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更新日:2025年4月7日
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令和6年度授業検討会のまとめとして年度末報告会を行いました。今年度は4つのグループに分かれ、ICT機器を活用した授業方法と情報・メディアリテラシーについて検討をしてきました。各グループの1年間の活動の成果を報告し、今後の授業やICT機器の活用方法について理解を深めるきっかけとなる報告会となりました。
簡単にではありますが、各グループの成果をまとめました。
小学部 深い学びのためのICT機器の有効活用 |
1.授業での電子黒板の有効的な活用方法を検討した。また、電子黒板の使用マニュアルを作成し、学校サーバを活用し全教員へ共有した。 2.オンライン授業を開始する際の説明資料について検討した。また、個人情報に関する資料について情報共有と見直しを行った。 |
中学部1. 一人一台端末を活用した授業実践研究 |
意見共有ツール「ふきだしくん」の利用について検討した。また、実際に授業で活用し、メリット・デメリットを話し合った。通常の授業に比べて、生徒が意見を発言しやすい点がメリットとして挙げられ、授業への活用方法についても検討が進んだ。 |
中学部2. メディアリテラシーの指導方法の検討 |
1.中学部の生徒に伝えたいメディアリテラシーについて話し合った。また、次年度以降のメディアリテラシー教育に向けて、文科省の資料等を活用し、指導内容の分類・整理を行った。 2.怪しい情報に気付ける読解力や論理的思考について授業案を作成し、指導方法を検討した。その中で、生徒が主体的に情報機器を活用し、メディアリテラシーを身につけられる発問の仕方について議論した。 |
重心部門 写真を撮ろう・写真展に応募しよう |
肢体不自由児・者の美術展/デジタル写真展を活用し、生活や社会の中の美術や美術文化と豊かに関わる資質・能力の育成、心豊かな生活を創造していく態度を養い、豊かな情操を培う機会とした。個人情報の取扱いや撮影内容、撮影方法について保護者を交えて検討し、写真展へ応募をした。自己肯定感の向上や社会性の発達、新しい経験の提供など、いろいろな効果が得られた。 |
2月は、小学部の授業検討会の様子をお知らせします。
小学部では『深い学びのためのICT機器の有効活用について』というテーマで授業検討会を進めてきました。各担任の使用状況を情報共有した後、秋ごろ本校に導入された電子黒板についてと、オンライン授業を行う際の導入について、2つのグループに分かれて検討してきました。
電子黒板の使い方については、写真入りのマニュアルを作成しました。タブレット型端末との画面共有の仕方やショートカットの設定方法など、毎日の授業で活用することが多い内容について、まとめました。また、オンライン授業を行う際の導入については、オンライン授業を行う上での約束や個人情報の定義について資料にまとめました。
以上のことについて、3月の報告会で他学部・部門の職員とも情報共有し、校内サーバーからいつでも参考にできるように整えていく予定です。
12月の授業検討会では、年度末の報告会に向けて、残りの3か月でどのようなことに取り組むのかをグループ内で検討・確認を行いました。
中学部1.
年度末の発表に向けて、一年間行ってきた活動の振り返りとまとめを行いつつ、生成AIなどの体験や授業活用について調べていきます。
中学部2.
文部科学省が発行している「学習の基盤となる資質・能力としての情報活用能力の育成」を参考に、メディアリテラシーの分類を確認する。また、生成AIを活用した情報モラルの育成について検討していきます。
小学部
「電子黒板の便利な使い方マニュアル」、「オンライン授業を実施する際の約束(情報モラルや情報リテラシーなど)」をまとめていきます。
中学部の授業検討会では、メディアリテラシーの指導内容や指導方法について検討を行っています。11月の検討会には国立特別支援教育総合研究所の研究員とオンラインでつなぎ、助言をいただきました。その中で、文科省が作成した「学習の基盤となる資質・能力としての情報活用能力の育成」と「StuDX Style」は今後のメディアリテラシーの指導に関して、とても参考になる内容でした。
今後はそれらの資料を活用しながら、指導が必要だと考える内容を分類したり、実際に授業にて指導したりしながら、メディアリテラシーについての理解を深めていきたいと考えています。
10月は、授業検討会の中間発表を行いました。毎月、4つのグループに分かれて、各グループのテーマに沿って検討会を行っています。今回の中間発表では、9月までの授業検討会でどんなことを話し合い、今後、どのような内容について検討を進めていくか、グループを超えて共有しました。
また、共有だけではなく、他グループの教員とも検討事項について考え、今後の活動の参考としました。普段のグループ内では出てこない意見もあり、今後の検討会に向けて新たな視点を得ることができました。