学校行事 > British Hills (英語合宿)
更新日:2022年6月21日
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(1)目的:英語のコミュニケーション能力を育成するとともにイギリスの文化や歴史を体感する。
(2)日程:2021年12月29日(水)~12月31日(金)
(3)場所:British Hills 〒962-0622 福島県岩瀬郡天栄村大字田良尾字芝草1-8
(4)内容:生徒がBritish Hillsで過ごした3日間の活動は主に次の3つです。
① 英語学習
レッスン名 | 内容 |
Survival English |
British Hillsでの滞在中に役立つフレーズや単語を学んだ。 |
All About Me |
英語を話す自信をつけるために、他の参加者との関係を深めるために簡単な英語を使って自己紹介を行った。 |
Performing Arts | ジェスチャーなど言語以外の方法に焦点をあてて自然なコミュニケーション力を身につけた。 |
[滞在のスタート:英語でチェックイン]
②異文化理解
Cooking | 講師の英語での説明を受けながら、伝統的なお菓子であるスコーンを作った。 |
The SDGs and Me | 異なる文化背景を理解し、SDGsについての基礎を学び、17の目標と学校生活を関連させ自分たちのできる取り組みについて考え、プレゼンを行った。 |
[スコーンの作り方を学ぶ]
③授業外での学び
食事場所は、映画『ハリー・ポッター』のホグワーツのようなダイニングホール。コロナ禍でビュッフェはお預けでしたが、おかわりをするにも英語が必要なので食事中でさえも初日は緊張感が漂っていました。
日中は施設内を見学したり、雪で遊んだり、お土産を購入したり、スタッフに英語で話しかけたり、それぞれの課題に取り組むなどしていました。夜はイギリスのパブを忠実に再現した「フォルスタッフパブ」で過ごしました。パブでは仕事終わりの外国人スタッフと話をすることができました。また、学んできた英語を使いバタービール(ノンアルコールで子供でも飲める甘い炭酸飲料)を注文したり、ダーツや海外のボードゲームを楽しんだりして、大人の気分も味わうこともできました。
[雪だるま作ろう~♪]
(5)生徒の声
アンケートの質問事項「来年度も研修があれば、また参加したいと思いますか?」に対して、全員が「また参加したい。」と回答しました。これらの結果から、生徒は充実した3日間の研修生活を送ることができたことが分かります。
研修の後に実施したアンケートの中から、学んだことや得られたことに関する結果を一部抜粋します。
<レッスンに関するコメント>
・消極的だと自分が言いたいことは伝わらないから、積極的に自分が言いたいことをはっきりと伝えて、間違えたとしても、チャレンジすることが一番大切だと思った。
・英語と触れあえて貴重な体験ができた。
・どのように言えば伝わるのかどのように話したら伝わるのかを考えて生活するのがとても楽しかった。
・英語が苦手で嫌いだったけどもっと英語を勉強して話せるようになりたいと思った。
・英語に対しての警戒心が少しなくなった。
・この三日間で聞き取りが前より理解できるようになりました。
(6)成果
外国人スタッフと対峙したとき、ほとんどの生徒が、口から英語が出てこない、自分の英語が通じないことを体感し、悔しい思いをしたことでしょう。しかし、このBritish Hillsでの経験は「挫折」ではなく、「幕開け」であると考えいます。参加した生徒のほとんどが「このままじゃいけない」「もっと英語を勉強しなくてはいけない」という気持ちにさせられました。実際、自分が伝えられなかった表現を授業後に聞きにいく生徒も多くいました。9名の生徒達は英語を使わざるを得ない環境に自ら飛び込み、3日間英語に囲まれた生活を送りました。この合宿に参加したことが何よりの成果であると思っています。この合宿を終えて、今後の英語学習のモチベーションが少しでも高まれば幸いです。
[引率教員より]
この研修合宿には様々な生徒が参加していて、それぞれの良さを生かし、英語はまだつたないけれど、ボディーランゲージや表情も使って考えを伝えたり、レッスンの中で勇気を出して多くの仲間に英語で話しかけたりと新しいことにチャレンジをしながら学びを深めていました。
英語でコミュニケーションを取る際に一番大切なことは「完璧な」英語を話すことではないということを彼らが学んだことが成長につながったように感じます。高校生の間にBritish Hillsのような異なる言語や文化に触れることができる環境で過ごした経験はたった3日ではあったけれども大きな財産となると思います。これから9名の生徒が、また次回参加する生徒がどのように成長していくのかとても楽しみです。