小田原東高等学校 > 特色 > SDGsの次はSWGs?産業能率大学の先生、生徒さんに「Well-being」について講義をしていただきました。

更新日:2025年9月11日

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大学と連携した課題研究「地域活性化と貢献活動」~SDGsの次は、SWGs?Well-beingとは~

課題研究「地域活性化と貢献活動」の選択者を対象に、産業能率大学 情報マネジメント学部の中野先生とゼミ生の皆さんをお招きし、特別講義を実施しました。

第1部:未来の目標「SWGs」とWell-being

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講義の第1部では、中野先生からSDGs(持続可能な開発目標)の次の国際目標として注目されているSWGs(Sustainable Well-being Goals)のWell-beingについて、貴重なお話をしていただきました。

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「Well-being(ウェルビーイング)」、すなわち身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを指す概念を軸に、これからの社会で私たちが目指すべき「持続可能な幸福」とは何かを、生徒たちは真剣な表情で聞き入っていました。生徒からは「SDGsは知っていたけれど、その先があることは知らなかった」「自分たちの幸せが、社会全体の幸せにつながるという考え方が面白い」といった声が聞かれ、社会課題をより自分事として捉えるきっかけとなったようです。

第2部:パッケージデザインから学ぶ表現力「色彩科学を応用したパッケージデザイン」

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第2部では、ゼミ生の皆さんによる体験型の講義が行われました。テーマは、身近なグリコのお菓子を題材とした「色彩科学を応用したパッケージデザインの表現」です。

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大学生の皆さんが、商品の魅力やコンセプトが消費者に伝わるように、パッケージの色や形、キャッチコピーにどのような工夫が凝らされているかを分かりやすく解説。色相環図を用いた組み合わせ技法について解説していただきました。その後、生徒たちはグループに分かれ、「自身が考えるパッケージデザイン」を考えるワークショップに挑戦しました。大学生からアドバイスをもらいながら、ターゲット層や商品の特徴を熱心に議論し、ユニークなアイデアを次々と発表する姿が見られました。


今回の高大連携授業は、生徒たちが社会の最新の動向に触れるとともに、大学生との交流を通して自らの探究活動を深める、大変貴重な機会となりました。この経験を元に、今後の「地域活性化と貢献活動」のテーマ設定や研究をさらに発展させていきます。

お忙しい中、本校生徒のために素晴らしい学びの場を提供してくださった産業能率大学の中野先生、そしてゼミ生の皆様に、心より感謝申し上げます。