援学校_副校長_望月好子

電話番号(0467)45-1482

FAX番号(0467)43-4808

下欄に掲載するもの 議事録 議事概要とした理由
協議(会議)経過

1_学校長挨拶

2_令和7年度学校評価中間報告(前半)

小学部実践報告_小学部長より

  • インクルーシブ交流会~中間報告と今後の展望と課題~

分教室実践報告_分教室長より

  • 金井高校と分教室の交流~生徒一人ひとりの安心と成長のために~

小学部実践報告について

【質疑応答】

会長:ボッチャ交流の後は、交流の小学校の児童に感想を聞くのか。

学部長:今回はボッチャで遊ぼうという伝え方のみとし、こんな支援が必要とは伝えていない。どうやったらもっと楽しくできるかを小学校の児童が話し合っている。

会長:小学校の中ではどの授業でやるのか。

学部長:1年生は生活科。

会長:学年が上がるとどうするのか。

学部長:これから相談する。

Aさん:とてもいい活動である。支援学校の子どもたちにとって同学年の仲間と同じ時間を共有することはよい経験だったと感じた。笑顔がよかった。終わった後の本校児童の様子はどうか。

学部長:その後の給食時間まで笑顔や声がでていた。帰りの会でも楽しかったという振り返りをした。ドキドキと楽しかったのカードを悩んで選んだ児童もいた。児童にとってよい時間となった。見ることもよい刺激であり、子どもの声もよい刺激となった。上の学年でも展開するのが楽しみである。

Bさん:1年から始めているのはよい。次年度2年生での互いの成長で見方が変わる。押し付けでなく自分たちで発見していくよい教育である。高学年になると見方が固まってくる。考え方が変わらない場合が多いので、低学年から自然に学ぶ。何年後かにこの子たちが大人になって共生社会となる。日本のインクルーシブのあり方は、国連でたたかれてはいるが、できる範囲でやっていくことが大切である。同じところに入れればよいということでなく、その子にあった教育の提示の仕方が大事である。胸を張って日本の教育を語っていくことができる。

Cさん:交流は大事である。地域と一緒に防災訓練をしてきている。今年初めて避難訓練ではなく、交流から関わりを始めた。黒ひげゲームを通して、教員の関わりを見て学ぶことができた。2年目になるとさらに関わりが上手になってくる。引き継いでいく地域の人が増えるようにもっといろんな人を増やすことが大事である。

保護者は支援学校で、自分の子どもがどう過ごしているかあまり知らない。保護者が見学できるとよい。他の人とどう関わっているか知ることができる。

Dさん:地域のボッチャ講座に参加した。場所は茅ケ崎、白浜の道具、湘南工科大学のボッチャランプを使用した。どうしたらもっと楽しめるかという小学部の話し合いの結果を知りたい。

会長:交流の小学校はクラス通信で知らせているとのことだが、本校はどうしているのか。

学部長:クラス通信、学年通信、ホームページ、学年懇談会等でお伝えしている。

会長:支援学校に対する様々な感じ方や固定的な考え方を持っている保護者にどう理解を広げるか。地域と繋がることによってどのように展開していくか、今後の計画をしてほしい。防災における地域の人との交流と小学校との交流をつなげていくことで新たな展開に繋がりそうだ。

校長:写真の笑顔や始まる前の笑顔がよかった。一緒にいるだけで楽しい気持ちの表れである。時間があれば見に来てほしい。近隣の方にも是非見ていただきたい。

会長:ボッチャ甲子園が以前はあった。本校が主催してもいいかもしれない。

分教室実践報告について

【質疑応答】

Aさん:大きくなってから相互理解は難しいと感じているので、金井高校の生徒がどう捉えているか興味がある。

分教室長:アンケート等はしてないが、17年間の交流で年間計画に当然のようにある。

Aさん:最近始めたことはあるか。

分教室長:ない。

Aさん:金井高校の生徒がどのように受け止めているのか、話してみてほしい。

Aさん:地域の福祉や行政と関わりながら手広くやっている。企業側からすると将来の就労に結び付く取り組みをされている。清掃、受注が単なる働きではなくこれをすることによって何のためになっているのかを繰り返し伝えてほしい。何かを切る、掃く、作業のみになってしまう。楽しい、自分がやったことによって人の役に立っていることを考えながら、働くことの意味や就労に繋がる前向きな気持ちを育ててほしい。

Bさん:福祉的就労もある中で、もっといろんな事ができるのに、生き方や選択に苦悩し、どちらにもいけない「はざま」の人たちが出てきてしまう。知的に高い人の中で、自己肯定感が低い人が多い。君のおかげで等の話をしていただき、誇り高く生きてほしい。情報リテラシーも重要である。危険がいっぱいであるので、その指導もしてほしい。

Cさん:生徒会の交流を見て、金井高校の生徒と肩を組んでいる写真がとてもよい。地域の交流の中では、仲良くなることが得意な人は地域との交流のキーマンとなる。キーマンに役割を与えていく。図書館で会ったときに自分の友達に紹介することもできる。場の設定は学校がやることができる。

Dさん:学校内での交流が増えるとよいなという思いである。校内を作業着で清掃される写真があったが、作業着姿を同年代の高校の生徒に見られることについて、抵抗や懸念の声はないのか。

分教室長:着ることでスイッチが入り、気持ちが切り替わる効果がある。そういう声は今のところない。木曜は職業なので着ることが定着している。

Aさん:弊社ではエプロンをつけることにしているが、蝶々結びが苦手な人もいる。できるだけTPOを考え、その場に合った適切な技能や知識を習得できるような経験をさせてほしい。

Bさん:自己選択する力、場に合わせていく力が必要である。学校であんまりよいものを着ていると実際と合わないことがでてきてしまうかもしれない。

Dさん:金井高校生の前で着るのが嫌じゃないかが心配である。

会長:交流は学習である。どういう力をつけてほしいのか。適切に評価をする。作業や活動を客観的に評価し、それを子どもがしっかりと受けとめることで、子どもが自己肯定感を高められるようにねらいをもって指導してほしい。

令和7年度人権教育研究指定事業実践報告_支援グループ長より

〈研究テーマ〉意思決定等に関する授業の開発を通して自他を大切にする心を育てる

【質疑応答】

Bさん:意思決定支援について、長くやっているが具体的な活動をしているか。

Cさん:よい内容でした。避難場所に移動するのですが、出火場所が違う場合どうするか。自分事として教員が考えていてその緊張感が伝わった。実際の避難もスムーズに行っていた。防災デイでは子どもたちが一生懸命やっていた。地域の人を多くは呼べなかったが、ひとりの人が広げていけるからそれでよいかもしれない。写真を地域の人にも見せて活動を紹介したいが、個人情報の観点から使えないから、地域の発信力のある人に言ってもらうとよい。支援学校のサポーターになってもらい、地域に戻り地域に支援学校を広げる人になってもらうとよい。

Dさん:意思決定と意志表出については、学校では教員が子どもの表出を待ってくれる。一人ひとりにあった工夫や支援を授業参観でみせてもらっている。緊張しながらもやり遂げることができるようになっている。ICT機器の中で、スイッチが学校には40個ある。握るもの、表情で指示するもの、いろいろある。買うと高いので、大変助かる。自己表出のための、サポートスイッチが多いので感謝している。気持ちの表出にかかる時間も長くかからなくなっている。

Aさん:学校の活動すべてに人権が係っている。企業も重要な課題と捉え、社員に研修等でインプットしている。アンコンシャスバイアスに縛られている現状もある。人権について大人が理解できる環境づくりを継続していかなければならないと考えている。

 

第2回学校運営協議会_開催予定

開催日時 令和7年の10月16日(木曜日)午前9時30分から11時
開催場所 神奈川県立鎌倉支援学校_会議室
議題
  • 令和7年度学校評価中間報告について
  • 令和7年度学校運営協議会各部会報告
傍聴の可否
非公開の理由  
傍聴の席数 5席
問合せ先 鎌倉支援学校_副校長_望月
  • 電話_0467-45-1482
  • FAX_0467-43-4804

 

 

第1回学校運営協議会_開催結果

本校の学校運営協議会を下記のとおり開催しました。

審議会等名称 令和7年度_神奈川県立鎌倉支援学校第1回学校運営協議会
開催日時 令和7年6月19日(木曜日)_午前9時30分から午前11時
開催場所 会議室
出席者

委員:7名

事務局:9名

次回開催予定日 令和7年10月16日(木曜日)
問合せ先

神奈川県立鎌倉支援学校_副校長_望月好子

電話番号(0467)45-1482

FAX番号(0467)43-4808

下欄に掲載するもの 議事録 議事概要とした理由
審議(会議)経過

1.学校長挨拶

  • 各委員自己紹介

2.令和7年度学校評価(年間目標)について

(1)教育課程_学習指導

  1. 自己選択・自己決定できる力を育む授業を実践する。
  2. 意思の表出・選択を引出す授業実践に取り組む。また、ICT機器等を有効的に利活用する。

【質疑応答】

  • 会長:高AのSCとは何ですか。
  • 本校教員:ソーシャルコミュニケーション。1~3年生を縦割りにしたグループ編成。コミュニケーションを主とした授業。
  • Aさん:意思決定支援については、本人の中に材料が無いと選択できない。そのためには小学部からたくさん体験する。ただの体験ではなく、自分の体験と選択を積み上げていくことによって、選択できるようになる。
  • 本校教員:本人に合うツールを探るために、実態把握に取り組んでいる。今年度は更に踏み込んで因果関係を経験させ、ICTを有効的に活用したい。表出に課題がある。その子の強みに着目したい。
  • 校長:教職員の自己観察書では学校目標に沿った目標を立てている。その子にあったアクセシビリティや、自立活動を意識してその子の強みを伸ばしたい。
  • Bさん:なぜ、4年間の目標なのですか。
  • 校長:教育委員会からの指定で、検証評価していくためだと思う。子どもたちの卒業後を意識した教育活動の展開が必要である。具体的に刻みながら積み上げていきたい。

(2)児童・生徒指導・支援

  1. 自己理解・他者理解を深め、良好な人間関係を育む指導・支援を充実させる。

【質疑応答】

  • Aさん:自己肯定感を高める授業とは、どのような授業か。具体的に教えてほしい。
  • 本校教員:小学部では、楽しいことや好きなものを発見したり、自分が認められたりする経験を積み上げている。
  • Aさん:自己肯定感は、一人で完結できるものではない。社会の中で認められること。先生が好き、先生との信頼できる関係性を作る。両親以外の大人も大丈夫だと思えるようにする。

(3)進路指導・支援

  1. 教員対象進路学習会等を充実させる。
  2. 進路説明会、進路面談等を充実させ、児童・生徒や保護者が理解を深められるよう、関係職員が連携して取り組む。

【質疑応答】

  • Cさん:進路学習会とはどのように行っているのか。
  • 本校教員:進路に係ることは、進路専任が一番情報や知識を持っている。教員も進路について学習していこうとしている。進路専任等が講師となり、各学部で学習会を実施している。また、進路先の見学会も実施する予定である。
  • Aさん:進路説明会、進路面談等の充実をどう取り組むのか。また、総合支援法の就労選択支援が10月から新しく事業化される。選択支援については学校の方でどのように対応しているのか。
  • 本校教員:PTA対象の茶話会や授業参観前後の懇談会で、進路説明会を実施している。ホームページの活用も考えている。また、新しい事業の選択支援については、夏季休業中に学習会を実施する。

(4)地域等との協働

  1. 地域の人材や企業等を活用し、地域と協働し、授業の充実を図る。
  2. 地域の学校との交流及び共同学習を通して、児童・生徒の主体的な活動や関わりを推進する。
  3. 地域のニーズを踏まえた学校情報を発信する。

【質疑応答】

  • Aさん:どのように地域の人材と関わっているのか。
  • 本校教員:出前授業(フラワーアレンジメント、スライム作り、藍染め等)の活用や地域の方を講師としたDIG訓練・フィールドワーク、地域の清掃活動等。
  • Dさん:地域の人が学校の防災教育から町内会での清掃活動等に関わっている。地域は学校が何を要望しているのか知りたい。学校から提案があればもっと広げられると思う。自分としては、地域と学校をマッチングできるような取り組みができたらと思っている。
  • Bさん:モバイルファーマシ―等、学校とも繋がってほしい。まず、交流からスタートしてみたらどうか。
  • Eさん:地域との関わりの中で、大事なことはその学習を通して何を育てたいのかだと思う。活動ありきではなく、教員間の目標も一緒に考えていってほしい。
  • Aさん:子どもの頃から身近にいろいろな人がいるということは大切。いて当たり前の感覚が培われるとよい。
  • Dさん:学校だよりが自分の地区に回覧されなくなった。地域は興味をもっている。回覧されないと少し心配に思う人もいる。
  • Eさん:小学校に、送迎車が危ないというご意見があった。隣に支援学校があり、なぜ送迎が必要なのか、実態を知らない人たちもいる。継続的に学校のことを発信していったほうがよいと思う。

(5)学校管理_学校運営

  1. 未然防止に繋がる情報共有や注意喚起を各学部・分掌で計画的に取り組む。
  2. 学校防災について、再確認・再点検を進め、学校の防災力を高める。
  3. 分掌・学部業務の削減と効率化・簡略化を進める。

【質疑応答】

  • Dさん:昨年の防災デイがとても良かった。体験学習が充実していた。学校だけでなく地域全体で考えられるようになるといい。地域は福祉避難所のことも理解していない。
  • Aさん:医療的ケアのヒヤリハットは懲罰的ではなく、改善に向けられるようにする。注意喚起にも限界がある。おきない環境設定が必要。進んで情報発信ができるように。また、ハラスメント防止には、普段から良好なコミュニケーションをとる組織作りも大切である。

3.まとめ

  • 会長:本日委員の皆様からいただいたご意見やご提言には、明日から取り組めるものや、取り組みについて検討が必要なものなどあったと思います。是非、参考にしていただきたいです。

第1回学校運営協議会_開催予定

開催日時 令和7年6月19日(木曜日)午前9時30分から午前11時
開催場所 神奈川県立鎌倉支援学校_会議室
議題
  • 令和7年度学校運営協議会について
  • 令和7年度学校目標について
傍聴の可否
非公開の理由  
傍聴の席数 5席
問合せ先

鎌倉支援学校_副校長_望月

  • 電話_0467-45-1482
  • FAX_0467-43-4804

令和6年度

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