更新日:2023年11月20日
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ビジネス経済分野の学習において金融に関する内容を取り扱っている厚木商業高等学校では、令和5年度より、地域の金融教育力を高めるために、新たに「金融教育に関するプロジェクト」を立ち上げました。
1目的
地域の金融教育力を高めるために、商業の専門学科設置校である本校生徒が地域の小学校児童、中学校生徒や大学教授、証券会社社員、地域住民とフィールドを共にし、教科学習活動を通じて交流する。
小学校「家庭科」学習指導要領に金融教育が必修化され、生涯を見通した生活における経済の管理や計画について学ぶ機会がある。また、中学校では「家庭科」学習指導要領に金融教育が必修化され、「公民」では引き続き、株式会社、金融商品、企業の企画などの多くの題材について中学生が学んでいるが、金融教育についての場面は限定的であり、高校でも今後の社会の変化を踏まえた金融教育の場面が十分とはいえないことから、高校生自身が主体的に金融活動に取り組むために、1.自ら学んだ内容を踏まえた講師役としての活動、2.大学や企業の関係者を講師として学ぶ活動、以上の2つの活動により、金融について知識や技術を深めていくことを目的として金融教育に取り組むこととする。
2内容(予定)
対象 |
近接する厚木市立荻野中学校3年生 |
内容 |
中学校3年生に対する金融教室。公民の金融教育の単元において、本校生徒が講師役となり、身近な商品に紐づく企業情報などをきっかけに、株式、金利、財産形成について学ぶ。 |
教材 |
本校生徒作成によるパワーポイントスライド、オリジナルデジタル教材等 |
日時 |
令和5年12月12日(火曜日)13日(水曜日) 授業50分1コマ×(5クラス) |
対象 |
近接する厚木市立緑ケ丘小学校5年生 |
内容 |
小学校5年生に対する金融教室。家庭科の金融教育の単元において、本校生徒が講師役となり、事前のアンケートをもとに、株式、金利、財産形成についてゲーム形式、グループワーク形式で学ぶ。 |
教材 |
本校生徒作成によるパワーポイントスライド、オリジナルデジタル教材等 |
日時 |
令和6年1月 授業45分1コマ×クラス数(3クラス) |
3教材等の取組
中学生向け金融教室の準備(一部抜粋)↓↓↓
4湘北短期大学との連携事業
対象 |
本校在学1、2年生。 |
内容 |
湘北短期大学教授による高校生に対する授業・講義。平塚信用金庫、JA等の地元金融機関が授業サポートを行うことも視野に入れている 内容としては、短期大学卒業後地元金融機関に就職する学生を想定したもの。1.前期「FP基礎」 2.後期「ビジネスマナー」 大手金融機関が窓口業務から撤退する中、地元金融機関に対する地域住民の相談件数が増加傾向にあり、その窓口で相談が想定される税金、年金等の知識を深められる内容とする。 |
教材 |
オリジナル教材等 |
日時 場所 |
前期:全15回の予定 後期:引き続き実施予定 高校または湘北短期大学 |
5その他
実施に向けては、小学校及び中学校の教職員と本校生徒が打ち合わせをしながら進めています。
教材作成等については、デュアルシステムによる大手証券会社のアドバイス等を踏まえた学習活動を踏まえたうえで進めています。
・神奈川県教育委員会が推奨するシチズンシップ教育での継続的な金融リテラシー教育の取組に関連付けることを視野に入れた取組として計画しています。
再編統合後の教科横断的な取組を視野に入れて計画しています。
7月にメタバース空間での金融教室を実施しました。その様子はメタバースプロジェクトに掲載します。