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更新日:2024年12月6日
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自立活動:新しいスポーツ「ピックルボール」に挑戦!!
「体育の種目といえば?」と、聞かれるとどのような運動やスポーツを思い浮かべるでしょうか。体操や水泳、サッカーやバスケットボールなどの球技でしょうか。ダンスや武道もありますね。今回紹介するのは、自立活動の運動グループで扱っている「ピックルボール」です。
〈自立活動運動グループとピックルボール〉
自立活動は個々の生徒が自立を目指し、課題や困難を主体的に改善・克服を目指す授業です。その内容は6区分27項目に分類されており、運動グループでは主に人間関係の形成、コミュニケーションという区分に対して運動・スポーツ活動を通じて改善・克服しようとしています。
私は運動グループの生徒に対して「はじめてのスポーツ」に仲間と共に挑戦してほしいという思いがあり、ピックルボールを採用しました。その理由はつぎの基本情報にあるように、初めてでも難しすぎず、コミュニケーションを重視しながら授業が展開できると思ったからです。
授業では生徒も教員も全員が「はじめてのスポーツ」ということで、生徒を中心に打ち方やルールなどを確認しながら取り組みました。基本的なラリー練習からゲームまで授業全体を通して「ナイス!」「ごめん!」「ありがとう!」などの声かけが飛び交い、コミュニケーションを交わしながらピックルボールを楽しみました。
〈ピックルボールの基本情報〉
道具
パドル
(木やカーボンでできたラケットです。卓球ラケットより少し大く、テニスより小さい。軽くて振りやすいです。)
ボール
(穴が空いていることで軽く失速しやすい特徴があります。そのため腕部への衝撃も少なく安全です。バウンドも小さいという特徴もあります。ためラリーが続きやすい。)
コート
(バドミントンのダブルスコートと同じ。適度な運動強度にしやすい広さと言えます。ネットから両側2.13mのところにノンボレーラインがあります。このラインを越えたノンボレーゾーン(別名:キッチン)内でのボレーはフォルトになります。)
ルール
サイドアウト制
(サーブ権がある時にのみ得点できるというルールです。レシーブ側が攻撃を決める、サーバー側がミス・反則をしても点数は動かず、サーブ権が移行します。)
今月は小学部の様子をお伝えします。10月10日(木曜日)に1組、10月22日(火曜日)に2組で健康教育「薬」の授業を行ました。本校は、こども医療センターの中にある学校です。在籍している児童は、注射剤、内服薬、外用薬と何らかの形で薬を服用しています。こども医療センターの薬剤師さんを講師に招き、子どもたちにとって身近な存在ともいえる「薬」についてお話をしていただきました。その内容は、薬はどんな時に服用するのか、薬の主作用と副作用、薬を飲むときの約束についてです。特に薬を飲むときの約束については、その内容を確認するために実験も行いました。
薬剤師さんのお話と実験が終わった後は、「実験が楽しかった。」「お薬をたくさん飲んでるけど、一緒に飲んでいいのか疑問に思った。」「ヤクルトやジュースで飲んでいいか確認しようと思った。」など、疑問や感想を発表していました。
9月、十五夜のお月見をテーマに、月見だんごづくりや大きなオーガンジーで浮かし満月に見立ててお月見疑似体験活動をしました。施設の中でも伝統や文化を通して季節の変化を感じられるように取り組んでいます。
中学部2年生の家庭科では、「生活に豊かなものの製作」を行いました。
サイズアウトした衣服や着古した衣服をリメイクし、トートバッグやクッションを作りました。愛着のあるTシャツのイラストやワンポイントをうまく活用して製作ができました。製作した物をどのように活用したいかを考え、衣服の寸法と合わせて最大限活用できるサイズで型紙を作成し、裁断、ミシン縫い・手縫いをそれぞれ行いました。製作計画から毎時間のふり返りまで各自で行い、一人ひとり意欲的に取り組むことができました。思い出がたくさんある衣服でのリメイク作品、製作物を使って、さらに思い出を作ってもらいたいです。
1組の4年生で、公益財団法人横浜市資源循環公社の戸塚資源選別センターの方を講師としてお招きし、出前授業を行いました。授業のテーマは、「資源ごみは、どこへ?」。資源ごみがどのように処理されているのかについて、そしてリサイクルの取り組みについてお話ししていただきました。
横浜市では、使用した後の缶は中を軽く洗い、つぶさずに捨てます。その際、缶、ビン、PETボトルは同じ袋に入れて捨てることができます。つぶさずに、そして同じ袋で捨てられる…それはなぜでしょうか?その理由についても、お話ししていただきました。缶、ビン、PETボトルを分別している様子の動画を見ると、思わず「すごいっ!」「お~!」と声が上がりました。分別した資源ごみがどのようにリサイクルされているかについてもお話ししていただき、自分たちの身近なものに変身していることにびっくりしました。
最後に戸塚資源選別センターで実際に分別している様子をオンラインライブで見せていただきました。さっきまで学習していた内容が、今実際に行われている様子を見ることができ、大興奮の1時間でした。