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寒川高校では3年間を通して、生徒一人ひとりの能力を伸ばすことができるように、きめ細やかな指導や支援を行っています。3年間の成長と向き合いながら、それぞれの将来の進路を見据えた学習指導や体験活動、キャリア教育、生徒指導・支援などを展開しています。
寒川高校は、平成28年度に神奈川県教育委員会から「確かな学力育成推進校」に指定され、生徒一人ひとりに応じたきめ細やかな指導を通じて、確かな学力の育成と学習意欲の向上を図るため、様々な取組みを推進しています。
基礎的・基本的な学力を定着させるためには日々の積み重ねが必要不可欠です。そこで1年生では、義務教育段階の学習内容を学び直す「マナベーシック」や「朝学習」を展開し、つまずきやすい内容を確実に習得するためのフォローアップを繰り返しながら、将来の土台となる主体的に学ぶ力を育成していきます。
1年生では「マナベーシック」という授業を行っています。 これは義務教育の学習内容の学び直しをおこなうことで、高等学校で必要な基礎学力を定着 させることを目的としています。また、2年生では、必修選択科目として「基礎国語」と「基礎数学」 を設置し、学習や実生活に活かす国語力・数学力を高め、進路にも役立つ一般常識を身につけます。
1年生では、これまで「マナベーシック」という授業を週2時間行ってきましたが、令和2年度から週2時間の授業に加えて、毎朝10分間ずつ「朝学習」を取り入れバージョンアップしました。これにより、さらに基礎学力の向上や学習習慣を身につけていきます。また、2・3年生では、毎朝10分間ずつ「朝読書」を取り入れることにより、ものごとを読み解き、理解し、自分の意見を持つ「思考力・判断力」を育成するとともに見分を広げていきます。
1年生は、通常40人を35人程度のクラス編成にしており、全ての科目で丁寧な学習指導ができるようにし、さらに1年生の数学と英語の授業では、25人程度の少人数で一人ひとりにきめ細かな手厚い授業をおこなっています。また、将来、大学進学などの希望を持っている生徒に対しては、より発展的な内容の授業を受ける「習熟度別授業」や、放課後に希望する生徒を対象に勉強会(補習)等を展開する予定です。
寒川高校では、生徒一人ひとりが自己理解を深めながら、職業観・勤労観を持ち、将来を主体的に考えていく力を身につけていけるよう、1年生から充実した様々なキャリア教育のプログラムがあります。
○ 模擬授業体験
1年生が様々な分野(情報処理、音楽、看護、調理、語学、保育等の業種)の模擬授業の体験を行います。
○ 上級学校・職場インタビュー
2年生の進学希望者は上級学校の先生に、また、就職希望者は企業や施設、店舗を訪問して、仕事についてインタビューします。
○ 社会実用講座
3年生が、社会人として必要な情報収集の方法や金銭教育について、また、スーツの着こなしなどについて、体験を交えながら講演を聞きます。
○ 寒川高校インターンシップ
すべての学年で、希望者が夏季休業中を中心に企業・事業所で職場体験を行います。
【体験場所】
・保育園 ・町役場 ・図書館 ・福祉施設 ・工場 ・病院 ・寒川神社 ・店舗 など
地域の企業・施設・商店などにご協力いただきながら、充実したキャリア教育を進めています。また、地域のお祭りで吹奏楽部やダンス部、軽音楽部が日ごろの成果を披露したり、野球部や生徒会が地域のイベントのお手伝いするなど、生徒たちも地域の中で活躍しています。地域貢献活動として、学校周辺の道路や公園等の清掃活動も行っています。
寒川高校では、すべての生徒が落ち着いて学校生活を送ることができ、安全・安心な学習環境を確立するため、また、生徒の健全育成と規範意識の醸成、生徒の基本的な生活習慣の確立に向けて、服装・頭髪、遅刻や授業規律等に関する指導に力を入れています。また、いじめ等の問題行動の未然防止や早期発見・早期対応に向け、保護者やスクールカウンセラー(SC)・スクールソーシャルワーカー(SSW)、地域の関係機関と連携を図りながら、教職員一丸となり、きめ細やかで積極的な生徒指導・支援を行っています。
なお、本校はSC・SSWの拠点配置校となっており、教育相談体制も充実しています。