大和南高等学校 > 多羅樹 TOP > 2020年度『多羅樹』 > 【多羅樹】総合的な探究の時間への取り組み
更新日:2022年1月4日
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皆さんこんにちは、多羅樹委員のGです。今年からは例年多羅樹委員が発行していた『多羅樹』(校内冊子)が電子化され、公式ホームページで掲載される事になりました。それに伴い、大和南高等学校への進学を悩んでいる受験生の皆さんも「どんな学校なんだろう?」という悩みをこの多羅樹を読めばきっと不安も取り除けます。それぞれの多羅樹委員が紹介するものを決めて、文章を作成しております。私が担当する文章は「総合的な探究の時間」です。ぜひ読んでいただけたら幸いです。
総合的な探究の時間とは小学生、中学生の時間割にあった「総合」のようなものです。大和南高等学校ではどのような授業をして、小学生、中学生の総合の授業と何が違うのか詳しく説明致します。
私たちのクラスでは、総合的な探究の時間で、「働くとは何か」を考えました。たくさんの時間を使い、話し合いや分からないものを手分けして調べたりしました。
その中で、自分の将来に繋がる資料や今まで「知らなかった」「分からなかった」内容なども理解したりして、自分で調べる能力を高めていきました。
そして自分が調べてまとめた資料をグループディスカッションの中で意見を交換しました。その結果人前での発表を通してプレゼンテーションスキルが身につき、一つの課題の中で様々な学びが出来ました。
こうした普段の授業の学びで将来に繋がるような知識が得られます。
また難しい課題に対してグループディスカッションを用いてみんなで協力して様々な答えを出すという多様性も、重視した授業になっています。
そして何より、グループ活動の中でまだ話したことない人ともコミュニケーションを取ることができたくさんの友達を作ることができます。楽しく学べて、知識や能力アップが狙えます
総合的な探究の時間では進路のことについて今まで取り組んできました。自粛期間中の課題で「自分が将来興味のある仕事」について調べたりもしました。また、班でのグループワークなどもして意見の共有をして、理解を深めあいました。
2学期からはグループワークが多くなっていき、それと同時に発表が増えてきました。2学期の最後の方にはグループで模造紙などに仕事のことについて書き、発表するということもしました。そして2学期の終業式には人生ゲームで自分の将来のことについて考えました。今までの総合的な探究の時間で、進路は高校1年生のうちからしっかり考えておいた方がいいなと思いました。
2学年の「総合的な探究の時間」で取り組んだ事は2つあります。2学年の課題では職業に対しての追求や、自己の考えを示し、それぞれの意見の発表を行いました。
まず1つ目は「ポスター発表」です。一学期では自身で興味のある仕事や、将来目指している職業に関する課題を設定し、画用紙にまとめました。テーマに関する情報の収集や、その職業がどのような人に向いているのかを分析した上で、画用紙にまとめていき、班内発表を行いました。
2つ目は、「小論文」の作成および「紙芝居」での発表です。二学期では、一学期に探究した職業について、自分の意見を述べ、客観的な根拠を挙げるなど、自身の追求したいテーマを更に探究しました。そして、内容に合ったグラフや絵を描いた6枚以上の紙を用いた「紙芝居」という形で班内発表を行いました。
また、クラスではコロナ禍という事もあり「医療従事者」や、人材不足と問題視されている「保育士」など様々な職業について探究していました。
この探究活動では、課題を自らで調べ問題点について追及すること、課題を解決すること、またグループワークでの発表を経験することができました。これらは、今後の進路や学習に関する大切な学びになったのではないかと感じました。
2学期の総合的な探究の時間で、自分は大学と専門学校の違いについて調べました。調べる前はあまりよく分かっていなかったけれども、探究の時間を通して違いについて理解が深まりました。
大学と専門学校の違いですが、大学は芸術的論理的な学問を学ぶと共に、幅広い教養を身につけるための教育機関です。一方、専門学校はある特定の職業に必要とされる知識や技術を習得するための教育機関だそうです。大学は自由に授業科目を履修できますが、専門学校では履修登録をせず、あらかじめ用意されたカリキュラムを通してスキルを磨きます。
これらを知り、自分の進路活動が一歩前進したと思っています。