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港北高校では「自ら主体的に学び続ける力」を「自学力(じがくりょく)」と呼び、その力の育成を図っています。
「主体的・対話的で深い学び」に取り組む通常の授業だけではなく、部活動、キャリア教育、思港祭や体育祭などの学校行事といった教育活動全般で「自学力」を育成しています。
現代は「困難かつ予測不可能な時代」といわれています。そのような時間を生きていくには、学力だけではなく、「自ら課題発見に取り組み、解決に向かう力」が必要不可欠です。港北高校では、本校が独自に開発した探究活動プログラム「思港」を「総合的な探究の時間」で実施することで、その力の育成を図ります。
探究活動プログラム「思港」では、1年生から3年生まで段階を追って探究する力を高めていきます。
1年「思港Ⅰ」…社会科学分野、人文科学分野、自然科学分野のミニ探究から、探究活動に必要とされる知識・技能を体験的に習得します。
2年「思港Ⅱ」…社会を洞察して課題を見出し、それを解決するために一年間をかけて探究活動を行います。
3年「思港Ⅲ」…2年生で行った探究活動の総仕上げを行います。
「思港Ⅰ」のミニ探究の例として、令和5年度のトピックを示します。
・社会科学分野では、「横浜市立中学校の給食」をテーマに、より良い解決策を提案するために、グループで探究を進めていきます。最後に、アイデアをスライドで発表します。
・人文科学分野では、批評理論に基づき、各自が選んだJ-POPの歌詞を分析し、レポートにまとめます。
・自然科学分野では、「鉛直方向の力に耐えられる柱」をテーマに、グループで実験をデザインし、仮説検証型の探究を進めます。
「思港Ⅱ」では、まず、社会を洞察し解決すべき課題を見出します。次に1年「思港Ⅰ」で身に付けた知識・技能をはたらかせて、情報の収集と整理・分析を進めます。最後に、成果をまとめ、発表を行います。
「思港Ⅲ」では、2年生での探究活動から新たな課題を見いだし、探究活動を深めていきます。港北高校での探究活動の総仕上げを行い、その成果をレポートとしてまとめます。