更新日:2024年9月25日
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9月20日(金曜日)に、先週の「文化祭の運営」という大役を成し遂げた文化祭スタッフにお話を聞きました。取材に来てくれたのは、文化祭スタッフの長(おさ)の3年2組の吉岡(よしおか)さんと副長(ふくおさ)の3年7組の蓬田(よもぎだ)さんです。
(よしおか)
私たち文化祭スタッフっていう有志団体ではあるんですけど、この学校は、文化祭実行委員と、文化祭クラス代表と、文化祭スタッフと、3つに大きく分かれて活動しているんですけど、文化祭スタッフが文化祭全体の企画からはじめて運営をして、各役職に指示を出して文化祭全体の企画をたてる。文化祭スタッフは5つの部門に分かれて仕事を行っています。
(よもぎだ)
補足は特にないです。完璧なんで。
(よしおか)
有志団体という4文字に興味があった。運営にも興味があった。横浜瀬谷高校の有志団体は文化祭スタッフしかない、かつ、中学校までとは違って企画とか運営に関わることができるということにすごく興味を持った。
説明会に行ったときに、当時の先輩たちがすごく仲良さそうにしていて、そういう環境で3年間過ごせるのは楽しいだろうなぁと思って決めました。
(よもぎだ)
高校に入る前は、文スタという存在を知らなかった。担任に相談したところ「文スタ」をお勧めされた。説明会で3年生の長の先輩に直々に話を聞かせてもらって、おもしろそうだなと思った。
(よしおか)
私たちは2人とも部活に入らずにスタッフやらせてもらっていたんですけど、部活と両立しているスタッフもいて、運動部も文化部も、いろいろな委員会をやりながらやっている人もたくさんいるから、それぞれの気持ちの入れようで、仕事量が変わってくる団体なので、部活やりながら来たいときに参加してっていう子もいるし、文化祭スタッフ一本でやって、そのほかの活動は自分の手が空いた時に、いろんなスタイルで関われるのが有志団体の魅力だと思っています。
(よもぎだ)
文化祭の虹は、基本的にはもう7月ですね。夏休みはいる前から準備。やっぱりその、一朝一夕でできるものではないので、やっぱり、何回も何回もして、流れを自分の中でつかんでいってほしいというのがこちら(幹部)のスタンスではあるので、やっぱり、夏休み中も含めてグループラインを駆使して、顧問の先生と調整して、先輩が後輩へ教えていく、虹の貼り方を伝える。本番までずっと練習でした。
(よしおか)
私たちの代は、去年から瀬谷虹祭に名前を変えさせてもらって、去年新しく生まれ変わった文化祭を引き継ぐことが大きかった。引き継ぐ中でも自分たちがやりたい、新しくこういう風なアクションを起こしたほうがいいんじゃないかという取り組みを、結構先生に無茶言ってやらせてもらっていて。
印象に残っているのは、クラスの出し物を何をやるか決める時期があるんですけど、1年1組は屋台をやりたい、1年2組は公演をやりたい(たとえ)、そういうのをアンケートを取って文化祭スタッフ内で選考をしていたが、文化祭の準備が早い時期から始まることを全校に知ってほしく、全校を巻き込むことを考えて、出展部門の抽選会をやろうと幹部(全部で7人)の話し合いで決めた。実際にみんながいる前でくじ引きで決めた。新しくそういう取り組みをさせてもらったのが今年1年でした。
(よしおか)
大変だったことは、例年よりもスタッフの人数が多くて、43人いて。幹部も「そんなにいたの!?」と言っちゃうほど多く、来てる人はたくさん来てるけど、でも、なんでかわからないけど来てない人は来てない。有志団体は委員会と違って、年を越えても続けていくことができる。部活とかと違って強制力があるものじゃないけど、委員会だと1年ごとに変わるし、枠(委員は各クラス2人など)が決まっているからなれない、やりたくないのにやらなきゃいけないってことがなくて。それと違って有志団体はやりたい!という気持ちを上の代からそのまま引き継いでやって一緒に頑張っていく。はずなのに、(家庭の事情や塾などの活動によって、夏休みの)参加率があまりよくなくて、虹を貼る練習もなかなかうまくいかなかったりとか。4、5人いるだけだと張れるものじゃなくて・・・練習せっかく来たけど、作ることができないということもあった。(幹部になってみて)初めて知った予想外なことでした。
(よもぎだ)
吉岡さんみたいに矢面に立つような役職じゃなく、副長は決まった仕事があるわけでもなく、その分自分から仕事を探してという動きが一番重要になってくる、なのでやっぱり、自分で探す、自分で動くのを意識するのは大変だったけど、でも、だんだん楽しくなってきて、慣れてきたりもして、やっぱり自分の所属する部門の仕事が忙しいときは全力で助けに行くみたいなことを、仕事がない分、仕事があるって聞いたらすぐに行く!そういう積極性を大事にした。
こちら側から強く言えないけど、やってほしいなという漠然とした欲を向こう(相手)に要求していたので、やっぱ、どこまで言っていいのか、こちらとしてすごく考えていた。
だからやっぱり、そこはお願いします。としか言えないんだけど、やっぱりみんなで張る虹のほうが見ていて楽しい、達成感というか。1年2年で感じていたことを文スタやってみようかなと思う原動力になると信じている。だからお願いしますを言いたい。
すごくいい先輩、いい後輩、同級生、先生方が後押ししてくれて、すごい助けになってくださる方が多かったので、そこが自分は文スタに入って良かったところです。
(よもぎだ)後輩にこれをやってくれ、頼む!ってものはなくて、その、後輩が(文化祭を)作り上げていくものだと思っているので、そこには口出しできる身分でもなくて、後輩たちが創り上げたものを、信じたいなと僕は思っている。
ただ思いは1つだけあって、「文スタとして、文化祭を楽しんでほしいな」と僕は思っていて、クラスでの文化祭もあるんだけれど、クラスでの文化祭+文スタとしての文化祭の良さをみんなに思ってほしくて、文化祭を楽しむうえで、自分のクラスはこんなことをした、こんな努力をした、俺は文スタでもこんな努力をした。良かったなぁって。それを嚙み締めながら文化祭を送ってほしいなと思っていて、そこを後輩たちにもお願いしたいです。
(よしおか)「虹」は無くさないで頑張って続けていってほしいなと思いました。1年生2年生の時はなんかただ言われて、いろいろ教えてもらって、こう、やっぱり、ただ「すずらんテープ」を巻くだけかもしれないけれど、人によってうまい下手があって、とか。勉強とおなじで毎回つまづいちゃう作業があったりとか。いろいろ大変なこともあるし、日程調整が大変だったり、練習ができない、夏に毎日悩んで、みたいな。難しいところもあるけれど、やっぱり、ずーっと続いているもので、文化祭スタッフがずーっと代々、かわっちゃってる代も、いない(感染症の影響で)代もいるけどやっぱ続いているものだから、伝統?って言い方をしたら重たくなっちゃうけど、これは無くさずに次の代も続けていってほしいなと思っています。
文化祭スタッフの幹部のお二人に、熱い話を聞かせてもらいました。
有志団体「文化祭スタッフ」の活動は、これからもまだまだ続きます。
取材に協力いただいてありがとうございました。
9月24日(火曜日)の昼休みと放課後に、文化祭スタッフが集まって反省会を行いました。
文化祭スタッフで反省点を黒板に箇条書きに書いた後、幹部が司会となって反省点を全体共有しました。
各部門の代表スタッフが、箇条書きの内容を踏まえながら反省と次年度に向けた確認をしました。
反省会を含め、生徒が主体となって活動する様子が見れて、温かい気持ちになりました。
今年度の幹部をはじめとする文化祭スタッフの皆さん、活動おつかれさまでした。
<文化祭スタッフの集合写真>
<文化祭スタッフ幹部の集合写真>