更新日:2021年11月11日
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キャリアという言葉を知っていますか?キャリアとは、「将来、社会に出た時の仕事を中心とした自分の生き方」のことです。座間高校では、将来の夢の実現に向けて、一人ひとりのキャリアデザインを支援する「キャリアデザインプログラム」を3年間計画的に実践しています。
毎日の学習や部活動で忙しい座間高ライフですが、将来への道筋が絞られるのも高校時代です。高校までは、同じレールを走ってきた皆さんですが、卒業後は、文系から理系まで多くのレールが用意されています。どのレールを選ぶのか、それを決めるのは、あなた自身です。
高校入学直後から、3年間の「キャリアデザインプログラム」がスタートします。じっくり進路を考えながら、将来の目標を固めていきます。夢の実現に向けて、学年ごとにステップアップしながら、自らのキャリアをデザインしていきましょう。
座間高校に入学すると、新入生宿泊オリエンテーションから始まり、3年最後の特別編成授業まで、上のような流れで、キャリアデザインがすすめられていきます。また、資料に基づく定期的な面談で進路を確認したり、各種診断やテストで適性や学力を把握することができます。
キャリアデザインプログラムでは、「総合的な学習の時間」を生かしてさまざまな取り組みが行われます。各学年の前半は、各種ガイダンスなども参考に、自分を知り、将来の目標を探り、学問分野を研究し、目標校を絞り込むステップを歩みます。
後半では、 1年生では、将来の進路に関わることなどからテーマを設定し、個人で課題探究を行い、プレゼンテーションをします。2年生では、学問分野別にデータベースを作成し、志望校を絞り込みます。3年生では、希望進路別のグループ単位で、課題学習を行っています。
【新入生オリエンテーション】
例年は宿泊オリエンテーションとして実施していますが、今年度は、コロナ禍のため学校にて新入生オリエンテーションを実施しました。
高校生活における生活習慣や学習方法など、3年間をより充実したものにするため、各担当の先生が丁寧に説明を行いました。生徒の皆さんは各オリエンテーションや講座を熱心に聴いており、また細かくメモを取っていました。このスタートダッシュを、今後の生活につなげていく予定です。
【1年個別課題探究発表会】
3月23日(火)に例年は視聴覚室ですが、今年度は、コロナ禍のため密を避けるため体育館にて、1年個別課題探究発表会を行いました。
自分の興味関心のあるテーマについて、総合的な探究の時間の中で、図書室やインターネットなどで調べ学習を行い、各クラス2つに分かれて発表を終えた後、優秀者が1年生全生徒の前で発表しました。
みんな熱心に発表に耳を傾けていました。この経験を2年生のSDGsをテーマとしたグループで協働して行う探究活動、学問分野別進路研究につなげていく予定です。
一人ひとりのキャリアデザインをサポートするために、座間高校ではさまざまな具体的取り組みをしています。いろいろな刺激を受け、多くの情報を手に入れて、将来に向けての具体的な進路目標の絞り込みを進めていきましょう。
学年ごとに「キャリアデザインハンドブック」を作成しています。
○1学年版は、自分を知り学問と仕事を探る。
○2学年版は、学問分野を選び受験科目を把握する。
○3学年版は、自己実現に向けて合格できる学習法を身につける。
ことがメインです。
各学年版には、その学年ですべきこと、大学入試制度の説明や進路状況、先輩方の合格体験記などが盛り込まれ、キャリアデザインに役立つ内容になっています。
また、各学年で「キャリア通信 羅針盤」を定期的に発行、キャリアデザインで、今、何をすべきかを投げかけ、進路に関するホットな情報をお届けしています。
見本は以下の「羅針盤」アイコンをクリック↓(pdfファイルです)
キャリアデザインに関する具体的な情報を把握し、幅広い考え方が身につくように、キャリアデザインをサポートするさまざまなイベントが用意されています。
○1年生では、キャリアガイダンス、将来探究ガイダンス。
○2年生では、分野選択ガイダンス、入試ガイダンス。
○3年生では、入試方法別ガイダンス、進路決定ガイダンス。
などが組まれています。
また、1・2年生対象に、学問分野別に大学の先生をお招きして「大学模擬授業」が行われます。これらを通じて、学問的な刺激や情報を得て、将来学びたい学問分野の決定や志望校の絞り込みが進められます。
「進学フェスタ」では、パシフィコ横浜で開かれる進学イベントに1年生全員が参加、一人ひとりがアクティヴに行動して、将来に向けての情報収集を行います。
【進学フェスタ】
2018年7月17日(火)に、1年生は、パシフィコ横浜で開催された進学フェスタに参加しました。当日は早めの昼食を済ませた後、バス7台で横浜の会場に向かい、午後から各個人の興味・関心に基づいて会場を回りました。会場には、大学・短大、専門学校、企業のブース、社会人アドバイザーコーナーなどがあり、大学進学、大学卒業後の職業など、アドバイスを受けられるしくみとなっていました。座間高生は、積極的に各コーナーを巡り、個々の夢の実現に向けて何をなすべきか、具体的な情報を得ることができました。高校卒業後の進路をより具体的に考えることができた1日となりました。
さあ、会場へ | 立教大学に入るには | 横浜国立大学に入るには |
東京理科大学に入るには | 理学療法士になるには | 建築士になるには |
【1年生将来探究ガイダンス】
1年生の春には、将来探究ガイダンスが開かれます。将来、社会に出てどのような活動をしたいのかを考えながらキャリアデザインを進めようというガイダンスです。座間高生は、ほとんどが大学に進学しますが、ここでは、将来の夢を描きその実現に向けてどのような努力をすれば良いのかを考えます。 2016年度は、講師の榎内美穂氏に、4月に実施した職業・学問適性診断の分析結果をもとに,将来をどのように探究していくかについて講演していただきました。入学後間もない1年生ですが、高校時代に何をすべきかを認識することができたと思います。
2年生の春には、分野選択ガイダンスが開かれます。1年生の後期で、個別課題探究に取り組みましたが、さらにそのテーマを深めて、大学での学問分野を絞り込み、志望校の選択につなげようというガイダンスです。2019年度は、ベネッセの本澤諒氏に、学問分野や大学の選び方,これからの勉強方法について講演していただきました。 部活動でも学校の中心的存在になりつつある2年生ですが、将来に向けて高校時代の「今」努力する意味が理解できたと思います。
【3年生入試方法別ガイダンス】
3年生の春には、校内でのキャリアガイダンスに続いて、「国公立大学」・「私立大学理系」・「私立大学文系」の3グループに分かれて、入試方法別のガイダンスがもたれます。予備校等から受験の達人をお招きし、最新入試動向や受験勉強の方法など適切なアドバイスを受け、モティべーションを高めます。 2021年度は、4月27日にベネッセ・駿台・城南から講師をお招きし、それぞれの受験への心構えを熱く語っていただきました。生徒も受験にむけて熱心に耳を傾けていました。
国公立大学 |
私立大学理系 |
私立大学文系 |
【保護者対象進路講演会】
春には、3年生を中心とした保護者を対象に、進路講演会が開かれます。キャリアガイダンスグループの担当による進路実績等の説明、外部の講師による大学受験の最新動向や受験生の保護者として心得などを含めた進路講演が行われます。 2018年度は、5月24日に駿台の荒木隆行氏にお話しいただきました。約220名の保護者が集まり、最新の受験動向等についての説明があり、たいへん盛況でした。
各大学からそれぞれの専門分野でご活躍の先生をお招きして、1・2年生を対象に「大学模擬授業」を実施しています。この講座は、座間高校から各大学に特別講義をお願いして実現しています。高校の授業とはレベルの違うアカデミックな内容に触れること、学問への関心と大学進学への思いをより強くすることを目的としています。
2021年度大学模擬授業の様子はコチラ(PDF:922KB)
創造性の心理学 | 2016年刑事司法改革と日本版司法取引の課題 | こどもの育ち、ことばの育ち |
宇宙工学入門 (ファーストガンダムと宇宙兄弟をトピックとして) |
液晶の科学 ~液晶とはディスプレイのこと?~ |
わたしたちの身の回りの微生物たち |
3月18日(月)に、国立大学や私立難関大学に合格した、今年の卒業生を招いて、卒業生進路講話が行われました。 高校時代には、それぞれの部活動で活躍しながら、きちんと毎日の学習に取り組み、特に部活動引退後には、集中して受験勉強に取り組んだ体験を熱く語っていただきました。身近な先輩たちの話に、在校生も熱心に耳を傾けていました。自分の夢の実現に向けて、「先輩に続け!」とエネルギーをもらった時間でした。
一人ひとりのキャリアデザインをサポートするために、
などを導入しています。
客観的なデータを振り返りながら、自己の適正や問題点を把握し、課題の改善に役立てることができます。また、教員側も生徒一人ひとりの適正や課題を把握し、面談や進路指導に活用するとともに授業改善の資料としています。