更新日:2024年4月9日
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神奈川県立金沢支援学校 校長 伊藤 美加
本校は、平成19年4月に旧横浜市立並木第三小学校の校舎をお借りして、知的障害教育部門(B部門)の特別支援学校としてスタートしました。 翌年平成20年4月に、現在の金沢区富岡東の新校舎に移転し、肢体不自由教育部門(A部門)を開設しました。また、平成23年4月に県立氷取沢高等学校内に分教室が設置され、令和2年4月には、氷取沢高等学校が横浜氷取沢高等学校と名称が変わり、分教室も横浜氷取沢分教室となりました。そして令和5年4月には「県立金沢養護学校」が「県立金沢支援学校」と名称が変わりました。新たな学校名とともに、新たなスタートとなりました。
今年度は91名の新入生を迎え、児童・生徒数は325名になりました。教職員一同、子どもたちが健やかに成長できるよう、全力で教育活動にあたってまいります。そしてこれからの学校経営にあたり、特に力を入れていきたいと考えているのが『地域とともに』というコンセプトです。金沢支援学校に通う児童生徒のことをもっと地域の方々に知っていただき、金沢支援学校が地域のためにできることを見つけ、地域とともに生きる学校を目指します。
そして今後も引き続き「豊かに生きる力をはぐくむ学校」を学校の基本理念として教育活動を行います。子どもたちが得意なことやできることをさらに伸ばし、一人ひとりの強みをいかして、自分に合ったやり方でさまざまなことができるようになっていくことが、豊かに生きることにつながると考えます。
これからも保護者の皆様、地域・関係者の皆様のご協力をいただきながら、子どもたちが安全な環境で安心して過ごす中で、学ぶ楽しさを実感できる学校をめざしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
(令和6年4月1日修正)
教育長
共生社会の実現に向け、地域とともに、児童・生徒の自立と社会参加を目指して、一人ひとりの教育的ニーズに応じた教育を行う。
肢体不自由教育部門・知的障害教育部門の特別支援学校として、小学部・中学部・高等部を通した一貫した教育を行うとともに、一人ひとりの障がいの状態等に応じた就労支援の取組を充実させる。医療的ケアを必要とするなど、多様な教育的ニーズのある児童・生徒の教育活動全般について、安全に実施する校内体制の整備をすすめ、個々の障がい及び健康等の状況に合わせた専門性の高い指導を実践する。加えて、実践を積み重ねてきた「キャリア教育」の視点などにより、一層の授業改善を図る。
また、センター的機能を発揮し、地域の各学校における支援を必要とする児童・生徒等への教育的ニーズに応じた効果的な支援を行うとともに、これらの学校と交流及び共同学習等を通した、児童・生徒の相互理解を図る。