更新日:2023年12月8日
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〇白杖のルール
白杖を持つことには、ルール(法律)が決められています。
道路交通法第14条第1項には、「目が見えない者(目が見えない者に準ずる者を含む。以下同じ。)は、道路を通行するときは、政令で定めるつえを携え、又は政令で定める盲導犬を連れていなければならない。」と定められています。
車両の運転手は、障害を持つ人に対して安全に配慮する義務を持っています。そのため、視覚障害児・者はその対象であると運転手にわかってもらえるように、白杖の携行を義務付けています。白杖の色にも決まりがあり、白と黄色の2色となっています。
〇白杖の機能
白杖には、3つの機能があります。
・センサー
白杖で触った感覚(触覚)を通じて路面などの情報を集める機能
・バンパー
路面上にある障害物を発見する機能
・シンボル
自分に見えづらさがあるということを周りの人に伝える機能
〇白杖の構造
白杖の作りは大きく3つになります。
・グリップ
歩行時に握る部分。ゴルフのパターグリップを流用したのが始まりだと言われています。
・シャフト
白杖の本体の部分。反射テープが巻かれていることが多く、夜の歩行でも周りに気づいてもらいやすくなります。
・石突き(チップ)
路面に接する部分。石突きは主に4種類あります。1.ノーマルチップ、2.ティアドロップ、2.ローラーチップ、4.パームチップです。
〇白杖のイラスト(左から、石突き、シャフト、グリップ)
〇石突きの写真(1から順にスタンダード、ティアドロップ、ローラーチップ、パームチップ)