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更新日:2023年4月24日

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校長挨拶

 

 厚高生よ、相州健児たれ

 

 厚木高等学校の歴史は、明治35年(1902年)神奈川県に第三中学校が開校したことに遡ります。その際、第三中学に因んで作成された三剣の校章は、厚木高等学校となった現在にも引き継がれています。当時の、智仁勇の三徳の教えは現在も変わることなく、人としてあるべき姿の象徴として、現在のかながわ教育ビジョンに示された自己肯定感の礎となるたくましく生きる力につながっています。

  その後大正2年(1913年)に県立厚木中学校と改称され、昭和23年(1948年)県立厚木高等学校として新たなスタートを切り、現在に至っています。質実剛健の校風のもと豊かな人間性と公正な判断力を有する自主的で責任感の強い、また、人と積極的にかかわることのできる逞しい人材の育成を目指して教育活動の充実に努めています。

 現代では高校生に求められる学力も変わり、これまで以上に自らの言葉で自らの考えを伝えること、更に幅広く深い知識とそれらを活用して様々なことを判断し、表現する力が求められています。二期目となるスーパーサイエンスハイスクールの指定では、これまで培ってきた探究活動を継続し、理数教育、科学技術教育の推進及び英語によるコミュニケーション能力の育成とともに、卓越した科学技術人材の育成に取り組んでいます。また、平成30年より神奈川県の学力向上進学重点校にも指定され、生徒がより高い目標を定め、希望する進路を実現すべく支援しています。

 皆さんが生きていくこれからの時代は、変化することだけが分かっていて、どのように変化するかは誰にも分からない時代です。そうした見通しが立たない未来を率いるリーダーには、思考力、判断力、表現力の向上を図り、主体的、対話的でより深い学びがますます必要となります。厚木高校は、より良い授業の実践と、学校生活のすべてを通して、そうした力を育みます。その中で育ち、やがては世界を開くリーダーたる皆さんの姿こそ、校歌に歌われる「相州健児」です。期待を持って本校に入学した生徒の皆さんが巣立っていくとき、期待以上にすばらしい高校生活だったと振り返ってもらえるような学校を目指し、職員全体で取り組んでまいります。

 

令和5年4月 厚木高校 第32代校長 大沢 利郎