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更新日:2025年10月2日
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小学部の授業検討会の様子をお知らせします。
10月の中間発表会(全体会)に向けて、1組・2組に分かれてこれまでの活動のまとめを行いました。
1組は、ICT機器を使用した授業実践について動画や指導案をまとめたり、発表内容を共有したりしました。
2組は、病棟で学習を行うためのルールブック作成を行っています。5西病棟・5南病棟にある学習室を使用する際のルールについて、文章だけでなく写真やイラストを使いわかりやすくまとめました。
今年度の重心部門の授業検討会では、重心部門の小学部、中学部、高等部の3つのグループに分かれ計画を立案し、授業実践と振り返りを経て授業改善を重ねています。7月の授業検討会では5月~7月にかけて各グループで取り組んできた授業実践の総合的な振り返りを行いました。
重心小学部
生活:七夕をテーマにした季節行事の雰囲気を味わう内容で授業実践を行いました。
重心中学部
音楽:iPadのアプリケーションである「ガレージバンド」を活用し、オリジナルソングを作成する授業実践を行いました。
重心高等部
制作:スパッタリング画法を用いたこいのぼり作りに取り組みました。「iMovie」を活用してスパッタリング画法を映像で学ぶ授業実践を行いました。
6月の授業検討会について
中学部では、「ICTを活用した授業」の充実のために、二つのグループに分かれて検討会を行っています。それが、ICTを活用した一斉授業について検討する「教室グループ」とICTを活用した面会授業について検討する「病棟グループ」です。
今回は「教室グループ」の6月の検討会(6月30日実施)について、そのあらましをお伝えします。「教室グループ」では、音楽科の「鑑賞」の授業実践について検討しました。授業で活用したのは「ふきだしくん」という「意見可視化サービス」のサイトです。この「ふきだしくん」は、授業・研修会・ワークショップ等で生徒・参加者の意見を一斉に可視化するのを目的としたサービスです。くわしい使い方や特徴は、「ふきだしくん」のサイト(https://477.jp/)をご参照ください。
〇授業者より
・鑑賞の授業で、鑑賞後に「ふきだしくん(意見可視化サービスサイト)」を利用して生徒が意見発表を行った。
・自由な意見を促すため「ふきだしくん」での意見発表は匿名とした。
・どの生徒もタブレット端末を操作し、意見発表することができ、口頭で意見を聞くよりも、まとまった内容の意見が集まった。
・今回の検討会では、「ふきだしくん」の有効な使い方について検討したい。
〇検討会にて
<「ふきだしくん」のメリット・デメリット>
・口頭で意見を述べるのが得意でない生徒にとって、意見が述べやすい。
・生徒の意見がそのままデジタル黒板に表示されるので板書の必要がなく、授業進行がスムーズになる。
・匿名での意見発表ができるので、生徒が率直な意見を出しやすい。
→指導者にも発言者が特定できない。
・ワークシート等に意見を記述するよりかは、「ふきだし」の方が「話し言葉」で記述できるため、率直な意見が出しやすい。
→書き言葉にて意見をまとめるには不向きな面もある。
<効果的な使い方>
・生徒に指導者が発言者名(アルファベット、数字等)を割り振っておくと、生徒間には匿名性が担保でき、指導者も発言者の特定ができる。
・発言ボードの複数利用ができるので、導入とまとめ等、それぞれの意見を比較できる。
・「ふきだし」の移動ができるので、観点別に意見を整理できる。アイデアを整理しやすいので、学級活動に活用できる。
小学部の授業検討会の様子をお知らせします。
今年度は1組・2組に分かれて進めています。1組は「ICT機器活用の授業実践と共有」、2組は「2組の授業の始め方・進め方」をテーマにしました。1組は授業案を作成した上で授業を実践し、その様子も記録していくことになりました。2組は授業の始め方や進め方をマニュアル化することを目指しています。
適宜、1組2組で情報を共有していきたいと考えています。