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更新日:2023年5月19日

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開校のあいさつ

校長式辞

 本校は、神奈川県の県立高校改革Ⅱ期実施計画により、瀬谷高校と瀬谷西高校が再編・統合され、ここに横浜瀬谷高校としてスタートいたしました。
 現在の3年生は、瀬谷高校48期生として入学し、横浜瀬谷高校の1期生であります。そして2年生は瀬谷高校の49期生として入学して、横浜瀬谷高校の2期生であります。そして明日3期生が入学し、三学年が揃うことになります。瀬谷高校と瀬谷西高校の両校あわせ100年近い歴史を歩んでまいりました。これまでの英知を結集し、その基盤の上に未来へ大きく羽ばたく学校となっていきたいと思っています。
 さて横浜瀬谷高校は、スクールミッションとして、大きく分けて二つの柱が県教育委員会より与えられています。
 一つは、地域の機関等と連携した体験的な学びを展開することにより、地域社会に積極的に貢献する態度を育むとともに、変化する社会に対応する幅広い知識と判断力を身に付け、自己の考えを適切に表現し、発信できるコミュニケーション能力を養うことができるよう協働的な学びの機会の充実を図ることです。このように「社会に開かれた教育課程」を体験的な学びとして経験することは、キャリア形成上大きな意義があります。
 そして二つ目は、自ら課題を見出し他者と協働して解決する力「探究する力」を育み、主体的に学ぶ意欲を高めることを目指した授業を実践することにより、これからの時代に求められる資質・能力を育成できるよう、地域資源の活用を含め、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた教育活動の充実に取り組むことです。VUCA(変動性、不確実性、複雑性、不透明性が高い状態)と呼ばれる「予測困難な未来社会」に皆さんは生きていくことになります。私たちは、日頃の授業をとおして、自ら課題を発見し、自ら解決できるよう、教科を超えて様々な課題を関連付けて考えることのできる思考力・判断力・表現力の育成に取り組み、各授業で学んだ知識を活用して、友人や地域の方々と協働して課題を解決する力いわゆる探究する力を伸ばしていきたいと考えています。そのようなオーセンティックな深い学びを実現して皆さんの進路実現を図っていきたいと考えています。
 横浜瀬谷高校は、瀬谷区に唯一の県立高校となりました。瀬谷区の方々の期待は大変大きく感じます。新しい校章はイニシャルの「Y」と「S」をモチーフとして、生徒の成長と飛躍の思いが込められています。横浜瀬谷高校の生徒一人ひとりが、それぞれの目標に羽ばたいていくところを表現しています。
 未来に向かい羽ばたいていく学校として新しく誕生した横浜瀬谷高校の開校をここに宣言いたします。 


生徒会長 あいさつ(開校式あいさつ)

 横浜瀬谷高校初代生徒会長としてご挨拶申し上げます。

 新学期が始まり、私はドキドキしています。4月は新生活がスタートする節目の月です。何かと新しくなる月ですが、我々が通う学舎も新しくなりました。瀬谷高校と瀬谷西高校が再編・統合され、横浜瀬谷高校に生まれ変わりました。今日は新校の記念すべき第一日目です。
 せっかくの機会なので皆さんに質問です・
 「横浜瀬谷高校とはどんな学校ですか」
 答えは・・・・・・まだないと思います。この問いの答えは、皆でつくっていきます。
 これから何十年も続くであろう、横浜瀬谷高校。その未来の行く末を決めるのは、他でもない。私たちです。私たちは無限の可能性を秘めているのです。

 皆さんはこの横浜瀬谷高校をどんな学校にしていきたいですか。
 きっと、数多くの想いがあることでしょう。実際に目安箱を通じて、私たちに伝えてくれた人も多くいます。私はその数多くの想いを無駄にしたくはありません。

 私はこの学校の、一生徒でありますが、生徒を代表する生徒会長でもあります。それも初代生徒会長です。「最初が肝心」という言葉があるように、今私たちが行動を起こすことは、大きな意義があります。ですが、それは皆さんがいるからこそ成立する意義です。
 先ほど、「横浜瀬谷高校はどんな学校か」と質問させていただきました。その答えは、これから「皆」でつくっていくと。そうです。皆で、です。
 私一人では限界があります。一人では意味がありません。皆でやれるから意味があるのです。これは瀬谷高校で培った私の教訓です。

 我々の想い(「経験」「成果」でもよい)とともに、瀬谷西高校の想いも受け取り、皆で横浜瀬谷高校をつくっていきましょう。共に、喜び怒り哀しみ楽しみ、切磋琢磨していきましょう。
 私は皆の想いを繋げる生徒会長になります。この学校が希望で溢れる場所になるよう努力します。

 これから新しい時代が始まります。一歩ずつ着実に、よき未来へ歩んでいきましょう。

 全校生徒の皆さん、教職員の皆さん。そして、横浜瀬谷高校。
 よろしくお願いいたします。