更新日:2024年4月12日

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校長挨拶

神奈川県立えびな支援学校 開校して9年目を迎えます。

校長 林 麻佐美(はやし まさみ)

林麻佐美校長写真

神奈川県立えびな支援学校は、神奈川県のほぼ中央に位置する海老名市内にあり、隣接する神奈川県立中央農業高等学校の果樹園・樹木園の跡地を活用して建設されました。

平成27年11月に条例設置され、平成28年4月に肢体不自由教育部門(A部門)と知的障害教育部門(B部門)の2つの教育部門、そして、それぞれの部門に小学部、中学部、高等部の3つの学部を設置した特別支援学校としてスタートしました。

県立特別支援学校29校のうち、28番目に開校した本校は、9年目を迎えます。校舎は、まだ新しく、やわらかな日差しが差し込む広々とした校内に、児童・生徒の明るい声が響く穏やかな環境の中、令和6年度は、72名の新入生を迎え、239名が学んでいます。

本校のコンセプトは、「いのちを守り、育み、広げ、未来へつなぐ」です。この思いは、校章のデザインとなっている四つ葉のクローバーに込められています。これら、4つの側面からさまざまな教育活動を展開し、「地域で豊かに暮らし、働く」という将来像を見据えながら、共生社会の実現に向けて、安心と信頼に根ざした学校づくりに取り組んでいます。

グランドデザインの真ん中には「いのち」=「子ども」が据えられています。教職員は、すべての子どもたち一人ひとりの教育的ニーズに適切に対応していくことを学校教育の根幹に据える「神奈川の支援教育」の理念のもと、

「すべての一人ひとりを尊重する」「すべての一人ひとりに質の高い教育を届ける」

このことを基本として、目の前の子どもたちからも日々学びながら、実践を積み重ねていきます。

子どもたちは、「若苗のはえるえびなの空 新田にわたるえびなの風」(校歌「若苗はえる」より)を感じ、この地域の中でも育っています。地域に出て、さまざまな人と関わり、地域で学び、考え、生きる力を育む、その過程が共生社会の実現につながっていくのだと考えます。本校の取組についても発信しながら、地域の一員としての役割を積極的に果たしていきたいと考えます。

保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様としっかり連携しながら、日々、教育活動の充実に取り組んでまいります。ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

令和6年4月