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更新日:2025年10月21日

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学校長挨拶

「地域とともに学びを耕す秋」

朝夕の空気にひんやりとした秋の気配を感じるようになりました。日没の時刻も日に日に早まり、校庭に響く百舌鳥の高鳴きが、季節の移ろいを告げています。学びの場にも、秋ならではの深まりが感じられる時期となりました。

本校では、授業改善の取組として「特別支援学校におけるICT機器を活用した個別最適な学びと協働的な学びを目指した授業づくり」を進めています。目指しているのは、児童・生徒一人ひとりが、自分で疑問を見つけ、自分の言葉や方法で表現する力(主体性)を育むこと。そして、仲間や地域とのつながりの中で学び合う経験(協働性)を積み重ねることです。

現在、小学部は、児童が地域に出て撮影した写真を使い「津久井マップ」作りを、中学部は、藤野の佐野川地区で栽培されている佐野川茶について調べ学習を通して、ポスター制作やお茶会を、そして高等部は作業班毎に、作業学習を通して地域の企業や福祉施設とのつながりを深める学習を進めています。

ICT機器の活用により、児童・生徒はそれぞれの特性や強みに応じた表現方法を選ぶことができ、学びの可能性が大きく広がっています。また、地域の人々との交流や地域の自然・文化に触れる活動を通して、地域を知り、地域の一員としての自覚を持つ「地域とともにある学び」も大切にしています。

これからも、児童・生徒の「できる」「わかる」「つながる」を大切にしながら、地域とともに学びを耕し、より豊かにしていきたいと思います。

 校長 藤原 英明